共通テストの英語リスニングは、センター試験時代の「教室スピーカーで一斉放送」とは違い、受験生一人ひとりがICプレーヤーとイヤホンで音声を再生します。この方式は2021年の共通テスト移行時に本格導入されましたが、「イヤホンってどんなの?」「音量は途中で変えられる?」「壊れたらどうなる?」といった不安を持つ人は少なくありません。
このページでは、リスニングの機器の仕組み・音量調整・トラブル対応・当日の流れを、制度面から実務的にまとめます。勉強法そのものは共通テストリスニング完全ガイドを、音源を使った演習はリスニングの音声で過去問演習する方法をご覧ください。
この記事の要点
- リスニングは各自のICプレーヤー+イヤホンで再生。席による有利・不利がない。
- 音量調整は試験開始時の案内に従って行うのが基本。普段からイヤホンで演習を。
- 機器の動作不良は試験時間中に申し出れば対応される仕組みがある。
- 最新の正確なルールは必ず大学入試センターの受験案内で確認すること。
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なぜイヤホンで受けるのか
センター試験時代(〜2020年)のリスニングは、教室のスピーカーからの一斉放送でした。この方式は座席の位置によって聞こえ方に差が出るという課題がありました。
共通テストでは、受験生ごとに配付されるICプレーヤーとイヤホンで個別に再生する方式に変わり、席による聞こえ方の不公平が解消されました。その代わり、受験生の側には「自分の機器・イヤホンで聞く前提の練習」が求められるようになっています。普段スピーカーでしか演習していないと、本番のイヤホン再生で違和感を覚えることがあるためです。
機器の仕組み(ICプレーヤー・イヤホン)
リスニングで使う機器の基本は次のとおりです。細かい仕様や運用は年度により変わる可能性があるため、必ず最新の受験案内で確認してください。
| 項目 | 内容の目安 |
|---|---|
| 再生機器 | 音声メモリー付きのICプレーヤー(各自に配付) |
| イヤホン | 機器に付属するイヤホン(両耳) |
| 再生 | 受験生が自分のタイミングで再生開始(試験官の合図に従う) |
| 音量 | 試験開始時の案内に従って調整 |
| 持ち物 | 自分のイヤホン持ち込みの可否など細則は受験案内に従う |
イヤホンが体質的に合わない場合や、その他配慮が必要な場合の扱いも受験案内に定められています。該当しそうな人は、出願時・事前に確認・相談しておくと安心です。
音量調整とトラブル時の対応
音量調整
音量は、試験開始時のアナウンス・画面の案内に沿って調整するのが基本です。本番で「小さすぎた/大きすぎた」と気づいても慌てないよう、普段の演習からイヤホンの装着感と音量に慣れておきましょう。
機器が正常に動かないとき
万一、配付された機器が正常に作動しない場合には、試験時間中に申し出れば交換・対応が受けられる仕組みがあります。「動かないまま黙って時間が過ぎる」のが最悪なので、異常に気づいたらすぐ手を挙げて試験官に伝える、と頭に入れておいてください。具体的な手順・救済の扱いは受験案内で確認しましょう。
試験時間・読み上げ回数・配点
機器と合わせて、当日の「進み方」も知っておくと落ち着けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 満点 | 100点(リーディングも100点) |
| 解答時間 | 30分(試験時間の枠は機器確認等を含め約60分) |
| 大問数 | 第1問〜第6問 |
| 読み上げ回数 | 第1問〜第3問=2回読み/第4問〜第6問=1回読み |
特に注意したいのが後半の1回読みです。第4〜6問は1回しか流れないため、設問・選択肢を先読みしておくことが得点を左右します(「先読み禁止」は誤解で、先に読んでおくのは有効な戦略です)。詳しくは完全ガイドの勉強法パートを参照してください。英語全体の時間配分は共通テスト英語の時間配分も役立ちます。
当日の流れ(イメージ)
本番の進行イメージを掴んでおきましょう(詳細・順序は当日の試験官の指示に従ってください)。
- 機器・イヤホンが配付される
- 試験官の案内に従い、動作確認・音量調整を行う
- 不具合があればこの段階、または試験中にすぐ申し出る
- 合図で解答開始、音声が流れる(前半2回読み・後半1回読み)
- 30分の解答時間内に解き切る
よくある質問(FAQ)
イヤホンはいつから導入されましたか?
2021年の共通テスト移行時に、受験生ごとのICプレーヤー+イヤホン方式が本格導入されました。センター試験時代は教室スピーカーの一斉放送でした。
音量は途中で変えられますか?
基本は試験開始時の案内に沿って調整します。細かな可否・タイミングは受験案内に従ってください。普段からイヤホンで演習し、自分に合う音量感を掴んでおくと安心です。
機器が壊れたらどうなりますか?
試験時間中に申し出れば、交換などの対応が受けられる仕組みがあります。異常に気づいたら黙っていないで、すぐ試験官に伝えましょう。
自分のイヤホンは持ち込めますか?
配付機器・イヤホンの使用が原則です。持ち込みや体質的な配慮の可否は受験案内に定めがあるため、必ず最新の公式情報で確認してください。
なぜ後半は1回しか読まれないのですか?
より実戦的な聴解力を測るためで、第4〜6問は1回読みです。先読みと放送を聞きながらの選択肢消去で対応します。具体的なコツは完全ガイドへ。
機器に慣れることも「対策」の一部
イヤホン再生・音量・当日の流れに慣れておくことは、立派なリスニング対策です。そして本番で力を出すには、毎日イヤホンで演習する習慣がいちばん効きます。
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