「私が昨日買った本」「アメリカに住む友人」——このように名詞をうしろから説明するのが関係代名詞です。who・which・that を使い、2つの文を1つにつなぎます。
関係代名詞は、節の中での役割によって主格(主語のはたらき)と目的格(目的語のはたらき)に分かれます。この記事では、その違いと使い分けを一覧表と例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 主格・目的格の違いがひと目でわかる一覧表
- 関係代名詞の仕組み(2つの文を1つにつなぐ)
- who / which / that の使い分け(人か、人以外か)
- 連鎖関係代名詞(who + I think)など、つまずきポイント
関係代名詞の主格・目的格の違いをわかりやすく(早わかり一覧表)
関係代名詞は〈接続詞+代名詞〉のはたらきをもち、名詞(先行詞)をうしろから修飾します。まずは主格・目的格の違いを一覧でつかみましょう。
| 主格の関係代名詞 | 目的格の関係代名詞 | |
|---|---|---|
| 節の中での役割 | 主語 | 目的語 |
| 先行詞が人 | who(that) | who(m)(that) |
| 先行詞が人以外 | which(that) | which(that) |
| うしろの形 | すぐ動詞が続く | 〈主語+動詞〉が続く |
| 例 | a friend who lives in America | the girl whom I met |
先行詞(人か、人以外か)で使う語をまとめると次のとおりです。
| 先行詞 | 主格 | 目的格 |
|---|---|---|
| 人 | who | who(m) |
| 人以外 | which | which |
| すべて | that | that |
that は人・人以外のどちらにも使える万能選手です。以下、仕組みからくわしく見ていきます。
関係代名詞の仕組み(2つの文を1つにつなぐ)
関係代名詞は、共通する名詞を関係代名詞に置きかえて2つの文をつなぎます。置きかえた分だけ、節の中には欠落(あるべき語がない状態)が生じます。
This is a book. + I bought the book yesterday.
→ This is the book which I bought yesterday.(これは私が昨日買った本だ。)
この文では、which 以下で bought の目的語が欠落しています(which が先行詞 the book の代わりをしているためです)。この「欠落」を見つけることが、関係代名詞を読み解く出発点になります。
主格の関係代名詞 who / which / that
節の中で主語の役割を担うのが主格の関係代名詞です。先行詞が人なら who(that)、人以外なら which(that) を使います。
(1) I have a friend who lives in America.(アメリカに住む友人がいる。)
(2) Look at the dog which swims well.(上手に泳ぐあの犬を見て。)
どちらも、関係代名詞のすぐうしろに動詞(lives / swims)が続いているのがポイントです。
なお、〈主格の関係代名詞 + be動詞〉は省略でき、残った分詞が名詞を修飾します。
the boy who is running = the boy running(走っている少年)
目的格の関係代名詞 who(m) / which / that
節の中で目的語の役割を担うのが目的格の関係代名詞です。先行詞が人なら whom(that)、人以外なら which(that) を使います。
(3) The girl whom I met yesterday is from America.(昨日会った少女はアメリカ出身だ。)
(4) This is the fish which I caught yesterday.(これは昨日釣った魚だ。)
目的格の場合、関係代名詞のうしろに〈主語+動詞〉が続き、その動詞の目的語が欠落しています(met / caught の目的語がない)。
関係代名詞節は、必ず先行詞の直後に置きます。先行詞が主文の主語であっても、節はその直後に割り込みます。
(5) The cake which he made was delicious.(彼が作ったケーキはおいしかった。)
つまずきポイント:連鎖関係代名詞(who + I think の挿入)
関係代名詞の直後に I think / believe / know / remember / suppose などが挿入される形を連鎖関係代名詞といいます。ここで格を間違えやすいので注意しましょう。
(6) The doctor who I believed was intelligent put a cast on the wrong leg.(頭がいいと私が思っていた医者が、間違った脚にギプスをはめた。)
(7) Nobody would employ Tom, who everybody knows is dishonest.(誰もが不正直だと知っているトムを、雇おうとする者はいないだろう。)
「I believed の目的語だから whom では?」と迷いますが、答えは主格 who です。見抜き方は、挿入節を一度カッコでくくって外すこと。
- the doctor who (I believed) was intelligent
- → カッコを外すと who was intelligent(who は主格)
- → だから目的格 whom ではなく、主格 who を使う
挿入節の主語・動詞(I believed)に惑わされないのがコツです。挿入できる動詞は think, believe, know, suppose, say, feel, remember, expect など。
同じ要領で、コンマやダッシュで骨格に割り込む「挿入」も、まずカッコで外して S+V の骨格を確定します。
(8) This plan, I think, is the best one.(この計画は、私が思うに、いちばん良い。)
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
関係代名詞でつなぎなさい。
- I have a brother. He loves dogs. →( )
- This is a song. It is popular now. →( )
- She is the girl. We met her yesterday. →( )
解答
- I have a brother who loves dogs. / 2. This is a song which is popular now. / 3. She is the girl whom we met yesterday.
まとめ
- 関係代名詞は〈接続詞+代名詞〉。先行詞をうしろから説明し、節の中に欠落が生じる
- 節の中で主語なら主格(人=who/人以外=which)、目的語なら目的格(人=who(m)/人以外=which)
- that は人・人以外のどちらにも使える
- 関係代名詞節は必ず先行詞の直後に置く
- 連鎖関係代名詞は、挿入節をカッコで外せば正しい格が見抜ける
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