英語で「〜の」と持ち主を表すとき、`Tom’s` のように名詞に ‘s を付ける形と、`the door of the car` のように of を使う形があります。どちらを使うかは、じつはシンプルなルールで決まります。
この記事では、名詞の所有格を中心に、‘s と of の使い分け、複数形につけるときの `s’` まで、例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 名詞の所有格(名詞+’s)の作り方
- ‘s と of の使い分け(ひと目でわかる早見表)
- 複数形につけるときの s’(アポストロフィだけ)
- つまずきポイントと確認問題
名詞の所有格|’sとofの使い分け(早わかり)
まず結論から。判断のポイントは「持ち主が人・動物か、もの・場所か」です。
| 名詞+’s | A of B | |
|---|---|---|
| 使う相手 | 主に人・動物 | もの・場所 |
| 形 | 名詞のうしろに ‘s | 〈A of B〉(BのA) |
| 例 | Tom’s car(トムの車) | the door of the car(車のドア) |
Tom‘s car(人 → ‘s)
the door of the car(もの → of)
以下、それぞれ詳しく見ていきます。
名詞+’s|人・動物の「〜の」
代名詞ではなく、ふつうの名詞(人名など)で「〜の」を表すには、名詞 + ‘s を使います。所有格と同じはたらきをし、「〜のもの」という所有代名詞の役割も担います。
(1) I waited at my friend’s office.(私は友人の事務所で待った。)
(2) Have you met Mr. Carter’s wife?(カーターさんの奥さんに会った?)
(3) “Whose umbrella is this?” — “It’s my sister’s.”(「これだれの傘?」—「私の姉のよ。」)
(3) の `my sister’s` は「私の姉のもの」の意味で、うしろの umbrella を省略しています。
複数形につけるとき|s’(アポストロフィだけ)
すでに -s で終わる複数名詞に付けるときは、`’s` ではなくアポストロフィだけ(s’)にします。2つ目の s は取ります。
| 名詞 | 所有格 | 意味 |
|---|---|---|
| my friend | my friend’s house | 友達(一人)の家 |
| my friends | my friends’ house | 友達(複数)の家 |
見た目はよく似ていますが、s の位置で単数か複数かが変わる点に注意しましょう。
もの・場所には of を使う
`’s` は主に人や動物に使います。もの・場所の所有・所属を表すときは、`’s` ではなく〈A of B〉(BのA)の形にします。
(4) Look at the roof of that house.(あの家の屋根を見て。)
(5) What’s the title of this song?(この歌のタイトルは何?)
「屋根」も「歌のタイトル」も持ち主がものなので、`’s` ではなく `of` を使います。
つまずきポイント:もの・場所は of のまま
人・動物は `’s`、もの・場所は `of` ——この線引きを忘れると、`the car’s door` のように of で表すべきところを ‘s にしてしまうミスが起きます。
たとえば `the door of the car`(車のドア)は、持ち主が「車」というものなので、`’s` に書きかえず of のままが正解です。書きかえ問題では「これは人か、ものか」を毎回確認しましょう。
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
‘s / s’ / of のいずれかを使って書きかえなさい。
- the car of Tom →( )
- the room of the boys →( )
- the door of the car →( )
解答
- Tom’s car(人なので ‘s)/ 2. the boys’ room(-s で終わる複数形なので s’)/ 3. the door of the car(ものなので of のまま)
まとめ
- 「〜の」は、人・動物なら 名詞+’s、もの・場所なら A of B
- `’s` は所有格であり、「〜のもの」の意味も表す(`my sister’s` など)
- -s で終わる複数名詞につけるときはアポストロフィだけの s’
- 迷ったら「持ち主は人か、ものか」で判断する
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