肘井学『読解のための英文法』の使い方・レベル・偏差値目安を徹底解説。ゼロから英文法との違い、必修編と難関大編の分岐、何周・何ヶ月で終わるか、次にやるべき参考書まで網羅。読解で崩れる単元の独自解説つき。
✅ この記事の結論(先に要点)
- 肘井学『読解のための英文法』は「文法の知識を“英文を読む力”につなげる」講義系。偏差値の目安は必修編でおおむね50〜60、難関大編で60前後〜。
- まったくのゼロなら先に『ゼロから英文法が面白いほどわかる本』、文法用語がわかるなら『読解のための英文法』へ、が基本の分岐。
- 使い方の肝は 「講義を読む → 例文を音読 → 該当構文を英文の中で見抜けるか確認」。ただ読むだけでは読解に効きません。
- 関係詞・分詞構文・不定詞構文など“読解で崩れる単元”は、肘井の解説に超速式の体系解説を重ねると一気に安定します。
大学受験の英文法参考書の中でも、「文法は一応やった。でも長文になると読めない」という受験生に刺さるのが、肘井学先生の『読解のための英文法』シリーズです。ネクステやポラリスのような「問題を解く」タイプではなく、文法の知識を“英文を読むための道具”に変換する講義系という点が最大の特徴です。
この記事では、肘井シリーズのレベル・偏差値目安、混同されやすい『ゼロから英文法』との違い、必修編と難関大編の分岐、失敗しない使い方(周回法・期間)、そして次にやるべき参考書までを、この1本で完結するように整理しました。
① 肘井学『読解のための英文法』とは|対象レベル・到達点・偏差値目安
肘井学先生の英文法シリーズは、KADOKAWAから刊行されている講義系の参考書です。まず押さえたいのが、名前の近い2シリーズが存在し、役割が違うことです。
| シリーズ | 位置づけ | 向いている人 |
|---|---|---|
| ゼロから英文法が面白いほどわかる本 | 文法を“基礎から”講義。超入門 | 文法用語からあやしい/中学英語に不安 |
| 読解のための英文法(必修編/難関大編) | 文法を“英文を読む力”に接続 | 文法は一通りやったが長文で崩れる |
📌 検索でよく混同されますが、「ゼロから英文法」=基礎インプット、「読解のための英文法」=読解への橋渡しです。本記事は後者(読解のための英文法)を主役に解説します。全体の並べ方は → 英文法参考書 完全ルート(ハブ)
レベル・難易度・偏差値の目安
- 読解のための英文法 必修編:偏差値おおむね50〜60(共通テスト〜日東駒専・MARCHの読解土台)
- 読解のための英文法 難関大編:偏差値おおむね60前後〜(GMARCH上位〜難関国公立・早慶の読解)
- 到達点:関係詞・分詞構文・比較などの“文構造”を英文の中で正しく取れるようになる
⚠️ 注意:肘井の『読解のための英文法』は「読解に効く文法だけを厳選した講義」であって、4択を大量に解く網羅系ではありません。知識の総点検・定着には別途 問題集(ネクステ等)が必要になる点は押さえておきましょう。
② レベルと立ち位置|他の英文法書との比較
肘井の『読解のための英文法』は、「講義系」だが読解に特化という独特のポジションです。他の定番と役割で比べると、選び分けが見えてきます。
| 参考書 | タイプ | 立ち位置 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 肘井 読解のための英文法 | 講義(読解特化) | 文法→読解の橋渡し | 文法は済んだが長文で崩れる |
| 大岩のいちばんはじめの英文法 | 講義(超基礎) | ゼロからのインプット | 文法用語からやり直したい |
| Next Stage / ヴィンテージ | 4択網羅問題集 | 知識の定着・総点検 | 覚えた文法を演習で固めたい |
| 英文法ポラリス | 講義+問題 | 標準〜難関の演習 | 解説の詳しさで腑に落としたい |
📌 「肘井と大岩、どっち?」問題:目的が違います。文法用語からあやしい人は大岩(→ 大岩のいちばんはじめの英文法 レビュー)、文法は一通りやったが読解でつまずく人は肘井(読解のための英文法)が正解です。役割の重なりは小さいので、順番に使うのもアリです。
③ 効果的な使い方|周回法・期間・読解に効かせるコツ
肘井の『読解のための英文法』で伸びる人と伸びない人の差は、「講義を読んで納得して終わる」か「英文の中で構文を見抜けるまで持っていく」かです。読解に効かせる使い方は次の通りです。
使い方の4ステップ
1. 講義(説明)を読み、その文法が“読解のどこで効くか”を意識する。ただ暗記しない。 2. 例文を音読する。文構造(SVOC・修飾関係)を頭の中で取りながら3〜5回。 3. 例文を「和訳」ではなく「構造で理解」できるか確認。訳せても構造が取れなければ穴。 4. 周回する(下記)。読むだけでなく“見抜けるか”で判定。
周回法(最低2〜3周)
| 周 | 対象 | 目的 |
|---|---|---|
| 1周目 | 全項目 | 講義を理解・例文を音読 |
| 2周目 | 構造が取れなかった項目 | 弱点の集中攻略 |
| 3周目 | 例文を見て即・構造が言えない項目 | 反射で構文を見抜ける状態に |
いつから・どのくらいの期間?
- 開始時期:文法を一通りやった高2〜高3春(長文演習に入る前がベスト)
- 期間:必修編は1日2〜4テーマで3〜5週間、難関大編はさらに2〜4週間が目安
- 長文問題集と並行して使うと、「習った構文が長文で出る」実感が得られ定着が速いです
④【イエナ独自】肘井で理解した文法を“読解で崩さない”ための超速式の補強
肘井の『読解のための英文法』は「読解に効く文法」を厳選している分、扱う単元が絞られており、1単元の演習量は多くありません。そのため「講義は納得したのに、実際の長文になると同じ構文で崩れる」という壁にぶつかる人がいます。特につまずきやすいのは、“英文の骨組みを決める”重い単元です。ここは肘井の講義に、体系的な解説と反復を重ねて“読解で運用できる形”まで持っていくのがコツです。
| 読解で崩れやすい単元 | よくある症状 | 超速式の解決(該当ユニット) |
|---|---|---|
| 関係詞 | 先行詞と関係代名詞の対応・格が取れず、修飾のかかりを読み違える | 関係代名詞の使い方(超速Unit35)→ |
| 関係詞の省略 | 目的格の省略・接触節で「主語が2つ」に見えて構造が崩壊 | 関係代名詞の省略(超速Unit36)→ |
| 分詞構文 | 文頭・文中の分詞構文の意味(時・理由・付帯)が取れない | 分詞構文の作り方(超速Unit46)→ |
| 不定詞構文 | 形式主語・too〜to・enough to など“構文の型”を英文中で見抜けない | 不定詞を含む重要構文(超速Unit30)→ |
💡 ポイント:肘井の狙いは「文法を読解につなぐ」ことですが、その接続を“再現できる形”で体系化するとさらに強くなります。イエナの 超速東大英文法(全48ユニット) は、まさに「読解・英作文で使える文法」を最短ルートで積み上げる独自メソッドです。肘井の読解目線と方向性が同じなので、併走の相性が非常に良いのが特徴です。
⑤ 次にやるべき参考書|レベル別の分岐
肘井の『読解のための英文法(必修編)』を終えたら、目的別に次の1冊を分岐させます。
分岐ルート
- 文法の“知識総点検”がまだ → Next Stage(ネクステージ)→ など4択網羅問題集で定着を固める。
- さらに難関の読解へ → 肘井『読解のための英文法 難関大編』に進み、その後は長文・英文解釈へ。
- 講義の解説をもっと深く/演習量が欲しい → 英文法ポラリス(関正生)→ で標準〜難関の演習を積む。
- 総仕上げ・ランダム演習で穴出し → 英文法ファイナル問題集 →。
- 文法用語からあやしいと気づいた → 一段戻って 大岩のいちばんはじめの英文法 →。
⚠️ NG例:肘井を「読むだけ」で長文演習に入ってしまう。構文を“英文の中で見抜けるか”で仕上げていないと、読解の点数には反映されにくいです。次の本に進む前に、例文で構造を即答できる状態を作りましょう。
⑥ 独学で伸び悩む人へ|超速英文法という選択肢
肘井で読解と文法を接続しても、「模試の長文では時間内に構造が取れない」「英作文・和訳で文法が使えない」という壁は残りがちです。原因の多くは、単元ごとにバラバラに理解した知識が“体系”になっていないこと。そして、独学だと自分の答案や訳のどこが弱いか自分では気づけないことです。
イエナアカデミーは、この2つの壁を埋めるための体制を持っています。
- 全講師が英検1級 … 文法を「読解・英作文で使える形」で教えられる指導陣
- 独自教材「超速東大英文法」(全152p PDF) … 東大現役合格者の型を48ユニットに体系化。読解で崩れる単元ほど手厚い
- Slackでの週次添削が本番稼働中 … 和訳・英作文を毎週提出→添削。独学の穴を伴走して埋める
📘 まずは無料から。 『超速東大英文法』のエッセンスを公式LINEで無料配布中。肘井と併走して「読解で使える文法」に仕上げる全体像は → 超速東大英文法とは(無料教材LP)→
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⑦ よくある質問(FAQ)
Q. 肘井学の『読解のための英文法』のレベル・偏差値は?
A. 必修編は偏差値おおむね50〜60(共通テスト〜MARCHの読解土台)、難関大編は60前後〜(難関国公立・早慶の読解)が目安です。文法を一通りやった人が「長文で使える形」にする段階に向いています。
Q. 「ゼロから英文法」と「読解のための英文法」はどっちをやるべき?
A. 目的が違います。文法用語からあやしいなら先に『ゼロから英文法が面白いほどわかる本』、文法は一通りやったが長文で崩れるなら『読解のための英文法』です。順番に使うのも有効です。
Q. 肘井の英文法は何周・何ヶ月くらいで終わる?
A. 最低2〜3周が目安です。必修編は1日2〜4テーマで3〜5週間、難関大編はさらに2〜4週間ほど。「例文を見て構造が即答できる」状態まで仕上げるのがゴールです。
Q. 必修編と難関大編、どちらから?いつやる?
A. 基本は必修編から。文法を一通りやった高2〜高3春に必修編、長文演習と並行して固めた後、難関志望なら難関大編へ進みます。
Q. 肘井と大岩はどっちがいい?
A. 役割が違います。文法用語からやり直すなら大岩、読解につなげたいなら肘井です。大岩→肘井の順で使うと基礎から読解まで一本の道になります。
Q. 肘井の英文法の出版社・値段は?
A. KADOKAWAから刊行されています。定価は版・シリーズによって変わるため、購入前に最新の表記をご確認ください。
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