英語の名詞は、数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)の2つに分けられます。この区別が、a/an を付けるか・複数形にできるか・some をどう使うかを決める、名詞のいちばんの土台です。
この記事では、可算名詞・不可算名詞の一覧と違いを早見表で整理したうえで、複数形の作り方や a/an・some の使い分けまで、例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 可算名詞と不可算名詞の違い(ひと目でわかる早見表)
- 名詞の複数形の作り方(規則・不規則の一覧)
- a / an / some の使い分け
- water・information など間違えやすい不可算名詞の一覧
可算名詞と不可算名詞の違い(早わかり)
まずは全体像から。名詞が可算か不可算かで、a/an・複数形・some の使い方がすべて決まります。
| 項目 | 可算名詞(countable) | 不可算名詞(uncountable) |
|---|---|---|
| a / an | 単数のとき a / an が必要 | a / an を付けない |
| 複数形 | 複数形にできる(-s など) | 複数形にしない |
| 数え方 | そのまま「1つ、2つ…」と数える | 容器・単位を借りて数える(a glass of …) |
| 「いくつか」 | some / many | some |
| 例 | book, idea, car | water, air, money, music |
可算名詞は「一定の形をもち、数えられる」名詞。不可算名詞は「一定の形をもたず、数えられない」名詞、と押さえておきましょう。以下、順番に詳しく見ていきます。
名詞の複数形の作り方(一覧表)
可算名詞が2つ以上のときは複数形にします。基本は -s を付けますが、語尾によって付け方が変わります。
| 語尾 | 付け方 | 例 |
|---|---|---|
| 原則 | -s | flower → flowers |
| -s / -ch / -x など | -es | bus → buses |
| 子音字+y | y → ies | baby → babies |
| 母音+y | -s | day → days |
| -f / -fe | -ves | knife → knives |
常に複数扱いの名詞
はさみ・メガネ・ズボンなど、対になる部分をもつ名詞は常に複数扱いです。数えるときは a pair of 〜 を使います。
(1) Where are the chopsticks?(箸はどこ?)
(2) I need a new pair of gloves.(新しい手袋が1組必要だ。)
不規則な複数形
-s を付けず、形そのものが変わる名詞もあります。
| 単数 | 複数 | 単数 | 複数 |
|---|---|---|---|
| man | men | foot | feet |
| woman | women | tooth | teeth |
| child | children | mouse | mice |
| person | people | sheep / fish | sheep / fish(不変) |
可算名詞とは|a/an・複数形で数える
可算名詞(countable)は、一定の形をもち「1つ、2つ…」と数えられる名詞です。単数では a / an が必要で、複数形にできます。
(3) a book / two books / some books / many books(1冊の本/2冊の本/何冊かの本/たくさんの本)
このように、a を付けたり複数形にしたりと自由に数を表せるのが可算名詞の特徴です。
不可算名詞とは|数えられない名詞と単位の表し方
不可算名詞(uncountable)は、water・air・money・music のように、一定の形をもたず数えられない名詞です。a / an を付けず、複数形も存在しません。
「1杯」などと数えたいときは、容器・単位を表す可算名詞を借りて表現します。
| 単位の表現 | 意味 |
|---|---|
| a glass of milk | コップ1杯の牛乳 |
| a cup of coffee | カップ1杯のコーヒー |
| a piece of cheese | ひと切れのチーズ |
| a slice of bread | 1枚のパン |
数を増やすときは、容器の側を複数形にします。
(4) two glasses of water(水2杯)
a / an / some の使い分け
初めて話題にする名詞には a / an か some を付けます。どちらを使うかは、名詞が「可算か不可算か」「単数か複数か」で決まります。
| 名詞のタイプ | 付ける語 | 例 |
|---|---|---|
| 可算・単数 | a / an | I need a new car. |
| 可算・複数 | some | I need some new shoes. |
| 不可算 | some | I need some water. |
「可算の単数だけが a/an」「複数・不可算はどちらも some」と整理すると覚えやすいです。
可算にも不可算にもなる名詞
同じ名詞でも、形が定まっているかどうかで可算・不可算が変わり、意味も変わることがあります。
(5) a pizza(ホールのピザ)/ some pizza(ピザの一部)(1枚のピザ/いくらかのピザ)
(6) We saw a chicken.(鶏1羽)/ We ate some chicken.(鶏肉)
「1つの形あるモノ」なら a を付けて可算、「材料・中身」としてとらえるなら some を付けて不可算、と使い分けます。
間違えやすい不可算名詞の一覧
日本語では数えられそうでも、英語では不可算扱いになる名詞があります。a / an を付けず、複数形にもしません。ここは入試でも狙われるポイントです。
| 間違えやすい不可算名詞 | |————————| | advice(助言)/ bread(パン)/ furniture(家具)/ hair(髪) | | information(情報)/ news(知らせ)/ weather(天気)/ work(仕事) |
(7) I need some information.(情報が欲しい。)※ × an information としない
つまずきポイント:日本語の感覚で数えない
不可算名詞のミスは、日本語の「1つ、2つ」という感覚を英語にそのまま持ち込むことから起こります。
- information に a を付けて × an information としない(正しくは some information)
- furniture や advice も複数形にしない(× informations / × advices)
- 数えたいときは a piece of information(1つの情報)のように単位を借りる
また、複数形の作り方でも child → children、leaf → leaves のような不規則・語尾変化を取りこぼしがちです。上の一覧表で確認しておきましょう。
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
A. 複数形にしなさい。
- box →( ) 2. city →( ) 3. child →( ) 4. leaf →( )
B. 可算(C)か不可算(U)か答えなさい。
- book( ) 2. water( ) 3. idea( ) 4. money( )
C. a / an / some から選びなさい。
- I bought ( ) apples.
- Can I have ( ) water?
- She gave me ( ) advice.
解答
A. 1. boxes / 2. cities / 3. children / 4. leaves B. 1. C / 2. U / 3. C / 4. U C. 1. some / 2. some / 3. some
まとめ
- 名詞は可算名詞(数えられる)と不可算名詞(数えられない)に分かれる
- この区別が、a/an・複数形・some の使い方を決める
- 複数形は原則 -s。-es/y→ies/-ves や、children・feet などの不規則変化に注意
- 不可算名詞は a/an を付けず複数形にもしない。数えるときは a glass of 〜 のように単位を借りる
- advice・information・furniture など、日本語の感覚では数えられそうな不可算名詞に要注意
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