「東大の自由英作文、何をどの順番で書けばいいのか分からない」——これは受験生から最もよく出る悩みです。結論から言うと、東大の第2問(A)は60〜80語という短さゆえに、決まった「型」に当てはめて書くのが最も安全で、かつ得点が伸びます。
このページでは、主張→理由→具体例→まとめという4ブロックの黄金比と語数配分を示し、そのまま使い回せる穴埋めテンプレートと、実際のお題に当てはめた完成モデル英文(和訳・採点解説つき)を1本まるごと公開します。読み終える頃には、どんなテーマが来ても迷わず骨組みを立てられるようになります。
東大英作文の全体像(形式・配点・テーマ傾向)は、ピラー記事[東大英語 第2問 自由英作文 完全攻略ガイド](/utokyo-english-composition-guide/)で体系的にまとめています。まずは本ページで「型」を身につけてから戻ると理解が早いです。
なぜ東大の自由英作文は「型」で決まるのか
東大の第2問(A)は、近年おおむね60〜80語で自分の意見を論述する形式です(語数指定は年度により変動するため、本番では設問の指示を必ず確認してください)。この語数は、日本語に直せばわずか4〜5文。つまりアイデアの多さより、限られた語数の中で論理が一本の線で通っているかが評価の中心になります。
採点は一般に、①内容(主張と根拠が噛み合っているか)②構成(論理の流れが明快か)③語彙・文法(正確に書けているか)④語数(指定を守っているか)の4つの観点で見られると考えられています。このうち②構成は「型」を守るだけでほぼ満点近くを確保できる領域です。だからこそ、本番で頭を悩ませる前に型を体に入れておくことが、そのまま得点の底上げになります。
(根拠KW:自由英作文 構成/自由英作文 コツ/東大 自由英作文 何分 — rakko question-search 2026-07-15)
高得点テンプレの黄金比:4ブロックと語数配分
70語前後の答案を、次の4ブロックに割り振ります。この配分が「黄金比」です。
| ブロック | 役割 | 目安の文数 | 目安の語数 |
|---|---|---|---|
| ①主張(Claim) | 設問への答えを一言で | 1文 | 12〜15語 |
| ②理由(Reason) | なぜそう考えるか | 1〜2文 | 20〜25語 |
| ③具体例・補足(Example) | 理由を裏づける実例 | 1〜2文 | 20〜25語 |
| ④まとめ(Conclusion) | 主張を言い換えて締める | 1文 | 10〜15語 |
合計で62〜80語。中央の②理由+③具体例に語数の6割以上を割くのがコツです。ここが答案の「中身」であり、採点者が最も見る部分だからです。
①主張(Claim):1文・12〜15語
最初の1文で、設問にまっすぐ答えること。ここで態度を曖昧にすると、以降の論理がぶれます。`I believe that …` `In my opinion, …` `I think it is better to …` のような定型で始め、設問のキーワードを主語・述語に取り込みます。
②理由(Reason):1〜2文・20〜25語
主張を支える最も強い理由を1つだけ挙げます。短い答案で理由を2つ並べると、それぞれの掘り下げが浅くなり逆効果です。`This is because …` `The main reason is that …` でつなぎ、因果を明示します。
③具体例・補足(Example):1〜2文・20〜25語
理由に説得力を与える具体例を置きます。自分の経験・身近な事例・一般的な事実のいずれでもOK。`For example, …` `For instance, …` で導き、「だから主張が正しい」という流れを`which shows that …`で締めると論理が一本につながります。
④まとめ(Conclusion):1文・10〜15語
最後は主張を別の言い方で繰り返して締めます。①のコピペではなく、②③を踏まえた一段深い言い換えにすると印象が良くなります。`Therefore, …` `For these reasons, …` が定番です。
各ブロックで使える接続表現・書き出しの定型は、[東大英作文で使える論理接続・定型フレーズ集](/utokyo-english-composition-phrases/)にまとめてあります。テンプレと一緒に暗記すると本番で手が止まりません。
そのまま使える穴埋め骨組み
上の配分を、埋めるだけの骨組みにするとこうなります。この5〜6文をテンプレとして丸暗記しておき、本番はカッコの中身を差し替えるだけにします。
“` ① I believe that (設問への答え). ② This is because (最も強い理由). ③ For example, (具体例), which shows that (理由の言い換え). ④ Therefore, (主張の言い換え). “`
「理由が長くなりそうなら②を2文に」「具体例が短ければ③に補足を1文足す」といった微調整で、60〜80語に収めます。型が決まっていれば、本番で考えるのは日本語のアイデアだけになり、英語を書くこと自体には迷わなくなります。
実例:お題「人間は技術を使うのか、技術に使われるのか」
東大で頻出の二者択一・対立型のお題で、テンプレを実演します。
お題:Do humans use technology, or are they used by it? Write your answer in 60–80 words.(人間は技術を使うのか、それとも技術に使われているのか。60〜80語で答えなさい。)
完成モデル英文(75語)
① I believe that humans still use technology rather than being used by it. ② This is because we consciously decide when and how to rely on tools, and we can switch them off whenever we wish. ③ For example, although smartphones deliver endless notifications, I choose to silence mine while studying, which shows that the final control lies with me. ④ Therefore, as long as we stay aware of our choices, technology remains a servant, not a master.
和訳
① 私は、人間は技術に使われているのではなく、今なお技術を使う側にあると考える。② なぜなら、私たちはいつ・どのように道具に頼るかを意識的に決めており、望めばいつでも電源を切ることができるからだ。③ たとえば、スマートフォンは絶え間なく通知を送ってくるが、私は勉強中には自分の端末を消音にする。これは、最終的な支配権が自分の側にあることを示している。④ したがって、自分の選択に自覚的でいる限り、技術は主人ではなく召使いであり続けるのだ。
なぜこの答案に点が来るのか(採点4観点で解説)
- 内容:設問の二択に対し「使う側だ」と最初に明言し、最後まで立場がぶれていません。理由(意識的に選べる/電源を切れる)と主張が噛み合っています。
- 構成:①主張→②理由→③具体例→④まとめが一本の線で流れ、`This is because` `For example` `Therefore` で各ブロックの役割が読み手に一目で伝わります。採点者が構成点を引く理由がありません。
- 語彙・文法:`rather than -ing` `whenever we wish` `which shows that …` `not A but B(a servant, not a master)`など、難単語に頼らず構文の正確さで見せています。背伸びした単語でスペルミスをするより高評価です。
- 語数:75語で60〜80語の指定内。①13語/②22語/③23語/④17語と、中央の理由+具体例に約6割を配分できています。
「③でスマホという卑近な例を出して大丈夫か」と不安になるかもしれませんが、東大は主張との論理的なつながりを見ています。身近な例でも、`which shows that …`で主張に接続できていれば十分に加点対象です。
テンプレを6つの出題形式に応用する
このテンプレは、東大が出す6つの出題形式すべてに共通の骨組みとして使えます。
1. 二者択一・対立型(本記事の例):①でどちらかを選ぶ 2. 主張への賛否型:①を`I agree/disagree with the idea that …`に 3. 定義型(例:What does it mean to be strong?):①を`Being strong means …`に 4. 選択・比較型:①を`I think A is more important than B because …`に 5. 条件型:①を`The most important condition is …`に 6. 未来予測型:①を`In thirty years, … will …`に
変わるのは①主張の言い出しだけで、②理由→③具体例→④まとめの流れは共通です。形式別の詳しい書き分けはピラー記事[完全攻略ガイド](/utokyo-english-composition-guide/)で扱っています。
なお、型に沿って書けても細部でもったいない失点をする人は非常に多いです。冠詞・時制・スペル・語数オーバーなど「知っていれば防げた減点」は、[東大英作文でよくある減点ポイント](/utokyo-english-composition-deductions/)で先につぶしておきましょう。
イエナアカデミーの東大英語 指導実績
- 東大実戦模試 英語 偏差値 68.3(在籍生実績)
- 駿台全国模試 英語 偏差値 70.5(高1・在籍生実績)
- 英検準1級 合格(CSE2401 / B2相当)
※在籍生の実績の一例であり、成果を保証するものではありません。
テンプレで書いたら、今すぐ点数を確認しよう
型を覚えても、「この答案が本番で何点なのか」は独学では分かりにくいものです。イエナアカデミーの東大英作文 無料AI添削なら、書いた英作文をLINEで送るだけで、その場でAIが東大基準の4観点(内容・構成・語彙文法・語数)で採点し、改善点と書き直し例を返信します。完全無料・登録30秒・回数無制限。
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よくある質問(FAQ)
Q. 理由は必ず1つに絞るべきですか?
A. 60〜80語では基本1つを深掘りする方が高得点です。理由を2つ書くと具体例が入らず、論理が浅くなりがちです。語数に余裕があれば②を2文に伸ばして1つの理由を厚くしましょう。
Q. 具体例は自分の経験でいいですか?
A. 問題ありません。個人の経験・身近な事実・一般論のどれでもOKです。重要なのは、その例が`which shows that …`で主張につながっているかどうかです。
Q. 語数がオーバー/不足したらどうしますか?
A. オーバーは減点対象になり得ます。③具体例の修飾を削るか、④まとめを短くして調整します。不足時は②理由か③具体例に補足を1文足します。型があると調整箇所が明確です。
Q. 難しい単語を使った方が有利ですか?
A. いいえ。背伸びした単語のスペルミス・語法ミスは減点に直結します。やさしい語を正確な構文で並べる方が安全で、実際に高得点答案の多くはこの方針です。
まとめ
- 東大の自由英作文(60〜80語)は、主張→理由→具体例→まとめの4ブロックの型で書くのが最短の得点法。
- 語数配分は①12〜15語/②20〜25語/③20〜25語/④10〜15語、中央の理由+具体例に6割。
- 骨組み(`I believe that … / This is because … / For example …, which shows that … / Therefore …`)を丸暗記し、本番はアイデアを差し替えるだけにする。
- 型は6つの出題形式すべてに応用でき、変わるのは①の言い出しだけ。
型を身につけたら、あとは書いて添削を受けるサイクルを回すのみです。まずは1本、無料AI添削で採点してみてください。
関連記事:[完全攻略ガイド(ピラー)](/utokyo-english-composition-guide/)|[使える定型フレーズ集](/utokyo-english-composition-phrases/)|[よくある減点ポイント](/utokyo-english-composition-deductions/)
※在籍生の実績・指導事例に基づく一般的な解説であり、特定の得点や合格を保証するものではありません。語数・配点など東大の出題仕様は年度により変わる場合があるため、最新の募集要項・過去問で必ずご確認ください。
