東大英作文で使える論理接続・定型フレーズ集|安全に減点を避ける表現

東大英語 第2問(A)の自由英作文は、近年おおむね 60〜80語 で自分の意見を論理的に述べる形式が続いています。限られた語数のなかで「主張・理由・具体例・まとめ」をきれいに並べるには、その場で悩まずに使える定型フレーズをいくつか持っておくのが最短ルートです。

この記事では、自由英作文で使えるフレーズを ①主張を述べる ②理由を示す ③具体例を出す ④譲歩・反論 ⑤まとめる の5カテゴリに分け、「英語+日本語+使いどころ」を1行で整理しました。難しい構文でミスを重ねるより、短く確実に決まる安全な表現を選ぶのが東大英作文で得点を落とさないコツです。

フレーズを「型」に流し込む練習をしたい人は、先に[自由英作文の型(主張→理由→具体例→まとめ)テンプレ](/utokyo-english-composition-template/)を読むと、どこにどのフレーズを置くかが一目で分かります。全体像は[東大英語 第2問 自由英作文 完全攻略ガイド](/utokyo-english-composition-guide/)にまとめています。


目次

フレーズを選ぶ前に知っておく3原則

暗記に入る前に、東大英作文でフレーズを使ううえでの前提を押さえておきましょう。

  • 短く決まる表現を優先する:60〜80語という制約下では、`In my opinion, I would like to argue that…`のような長い前置きは語数のムダになりがちです。同じ意味なら短い方が安全です。
  • 確実に正しく書ける表現だけ使う:かっこいい難構文でスペルや語法を外すと、内容点より先に語彙・文法の減点を招きます。使い慣れた表現の精度を上げる方が得です(詳しくは[よくある減点ポイント](/utokyo-english-composition-deductions/))。
  • 接続語を「並べる順」で論理を見せる:`First / Second / For example / However / Therefore`のような論理接続(ディスコースマーカー)を骨組みに置くだけで、採点者に構成が伝わりやすくなります。

以下のフレーズは、いずれも高2〜高3・浪人生が確実に使いこなせる難易度に絞って選んでいます。


① 主張を述べるフレーズ

まず「自分はどう考えるか」を1文目でハッキリ示します。ここが弱いと以降の理由が浮いてしまうので、言い切ることが大切です。

英語フレーズ日本語使いどころ
`I think (that) …`私は〜だと思う最も安全な基本形。迷ったらこれでよい
`I believe (that) …`私は〜だと確信しているthinkよりやや強い主張にしたいとき
`In my opinion, …`私の考えでは〜文頭で立場を明示したいとき(使いすぎ注意)
`I agree / disagree with the idea that …`〜という考えに賛成/反対だ賛否型のテーマで立場を宣言するとき
`I would rather choose A than B.`私はBよりAを選ぶ二者択一・選択比較型で片方を選ぶとき

「I think」ばかりにしないコツ

自由英作文で「`I think`の代わりに使える表現は?」はよくある悩みです(Google上でも実際に検索されています)。とはいえ無理に言い換える必要はありません。`I think`は減点対象ではなく、むしろ確実で安全です。変化をつけたいときだけ、上の表を使って1回`I believe`や`In my opinion`に置き換える程度で十分です。凝った言い換えより、主張が最後までブレないことの方が高得点につながります。


② 理由を示すフレーズ

主張のあとは「なぜそう考えるか」を並べます。理由が2つあるなら、番号づけの接続語で読み手を誘導すると論理が明快になります。

英語フレーズ日本語使いどころ
`First, … Second, …`第一に〜、第二に〜理由を2点に分けて並べる骨組み
`This is because …`これは〜だからだ主張の直後に理由を1文でつなぐ
`One reason is that …`理由の一つは〜だ理由を明示的に打ち出したいとき
`The main reason is that …`主な理由は〜だ理由を1つに絞って強調するとき
`Therefore, …` / `As a result, …`したがって〜/その結果〜理由から結論を導くとき

「〜だから」を英語で書くとき、`because`で文を始めて途中で切ってしまう(`Because it is important.`だけで終える)のは避けましょう。`This is because …`のように主節とセットで書くと安全です。理由の並べ方の詳細は[テンプレ記事](/utokyo-english-composition-template/)で例文つきに解説しています。


③ 具体例を出すフレーズ

東大英作文では、抽象的な理由に具体例を1つ添えると説得力が一気に上がります。「例えば」「例示」は検索でも需要の高いポイントです。

英語フレーズ日本語使いどころ
`For example, …`例えば〜最も基本的な例示。迷ったらこれ
`For instance, …`例えば〜`For example`の言い換え。同じ意味
`Take A as an example.`Aを例に取ってみよう具体例を1つ取り上げて説明するとき
`In my own experience, …`私自身の経験では〜身近な体験を根拠にするとき
`A good example is …`よい例が〜だ例を名詞で端的に示すとき

具体例は長く書きすぎないのがコツです。60〜80語では、例に3文も割くと結論を書く余白がなくなります。`For example, …`のあとに1文だけ具体を置くくらいがちょうどよいバランスです。

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④ 譲歩・反論のフレーズ

「たしかに反対意見もあるが、それでも自分はこう考える」という譲歩→再反論の流れを1回入れると、論述が立体的になります。ただし語数を食いやすいので、入れるなら1セットだけにしましょう。

英語フレーズ日本語使いどころ
`It is true that …, but …`たしかに〜だが、しかし〜譲歩→再反論の王道。これ一つで十分
`Some people may argue that …`〜と主張する人もいるだろう反対意見を先に紹介するとき
`However, …`しかし〜前文と逆の内容につなぐ最も安全な逆接
`Even so, …`それでも〜譲歩したうえで自分の立場を守るとき
`On the other hand, …`一方で〜二者択一型で両面を比べるとき

逆接は`However`と`but`があれば足ります。`Nevertheless`や`Notwithstanding`のような難語は、スペルや使い方を外すリスクの方が大きいので無理に使わなくて構いません。安全策として、逆接は文頭の`However, …`に統一するのがおすすめです。


⑤ まとめるフレーズ

最後は主張をもう一度、別の言葉で言い直して締めます。1文目のコピーではなく、少し言い換えると洗練された印象になります。

英語フレーズ日本語使いどころ
`In conclusion, …`結論として〜最も安全なまとめの合図
`For these reasons, …`これらの理由から〜述べた理由を受けて締めるとき
`To sum up, …`要するに〜ややくだけた場面でのまとめ
`This is why I think …`だから私は〜だと考える主張へ戻して締めくくるとき
`Overall, …`全体として〜全体を俯瞰して締めるとき

語数が足りていれば、まとめは1文で十分です。無理に長い結論を足すより、`In conclusion, I believe that …`と主張を再掲してきれいに閉じる方が印象が良くなります。


60〜80語に収める「短く決まる」組み合わせ例

厳選フレーズを最小構成でつなぐと、こんな骨格になります(テーマ非依存の型)。

1. 主張:`I think that …`(〜だと思う) 2. 理由①:`First, this is because …`(第一に、なぜなら〜) 3. 理由②+例:`Second, … For example, …`(第二に〜。例えば〜) 4. 譲歩は任意:`It is true that …, but …`(たしかに〜だが〜) 5. まとめ:`In conclusion, I believe that …`(結論として〜)

接続語を5〜6個置くだけで、採点者に「主張→理由→例→まとめ」の設計図が伝わります。あとはテーマに合わせて中身の名詞・動詞を差し替えるだけ。語数が足りなければ理由②を厚く、余れば譲歩を削る——この調整だけで60〜80語に収まります。


使わない方が安全なフレーズ・注意点

  • 難しい構文を狙いすぎる:仮定法・分詞構文・関係詞の多用はミスの温床。1つ確実に決められるなら1つだけ。
  • 同じ接続語の連発:`And … And …`や`So … So …`の繰り返しは幼い印象に。`First / Second / Therefore`で変化をつけます。
  • 意味の重い抽象語の丸暗記:`utilize`(=use)、`numerous`(=many)のような背伸び語は、語法を外すと減点。平易な語を正しくが鉄則です。

こうした「やりがちなミス」は[東大英作文でよくある減点ポイント](/utokyo-english-composition-deductions/)で具体例つきに整理しています。フレーズと減点対策はセットで確認しておくと安心です。


まとめ:安全なフレーズを「型」で回収する

東大英作文で使えるフレーズは、難しさより確実さで選ぶのが正解です。この記事の5カテゴリから各1〜2個を「主張→理由→具体例→まとめ」の型に流し込めば、60〜80語の意見論述はテンプレート化できます。あとは頻出テーマで手を動かし、実際に減点されないかを確認するだけです。

  • 型の全体像 → [自由英作文の型テンプレ](/utokyo-english-composition-template/)
  • 減点を避ける → [よくある減点ポイント](/utokyo-english-composition-deductions/)
  • 出題傾向を知る → [東大英作文 過去問・年度別 傾向分析](/utokyo-english-composition-past-exams/)
  • 全体攻略 → [東大英語 第2問 自由英作文 完全攻略ガイド](/utokyo-english-composition-guide/)

イエナアカデミーの東大英語 指導実績

  • 東大実戦模試 英語 偏差値 68.3(在籍生実績)
  • 駿台全国模試 英語 偏差値 70.5(高1・在籍生実績)
  • 英検準1級 合格(CSE2401 / B2相当)

※在籍生の実績の一例であり、成果を保証するものではありません。

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*本記事の語数・出題形式は東大二次試験 英語 第2問(A)の近年の傾向にもとづく一般的な解説です。年度により形式・配点は変わり得るため、最新の要項・過去問で必ずご確認ください。*

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