「〜はいかがですか」とていねいに勧めたり、「〜しなさい」と指示したり、「〜がある・いる」と存在を伝えたり——このユニットでは、日常会話でも入試でも頻出の依頼・勧誘の表現と、there is / there are 構文をまとめて整理します。
Would you like …?・I’d rather・命令文・Let’s の使い分けから、there is と it is の違い、依頼の Can you / Could you の違いまで、例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 依頼・勧誘の表現の一覧(早見表)
- Would you like …?・I’d rather・命令文・Let’s の使い方
- there is / there are 構文(否定文・疑問文・it is との違い)
- Can you と Could you の違いなど、つまずきポイント
依頼・勧誘の表現 一覧(早見表)
まずは全体像を一覧でつかみましょう。どれも相手に何かを勧めたり、行動を促したりする表現です。
| 表現 | おもな意味 | 例文 |
|---|---|---|
| Would you like + 名詞 | 〜はいかが?(ていねいな勧め) | Would you like some cake? |
| Would you like to + 原形 | 〜しませんか(誘い) | Would you like to join us for dinner? |
| I’d like (to) | 〜が欲しい/〜したい(ていねいな希望) | I’d like something to eat. |
| would rather + 原形 | むしろ〜したい | I’d rather walk. |
| 命令文(動詞の原形〜) | 〜しなさい | Listen carefully. |
| Don’t + 原形 | 〜するな | Don’t be shy. |
| Let’s + 原形 | 〜しましょう(勧誘) | Let’s take a walk. |
| Can / Could you …? | 〜してくれる?(依頼/→Unit15) | ― |
以下、それぞれの使い方を詳しく見ていきます。
Can you と Could you の違い(依頼表現の使い分け)
「〜してくれる?」と依頼するときの Can you …? と Could you …? は、どちらも同じ意味ですが、Could you …? のほうがていねいです。過去形 could が「もしよければ」という控えめなニュアンスを生むためです。
助動詞そのものの一覧と使い方(can / could / may / must など)は → Unit15 助動詞の一覧と使い方 で詳しく扱っています。
Would you like …?|ていねいな勧誘・希望
Would you like …? は「〜はいかがですか」とていねいに勧める表現で、`Do you want …?` のていねい形です。うしろに名詞なら「勧め」、`to + 原形` なら「誘い」になります。
(1) Would you like some cake? — Yes, please.(ケーキはいかが? — はい、お願いします。)
(2) Would you like to join us for dinner? — Yes, I’d love to.(夕食をご一緒にいかが? — ぜひ。)
`I would like`(I’d like)は「〜が欲しい」、I’d like to do は「〜したい」。どちらも want よりていねいです。
(3) I’m hungry. I’d like something to eat.(おなかがすいた。何か食べたい。)
I’d rather|むしろ〜したい
would rather + 動詞の原形で「むしろ〜したい」。to を入れないのがポイントです(×would rather to do)。
(4) I’d rather walk.(むしろ歩きたい。)
(5) I’d rather not go out tonight.(今夜はむしろ出かけたくない。)
疑問文は Would you rather …?。「…するよりむしろ〜したい」は would rather 〜 than … で表します。
(6) Would you rather have soup or salad? — Salad, please.(スープとサラダ、どちらがいい? — サラダを。)
(7) I’d rather walk than wait for the bus.(バスを待つよりむしろ歩きたい。)
命令文・Let’s|命令・勧誘
相手に「〜しなさい」と指示する文を命令文といいます。主語を置かず、動詞の原形で文を始めます。be 動詞のときは Be で始め、文頭か文末に please を付けるとていねいになります。
(8) Listen carefully.(注意して聞きなさい。)
(9) Be careful, please.(気をつけてください。)
「〜するな」は Don’t + 原形。be 動詞でも Don’t be 〜 です。
(10) Don’t be shy.(恥ずかしがらないで。)
Let’s + 原形は「〜しましょう」(勧誘)。否定は Let’s not + 原形。
(11) Let’s take a walk.(散歩しよう。)
(12) Let’s not wait. Let’s start now.(待つのはやめよう。今すぐ始めよう。)
there is / there are|〜がある・いる
There is / There are 〜 は「〜がある・いる」。不特定の・初めて話題にするものの存在を表す構文です。
be 動詞はうしろの名詞で決まります。単数・不可算なら is、複数なら are。場所を表す副詞句は名詞のうしろに置きます。
(13) There is a cat in the garden.(庭に猫が1匹いる。)
(14) There are some cats in the garden.(庭に何匹か猫がいる。)
否定文・疑問文の作り方は、ふつうの be 動詞の文と同じです。否定は is/are のうしろに not、疑問は there と is/are を入れ替えます。
(15) There isn’t any juice in the bottle.(ボトルにはジュースがない。)
(16) Is there any bread? — Yes, there is.(パンある? — うん、あるよ。)
there is と it is の違い(早わかり)
同じ「ある」でも、there is と it is は指すものが違います。ここは入試でも問われる重要ポイントです。
| there is / are | it is | |
|---|---|---|
| 指すもの | 初めて話題にするもの(不特定) | 特定の・すでに出たもの |
| 意味 | 〜がある・いる | それは〜だ |
| 例 | There’s a train at 8:40. | It’s an express train. |
(17) There’s a train at 8:40. It’s an express train.(8時40分に電車がある。それは急行電車だ。)
新しく登場させるときは there is、いったん出たものを受け直すときは it is、と押さえましょう。
つまずきポイント:would rather の to と、there is/are の一致
間違えやすい2点を、まとめて確認します。
- would rather に to は付けない。 「むしろ〜したい」は `would rather + 原形`。×would rather to go ではなく ○would rather go。
- there is / are の be 動詞は「うしろの名詞」で決まる。 単数・不可算なら is、複数なら are。× There is two cats ではなく ○ There are two cats。
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
- ( Would you like / Do you like )some tea?(勧める)
- I’m tired. ( I’d like / I like )to stay home.
- would rather を使って:むしろ犬を飼いたい。( )
- would rather を使って:家にいるよりむしろ出かけたい。(than 使用)( )
- 英訳:ここに来なさい。( )
- 英訳:遅れないでください。( )
- 英訳:テニスをしましょう。(Let’s)( )
- There( )a book on the desk.(is / are)
- There( )two cats in the garden.(is / are)
- There is a problem. →(疑問文に)( )
解答
- Would you like / 2. I’d like / 3. I’d rather have a dog. / 4. I’d rather go out than stay at home. / 5. Come here. / 6. Please don’t be late. / Don’t be late, please. / 7. Let’s play tennis. / 8. is / 9. are / 10. Is there a problem?
まとめ
- Would you like …? は「〜はいかが」のていねいな勧め、I’d like (to) は want よりていねいな希望
- would rather + 原形で「むしろ〜したい」。to は付けない
- 依頼の Could you …? は Can you …? よりていねい(過去形 could が控えめさを生む)
- 命令文は動詞の原形で始め、否定は Don’t、勧誘は Let’s + 原形
- there is / are は「〜がある・いる」。be 動詞はうしろの名詞で決まる
- 初めて話題にするものは there is、特定・既出のものは it is
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