中1英文法でつまずきやすい単元まとめ【つまずきチェック付き】

目次

中1英文法は「つまずきの連鎖」が起きやすい

中学に入って最初の学期、「英語だけ急にわからなくなった」という声を、中高一貫校に通うお子さんの保護者からよくいただきます。

原因の多くは、頭の良し悪しではなく 「一つの単元の崩れが、その後の単元を全部わからなくする」連鎖 にあります。英文法は積み木のように前の単元の上に次が乗る科目です。たとえば be動詞と一般動詞の区別があいまいなまま進むと、疑問文・否定文・三単現・時制と、そのあと習う単元がすべて崩れます。

特に中高一貫校は進度が速く、高校受験がないぶん「わからないまま次へ進む」中だるみも起きやすい環境です。だからこそ、どの単元でつまずきやすいかを先に知り、崩れたらすぐ戻る ことが立て直しの近道になります。

この記事では、中1で崩れやすい英文法の単元を出てくる順に整理し、末尾に「つまずきチェックリスト」を用意しました。各単元の詳しい解説は、当校のブログ『超速英文法』の該当ページへリンクしています。

※このページは「どこでつまずくかを俯瞰する入口」です。単元ごとの解き方・練習は各リンク先で詳しく扱います。


中1でつまずきやすい英文法単元【出てくる順】

1. be動詞(am / is / are)

主語によって形が変わる、という英語の最初のルール。ここが「なんとなく」だと、後の疑問文・否定文の作り方がすべてあいまいになります。

  • なぜ崩れるか:日本語に「=でつなぐ動詞」の感覚が無く、be動詞を訳し落としがち。
  • 先取りで防ぐ順番:最初に主語ごとの形(I am / You are / He is)を音読で口に定着させる。→ be動詞

2. 一般動詞(play / like など)

be動詞と一般動詞を 同じ文に両方入れてしまう(例:I am play)のが最頻出のミス。

  • なぜ崩れるか:be動詞との役割の違いが整理できていない。
  • 順番:be動詞を固めた直後に、「1つの文に動詞は原則1つ」を確認。→ 一般動詞(単純現在形)

3. 三単現の s(最大のつまずき源)

「なぜ s がつくのか」「つかない時は?」は、検索でも群を抜いて質問が多い単元です。

  • なぜ崩れるか:主語が三人称・単数・現在のときだけ、という3条件が一度に絡む。否定文・疑問文(does)で s が消えるルールも混乱の元。
  • 順番:主語を「I / You / それ以外」の3グループに分けて判定する練習を反復。→ 三単現のs

4. 代名詞・所有格(I / my / me / mine)

  • なぜ崩れるか:4つの形の使い分けが表暗記になり、文の中で選べない。
  • 順番:「〜は/〜の/〜を/〜のもの」を文で口に出して定着。→ 代名詞・所有格

5. 冠詞(a / an / the)と 6. 指示語(this / that)

日本語に無い概念のため、感覚がつかみにくい単元。細部より「初めて出す名詞は a、話題に出た名詞は the」など核の使い分けを先に。→ 冠詞指示語

7. some / any・数量詞

肯定文は some、疑問・否定は any、という切り替えが後の英作文で地味に効きます。→ some/any

8〜10. 時制(現在・現在進行形・過去形・未来)

中1後半の山場。「いつのことか」で動詞の形が変わる という感覚が入るかどうかで、中2以降の伸びが大きく変わります。

  • なぜ崩れるか:進行形(be+ing)と過去形(-ed)が別々の単元として教わり、「時間軸で使い分ける」という全体像が持てない。不規則動詞の暗記も負担。
  • 順番:現在→進行形→過去→未来を、同じ文を時制だけ変えて音読し、時間軸で並べて理解する。→ 現在進行形過去形未来表現

11. 助動詞(can / must / will)

動詞の前に置き、後ろの動詞は原形に戻る、という2点が崩れやすいポイント。→ 助動詞

12. There is / There are

主語の数で is / are が変わる点が be動詞の理解と直結。→ there is/are

13. 形容詞・副詞 と 14. 比較(比較級・最上級)

比較は -er / -est / more / most の使い分けと、than の位置でつまずきやすい単元。中1の締めくくりであり、中2文法への橋渡しになります。→ 形容詞・副詞比較

15. 前置詞(in / on / at など)

場所・時間のイメージで使い分ける単元。丸暗記より、よく出る組み合わせを音読で覚えるのが近道です。→ 前置詞


つまずきチェックリスト(お子さんと一緒に)

次のうち 「説明できない/自信がない」が3つ以上 あれば、その手前の単元まで戻って固め直すサインです。

  • [ ] be動詞と一般動詞を、1つの文に両方入れていないか
  • [ ] 三単現の s を、主語を見て自分で付け外しできるか
  • [ ] I / my / me / mine を文の中で選べるか
  • [ ] a と the の違いを一言で言えるか
  • [ ] 「今している」と「いつもする」を英語で区別できるか(進行形と現在形)
  • [ ] 過去形で、規則動詞と不規則動詞を分けて言えるか
  • [ ] 助動詞の後ろの動詞を原形に戻せるか
  • [ ] 比較級・最上級を than とセットで作れるか

チェックが多い単元ほど、その 手前の単元 から崩れているケースがほとんどです。今の単元ではなく、一段前に戻るのが立て直しのコツです。


わからなくなった時の立て直し方

1. 「今」ではなく「崩れた単元」まで戻る

英文法は積み上げ式なので、今わからない単元だけを練習しても直りません。チェックリストで最初に×がついた単元まで戻るのが最短です。

2. 音読で「口から」定着させる

当校の講師にも、中2で発音・音読を通じて英語が一気に得意になった という経験を持つ者がいます(真船先生)。文法は目で覚えるより、正しい文を何度も音読して口に定着させるほうが崩れにくくなります。

3. 中1のうちに土台を固め、先取りにつなげる

中1で崩れやすい単元(be動詞〜比較)は、英文法全体の土台です。ここを早めに固めておくと、その先の先取りがぐっと楽になります。当校では 中学のうちに高校範囲の英文法まで計画的に仕上げる 学習設計を勧めており、中1の土台づくりはその第一歩です(当校の速習計画)。

戦略の全体像は 中1は英語優先/数学と英語の勉強順、塾の選び方は 中高一貫の中1向け英語塾の選び方 で解説しています。授業が速くてついていけない場合の立て直しは 落ちこぼれ・ついていけない時の立て直し、英検の進め方は 中1は英検何級が目安か をご覧ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 中1の英語でいちばんつまずきやすい単元はどこですか?

A. be動詞と一般動詞の区別、そして三単現の s です。この2か所は後の全単元の土台になるため、崩れると連鎖的にわからなくなります。

Q. 中学生で英語が全くわからなくなったら、どうすればいいですか?

A. 今の単元ではなく、チェックリストで最初に×がついた単元まで戻ってください。多くの場合、be動詞や三単現など前半の単元が原因です。一段前に戻り、音読で固め直すのが近道です。

Q. 英文法で中1レベルとはどのくらいですか?

A. be動詞・一般動詞・三単現・代名詞・冠詞・時制(現在/進行形/過去/未来)・助動詞・比較・前置詞あたりまでが目安です。本記事の単元一覧がそのまま到達チェックに使えます。

Q. 市販ドリルと塾、どちらで立て直すべきですか?

A. 崩れが1〜2単元ならドリルの反復で戻せます。3単元以上または「どこから崩れたか分からない」場合は、つまずき箇所を診断して順番に戻せる指導のほうが早いです。


中1のうちに、英文法の土台を固めませんか

中1の英文法は、後の英語力すべての土台です。イエナアカデミーの中高一貫総合コースでは、お子さんが どの単元でつまずいているかを診断し、崩れた手前の単元から順に立て直します。まずは無料相談で、今のつまずき箇所を一緒に見つけましょう。

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