東大合格最低点の推移【2024〜2026】歴代データで見る構造変化

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東大合格最低点の推移を科類別に見ると、直近3年(2024→2026年度)は全6科類で低下しました。特に理系の下げ幅が大きく、理科一類は−22.85点、理科三類は−34.39点です。ただし、これは「東大に入りやすくなった」ことを意味しません。

この記事では、東京大学公表の合格最低点3カ年に加え、東大合格者530名分の開示得点をイエナアカデミーが独自集計したデータで推移の「中身」を科目別に分解し、歴代データを入試対策に活かす読み方を整理します。

目次

東大合格最低点の推移(2024〜2026年度・科類別一覧)

東大の合否は共通テスト110点換算+二次試験440点=総合550点満点で判定され、合格最低点もこの550点満点で公表されます。

科類2024年度2025年度2026年度3年間の変化
理科一類326.24321.00303.39−22.85
理科二類314.14313.15305.00−9.14
理科三類380.48368.67346.09−34.39
文科一類331.02336.29325.01−6.01
文科二類332.23332.24330.47−1.76
文科三類331.09321.93316.32−14.77

2026年度には、公表最低点で理科二類(305.00)が理科一類(303.39)を12年ぶりに上回る逆転も起きました。科類別の詳細と合格者平均は、ハブ記事東大合格最低点【2024〜2026】で解説しています。

最低点の低下は「易化」ではない

推移だけを見ると合格しやすくなったように見えますが、実態は逆です。

  • 二次試験の推定最低点(理一)は226.5点→219.6点→205.2点。二次の問題が難化し、受験生全体の得点が下がっただけです。
  • 合格者平均とボーダーの距離は+17〜43点(550点満点の3〜8%)でほぼ一定。「下がった分だけ楽になる」構造ではありません。
  • 合格者の共通テスト得点率は理系89〜92%で高止まりし、理系は3年間、得点率82%未満の合格者がゼロ。入口のハードルは揺らいでいません。

最低点の推移は易化・難化の指標ではなく、「どの科目で点が取れなくなったか」を映す鏡として読むべきデータです。

科目別の推移:英語・数学が下がり、理科だけが上がった

理系合格者の二次・教科別平均(開示得点・当社集計)の3カ年推移が、この記事の核心です。

教科(満点)2024平均2025平均2026平均3年間の変化
英語(120)80.877.565.9−14.9点
数学(120)68.857.448.7−20.1点
国語(80)42.650.647.2+4.6点
理科2科目(120)70.265.176.0+5.8点
二次合計(440)262.4250.7237.8−24.6点
  • 英語:80点以上を取る合格者の割合が54%→42%→12%に急減。
  • 数学:2026年度は80点以上が0名(最高76点)。ばらつき(標準偏差)も19.4→12.6に縮小し、「差がつく科目」ではなくなりました(東大数学はなぜ難化したか)。
  • 理科:唯一の上昇科目。2科目80点以上の割合は14%→12%→36%に急増し、2026年度は二次合格最低点への寄与率で首位(34.7〜37.0%)に立ちました。
  • 国語:35〜55点に大半が収まる最安定科目です。

推移の裏側で起きているのは、「英数で稼いで逃げ切る」時代から「理科を含む総合力」の時代への移行です。科目ごとの寄与の変化は科目別内訳の記事で深掘りしています。

歴代データの見方と入試対策への活かし方

2023年度以前の歴代の合格最低点も東京大学が公表しており、各年度の公式資料で確認できます。ただし対策に使う際は2点注意してください。

1. 制度の切れ目をまたいだ単純比較はしない。 共通テスト(かつてはセンター試験)の満点や科目構成は時期により異なるとされ、550点満点の数字だけを並べても難易度比較にはなりません。現在は素点(1000点満点)×110/1000で110点に換算されます(2024年度は900点満点から換算)。 2. 直近3年の科目別データを優先する。 歴代の最低点を暗記するより、「理科が合否を分ける」「理系は共テ約9割が前提」という現在の構造に合わせて勉強法と過去問演習の配分を組み直す方が合格に直結します。

なお、来年度の見通しは東大合格最低点予想2026で扱っています。

よくある質問(FAQ)

2026年度の東大合格最低点は?

理科一類303.39点、理科二類305.00点、理科三類346.09点、文科一類325.01点、文科二類330.47点、文科三類316.32点です(総合550点満点・東京大学公表値)。

2025年度・2024年度の東大合格最低点は?

2025年度は理一321.00・理二313.15・理三368.67・文一336.29・文二332.24・文三321.93。2024年度は理一326.24・理二314.14・理三380.48・文一331.02・文二332.23・文三331.09です。

2023年以前(2017年・2015年など)の東大合格最低点は?

各年度の合格最低点は東京大学が公表しており、公式資料で確認できます。本記事が2024〜2026年度に絞っているのは、共通テスト移行などの制度変更をまたぐ年度とは単純比較が難しいとされるためです。

河合塾など予備校の予想最低点と何が違いますか?

予備校各社が公表するのは入試前後の「予想値」です。本記事の最低点は東京大学の公表値(確定値)で、科目別の内訳は合格者本人が開示を受けた実際の得点530名分の集計に基づいています。

データの出典と注記

  • 開示得点データは、ウェブサイト上で公開されている2024〜2026年度の東大合格者530名の本人申告開示得点を、イエナアカデミーが独自に収集・集計したものです(開示未記載30名を除くn=500)。合格最低点は東京大学公表値。
  • 二次の推定最低点は、公表最低点からサンプルの共通テスト平均(110点換算)を差し引いた推定値です。

東大対策はイエナアカデミーへ

イエナアカデミーは、開示得点データの分析に基づいて「どの科目で何点積み上げるか」から設計する、オンライン対応の個別指導塾です。

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