共通テスト「情報」対策はいつから何をすべきか|イエナアカデミー

共通テスト「情報I」は2025年(令和7年度)に新設されたばかりの科目です。過去問の蓄積が少なく、学校でも英語・数学ほど対策の時間が取れないため、多くの受験生が「いつから、何をやればいいのか」で手が止まっています。この記事では、情報Iの出題範囲を整理したうえで、対策開始の目安と分野別のやるべきことを具体的に示します。プログラミングの演習不足という独学の弱点にも触れ、効率よく得点するための道筋を解説します。

共通テスト全体の対策の進め方は「共通テスト対策 総合ガイド」に、試験制度・日程・配点の基本は「大学入学共通テスト 情報まとめ」にまとめています。あわせてご覧ください。


目次

共通テスト「情報I」とは?まず出題範囲を押さえる

情報Iは100点満点・試験時間60分で実施される科目です(配点や試験時間は年度により変更の可能性があるため、必ず募集要項で確認してください)。高校の必履修科目「情報I」の内容がそのまま出題範囲となり、大きく次の4分野で構成されています。

出題分野主な内容対策のタイプ
情報社会の問題解決情報モラル、著作権・個人情報、問題解決の手順知識・理解の暗記
コミュニケーションと情報デザイン情報デザイン、メディアの特性、デジタル表現用語理解+読解
コンピュータとプログラミングアルゴリズム、擬似言語によるプログラミング、変数・配列演習・思考力
情報通信ネットワークとデータの活用ネットワークの仕組み、データベース、データの分析用語+数学的処理

ポイントは、単なる暗記科目ではないことです。前半2分野は用語や仕組みの理解が中心ですが、後半の「プログラミング」と「データの活用」は、その場で考えて処理する力(プログラミング的思考・データ分析)が問われます。ここが得点差の生まれやすい山場です。


共通テストで「情報I」は必須なのか

もっとも多い疑問が「情報Iは必須ですか?」というものです。結論は志望校のタイプによって分かれます。

  • 国公立大学を志望する場合:多くの大学が情報Iを含む形で受験を課します。国立大学は原則として情報Iを課す方針を示しており、共通テストで避けて通ることは難しいと考えておくべきです。ただし大学・学部によって配点や扱いに差があり、配点を圧縮したり合否判定での比重を下げたりする経過措置を設けるケースもあります。
  • 私立大学を志望する場合:情報Iを利用するかどうかは大学ごとに異なります。共通テスト利用方式で情報Iを課す大学が増えている一方、不要な大学も多くあります。

いずれの場合も、最終的な必要性・配点は各大学の最新の募集要項で必ず確認してください。「国公立志望なら必須になる可能性が高い」という前提で、早めに準備を始めるのが安全です。


「情報」対策はいつから始めるべきか

情報Iは1科目あたりの配点が大きくないため、どうしても後回しにされがちです。しかし満点が100点ある以上、合否を左右する科目であり、直前に詰め込むだけでは伸びにくい思考系分野を含みます。学年別の目安は次のとおりです。

  • 高校1〜2年:学校の「情報I」の授業を疎かにしないことが最大の対策です。用語や仕組みは授業でひととおり学ぶため、そこで基礎を固めておくと後が楽になります。
  • 高校3年の春〜夏:主要教科の対策と並行して、知識分野(情報社会・情報デザイン・ネットワーク)の総復習を始めます。用語の暗記は早い段階で片づけると、直前期をプログラミングと過去問演習に集中できます。
  • 高校3年の秋〜直前期過去問・試作問題での実戦演習に移行します。特にプログラミングとデータ活用は、時間を計って解く練習を繰り返すことで得点が安定します。

理想は「高3の夏までに知識分野を固め、秋以降を演習に充てる」流れです。少なくとも共通テスト本番の3〜4か月前には情報Iの対策枠を確保しておきたいところです。


何をすべきか — 分野別の対策法

知識分野(情報社会・情報デザイン・ネットワーク)

情報モラル、著作権、メディアの特性、ネットワークの仕組みなどは、教科書レベルの用語を正確に押さえることが得点の土台になります。「なんとなく分かる」を「説明できる」に変えるのが目標です。用語集や一問一答で反復し、模試で出題形式に慣れておきましょう。

データの活用

度数分布・箱ひげ図・相関など、数学I「データの分析」と重なる内容が出ます。数学の知識を情報の文脈で使い直すイメージで、表やグラフを読み取り、数値を処理する練習が有効です。

プログラミング(最大の山場)

共通テストのプログラミングは、Pythonなど特定の実在言語ではなく、共通テスト独自の擬似言語(共通テスト用プログラム表記)で出題されます。変数・配列・条件分岐・繰り返しといったアルゴリズムの基本を、擬似言語の書式に沿って読み解く力が必要です。

ここは知識の暗記だけでは太刀打ちできません。実際に手を動かしてコードの流れを追う演習量が得点に直結します。2025年度以降の本試験問題や、大学入試センターが公開している試作問題を使い、繰り返しトレースする練習を重ねましょう。

情報Iは2025年度から出題されているため、演習に使える本試験の過去問はまだ限られています。利用できる年度の問題は貴重です。過去問は「共通テスト過去問一覧」から確認できます。


独学の落とし穴と、専門指導の価値

情報Iを独学で進めるとき、多くの受験生がつまずくのがプログラミング分野です。理由は明確で、擬似言語のコードを読み解く「プログラミング的思考」は、参考書を読むだけでは身につきにくく、演習量とつまずいた箇所の即時フィードバックが不可欠だからです。過去問が少ない新設科目であることも、独学の難しさに拍車をかけています。

  • コードのどこで処理が間違うのかを自力で特定しづらい
  • アルゴリズムの考え方を体系的に学ぶ機会が学校だけでは不足しがち
  • 知識分野は独学しやすい一方、思考系分野に演習時間を割けていない

こうした弱点は、アルゴリズムやプログラミング的思考を専門に扱える指導で大きく埋められます。イエナアカデミーは、日本情報オリンピック(JOI)に挑戦する生徒を対象とした「情報オリンピッククラス」を開講しており、アルゴリズムやプログラミングを指導してきた実績があります。共通テストの情報I対策においても、独学では手薄になりがちなプログラミング演習を、つまずきを解消しながら進められる点が強みです。


よくある質問(FAQ)

Q. 共通テストで情報Iは必須ですか?

A. 国公立大学を志望する場合は、多くの大学が情報Iを課すため、実質的に必須と考えておくべきです。ただし配点や扱いは大学・学部で異なり、私立では利用しない大学もあります。最新の募集要項で必ず確認してください。

Q. 情報の対策はいつから始めればいいですか?

A. 高1〜2は学校の授業で基礎を固め、高3の夏までに知識分野を復習、秋以降に過去問・試作問題で演習、という流れが理想です。遅くとも本番の3〜4か月前には対策枠を確保しましょう。

Q. 情報Iのプログラミングはどの言語が出ますか?

A. Pythonなどの実在の言語ではなく、共通テスト独自の擬似言語(共通テスト用プログラム表記)で出題されます。特定言語の暗記より、アルゴリズムの基本と擬似言語の読み解きに慣れることが重要です。

Q. 情報Iは何割を目標にすればいいですか?

A. 志望校のボーダーによりますが、100点満点の科目として他教科と同様に得点源にしたいところです。知識分野を確実に取り、プログラミングで崩れないことが安定得点の鍵になります。

Q. 情報Iは難しいですか?

A. 知識分野は対策すれば得点しやすい一方、プログラミングやデータ活用は演習不足だと点が伸びにくい分野です。新設科目で過去問が少ないぶん、早めの演習開始が差になります。


情報科目の対策は、指導実績のあるイエナアカデミーへ

情報Iは、知識分野を独学で固めつつ、プログラミングやデータ活用といった思考系分野をどれだけ演習できるかで得点が決まります。過去問が少ない新設科目だからこそ、演習の質と、つまずきを即座に解消できる環境が合否を分けます。

イエナアカデミーは、情報オリンピック(JOI)対策を通じてアルゴリズム・プログラミングを指導してきた実績をもとに、共通テスト情報I対策までサポートします。「独学ではプログラミングが不安」「情報にどこまで時間をかけるべきか分からない」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

▶ 情報科目の指導・情報オリンピッククラスについてのお問い合わせはこちら


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