分詞には、動詞を -ing の形にした現在分詞(〜している)と、-ed などの形にした過去分詞(〜される)の2つがあり、どちらも形容詞のように名詞を説明します。
この記事では、現在分詞と過去分詞の違いを早わかり表で整理したうえで、名詞を修飾する限定用法・補語になる叙述用法、そして間違えやすい感情の分詞(interesting と interested など)まで、例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 現在分詞と過去分詞の違い(ひと目でわかる早わかり表)
- 名詞を修飾する分詞(限定用法)と補語になる分詞(叙述用法)
- 第5文型(SVOC)での分詞の使い方
- 感情を表す動詞の分詞(interesting/interested)の使い分け
現在分詞と過去分詞の違い(早わかり)
分詞は形容詞のように働きますが、現在分詞(-ing)は「能動=〜している」、過去分詞(-ed など)は「受動=〜される」という関係を表します。まずは全体像を表でつかみましょう。
| 現在分詞(-ing) | 過去分詞(-ed など) | |
|---|---|---|
| 意味 | 〜している(能動) | 〜される(受動) |
| 名詞との関係 | 名詞が動作をする側 | 名詞が動作をされる側 |
| 例 | a sleeping baby(眠っている赤ちゃん) | the bag given by my aunt(おばがくれた=与えられたかばん) |
以下、それぞれの使い方を詳しく見ていきます。
名詞を修飾する分詞(限定用法)
分詞が名詞を直接修飾するのが限定用法(attributive)です。ポイントは置く位置。分詞1語なら名詞の前、修飾語や目的語を伴って2語以上になるときは名詞の後ろに置きます。現在分詞は「〜している」という能動、過去分詞は「〜される」という受動の関係です。
(1) Look at that sleeping baby.(あの眠っている赤ちゃんを見て。)
(2) The baby sleeping in the bed is my brother.(ベッドで眠っている赤ちゃんは弟だ。)
(3) This is the bag given by my aunt.(これはおばがくれたかばんだ。)
(1) は sleeping の1語なので baby の前に、(2)(3) は2語以上のかたまりなので名詞の後ろに置かれています。sleeping は「赤ちゃんが眠っている」能動、given は「かばんが与えられた」受動の関係です。
補語になる分詞(叙述用法)
補語(C)として使うのが叙述用法(predicative)で、第2文型(主格補語)と第5文型(目的格補語)で使います。現在分詞は「〜しながら」、過去分詞は「〜されて」と訳します。叙述用法でよく使う代表的な形を表にまとめます。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| keep -ing | 〜し続ける |
| come -ing | 〜しながら来る |
| sit / stand -ing | 座って/立って〜している |
| go -ing | 〜しに行く |
| be busy -ing | 〜するのに忙しい |
| spend O -ing | 〜して(時を)過ごす |
(4) He came running to me.(彼は私のところへ走ってきた。)
(5) He spent the evening listening to music.(彼は音楽を聴いて夕方を過ごした。)
第5文型(SVOC)での分詞
第5文型では、知覚動詞(see, hear, feel)・使役動詞(have, get)・keep / leave などが目的格補語(C)に分詞をとります。「OがCしている」なら現在分詞、「OがCされる」なら過去分詞を選びます。
(6) We heard the girl playing the violin.(少女がバイオリンを弾いているのが聞こえた。)
(7) I had my hair cut short.(髪を短く切ってもらった。)
(6) は「少女が弾いている」ので現在分詞、(7) は「髪が切られる」ので過去分詞です。
イディオムとして make oneself understood(自分の言うことを相手に分からせる)/make oneself heard(自分の声を届かせる)もあわせて押さえておきましょう。
感情を表す動詞の分詞(interesting と interested の違い)
excite, interest, surprise などは「(人を)〜させる」という他動詞です。ここから作る分詞は、現在分詞が「(人を)〜させる」、過去分詞が「(人が)〜させられる=〜する」という意味になります。
(8) The game was exciting.(試合が興奮させる)/ I was excited.(私が興奮した)
使い分けの原則はシンプルで、ものが主語なら現在分詞(interesting, surprising)、人が主語なら過去分詞(interested, surprised)です。
つまずきポイント:現在分詞と過去分詞の取り違え
感情の分詞は入試でも狙われます。The news was surprising.(ニュースが人を驚かせる)と I was surprised.(私が驚かされた)のように、主語がもの(〜させる側)か、人(〜させられる側)かで分詞を選ぶのがコツです。
| 主語 | 使う分詞 | 例 |
|---|---|---|
| もの・こと(〜させる側) | 現在分詞(-ing) | The news was surprising. |
| 人(〜させられる側) | 過去分詞(-ed) | I was surprised. |
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
( )内を適切な分詞にしなさい。
- Look at the ( break ) window.(壊された窓)
- The news was ( surprise ).
- I was ( surprise ) at the news.
- He kept me ( wait ) for an hour.
解答
- broken(窓は「壊される」側 → 過去分詞)/ 2. surprising(ニュースが人を驚かせる → 現在分詞)/ 3. surprised(人が驚かされる → 過去分詞)/ 4. waiting(私が「待っている」→ 現在分詞)
まとめ
- 現在分詞(-ing)は「〜している(能動)」、過去分詞(-ed など)は「〜される(受動)」
- 名詞を修飾する分詞は、1語なら名詞の前・2語以上なら名詞の後ろ
- 補語になる分詞は第2文型・第5文型で使い、SVOCでは「OがCする/される」で現在分詞・過去分詞を選ぶ
- 感情の分詞は、ものが主語→現在分詞、人が主語→過去分詞
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