「〜できる」「〜しなければならない」「〜かもしれない」——こうした話し手の判断や気持ちを動詞に付け加えるのが助動詞(modal verbs)です。
この記事では、英語の主要な助動詞を一覧表でまとめたうえで、can・must・should・may・have to の意味と使い方を、否定文・疑問文の作り方まで例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 主要な助動詞の一覧表(意味・例文)
- can/could・may/might・must・should・have to の使い方
- 否定文・疑問文の作り方
- must not と don’t have to の違いなど、つまずきポイント
助動詞 一覧表(意味と例文)
助動詞は〈助動詞+動詞の原形〉の形で使うのが大原則です。まずは全体像を一覧でつかみましょう。
| 助動詞 | おもな意味 | 例文 |
|---|---|---|
| can | 〜できる(能力・可能) | I can swim.(泳げる) |
| could | 〜できた/〜してくれる?(丁寧) | Could you help me?(手伝ってくれる?) |
| may | 〜かもしれない(推量)/〜してよい(許可) | May I come in?(入ってよいですか) |
| might | 〜かもしれない(may よりやや控えめ) | It might rain.(雨が降るかも) |
| must | 〜しなければならない(義務)/〜に違いない(推量) | You must go.(行かねば) |
| must not | 〜してはいけない(禁止) | You must not run.(走ってはいけない) |
| should | 〜すべきだ(助言・忠告) | You should rest.(休むべきだ) |
| shall | 〜しましょうか(提案・勧誘) | Shall we go?(行きましょうか) |
| have to | 〜しなければならない(義務) | I have to go.(行かねば) |
| don’t have to | 〜しなくてよい(不要) | You don’t have to wait.(待たなくてよい) |
| ought to | 〜すべきだ(≒ should) | You ought to rest.(休むべきだ) |
以下、それぞれの使い方を詳しく見ていきます。
may / might|推量・許可
may / might + 動詞の原形で「〜かもしれない」という推量を表します。may と might はほぼ同じ意味です。
(1) I might visit my grandmother tonight.(今夜祖母を訪ねるかもしれない。)
否定は〈may / might + not + 原形〉で「〜しないかもしれない」。
(2) I might not come to practice tomorrow.(明日は練習に来ないかもしれない。)
may には「〜してよい」という許可の用法もあります。`May I …?` は Can I …? より丁寧な言い方です。
(3) May I borrow your pen?(ペンを借りてもいいですか?)
(4) You may leave after the meeting.(会議の後は帰っていいですよ。)
can / could|能力・可能・依頼
can + 原形で「〜できる」(能力・可能)。その過去形が could(〜できた)です。否定は cannot(can’t)、疑問は主語と can を入れ替えます。
(5) Kevin can speak French.(ケビンはフランス語が話せる。)
(6) Can you ride a horse? — Yes, I can.(馬に乗れる? — うん。)
(7) When I was young, I could swim very well.(若い頃、とても上手に泳げた。)
can / could は、推量・依頼・許可でも幅広く使われます。
| 用法 | 形 | 意味 |
|---|---|---|
| 推量 | can’t be | 〜のはずがない |
| 許可 | Can / Could I …? | 〜してもいい? |
| 依頼 | Can / Could you …? | 〜してくれる? |
(8) Could you hand me that file?(そのファイルを取ってくれませんか?)
must|義務・禁止・強い推量
must + 原形で「〜しなければならない」(義務)。must not は「〜してはいけない」(禁止)。さらに「〜に違いない」(強い推量)の用法もあります。
(9) You must rest well if you want to recover.(回復したければよく休まなければならない。)
(10) You must not touch the wet paint!(塗りたてのペンキに触ってはいけない!)
(12) You must be exhausted.(疲れ果てているに違いない。)
⚠️ must には過去形・未来形がありません。「〜しなければならなかった/だろう」は had to / will have to で表します。
(11) I had to finish my report yesterday.(昨日、報告書を仕上げなければならなかった。)
should / shall / ought to|助言・提案
should + 原形で「〜すべきだ」。must や have to ほど強制的ではなく、助言・忠告のニュアンスです。
(13) You should read that book.(あの本を読むべきだよ。)
(14) You shouldn’t stay up so late.(そんなに夜更かしするべきではない。)
shall は1人称の疑問文で使い、提案・勧誘を表します。ought to は should とほぼ同じ意味です。
(15) Shall I call a taxi?(タクシーを呼びましょうか?)
(16) Shall we take a break?(休憩しませんか? = Let’s …)
(17) You ought to see a doctor.(医者に診てもらうべきだ。= You should …)
have to|「〜しなければならない」
have to + 原形で「〜しなければならない」。must と意味は近いですが、否定文・疑問文では do / does / did の力を借りる(一般動詞のように扱う)点が大きく違います。3人称単数では has to になります。
(18) I have to catch the early train.(早い電車に乗らなければならない。)
(19) She has to leave by 7:30.(彼女は7時半までに出発しなければならない。)
過去は had to、未来は will have to。
(22) We had to take a taxi last night.(昨夜はタクシーに乗らなければならなかった。)
つまずきポイント:must not と don’t have to の違い
見た目は似ていますが、意味は正反対です。ここは入試でも頻出です。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| must not(mustn’t) | 〜してはいけない(禁止) |
| don’t have to | 〜しなくてよい(不要) |
You must not go.(行ってはいけない)
You don’t have to go.(行かなくてよい)
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
- 彼は来ないかもしれない。(might)
- ここに座ってもいいですか。(May)
- 彼は泳げない。
- You( must / had to )finish this now.(現在の義務)
- She( must / will have to )work tomorrow.(未来の義務)
- He has to study.(否定文に)
解答
- He might not come. / 2. May I sit here? / 3. He can’t swim. / 4. must / 5. will have to / 6. He doesn’t have to study.
まとめ
- 助動詞は〈助動詞+動詞の原形〉が基本の形
- can(できる)・may/might(かもしれない)・must(ねばならない/に違いない)・should(すべき)
- must に過去・未来はなく、had to / will have to で代用する
- must not(禁止)と don’t have to(不要)は意味が正反対
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