共通テストリスニングの参考書・問題集おすすめ14選|レベル別ルートと比較レビュー

「共通テストのリスニング参考書、種類が多すぎてどれを買えばいいか分からない」——これは毎年もっとも多い相談のひとつです。書店には入門書・レベル別問題集・実戦問題集・過去問集が混在していて、用途を取り違えると一気に遠回りになります。

このページでは、共通テストリスニングの定番参考書14冊を「①入門・音づくり → ②レベル別・形式慣れ → ③実戦・数をこなす」の3層に整理し、1冊ずつの位置づけと「こんな人向け」を個別レビューします。まず全体像を知りたい人は共通テストリスニング完全ガイド(勉強法・コツと参考書レビュー)を先にお読みください。

結論から:迷ったらこの3冊ルート

  • 入門:「きめる!」または「点数が面白いほどとれる本(竹岡)」を1冊やり切る
  • 形式慣れ:「東進レベル別問題集」を自分のレベルの巻から積む
  • 実戦:過去問(赤本)+「河合 総合問題集(黒本)」で数をこなす
  • 参考書は増やすより繰り返す。同じ音源を「解く→ディクテーション→シャドーイング」で使い倒すのが最短です。

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目次

参考書は「3層」で選ぶ(最重要)

リスニング参考書選びで失敗する最大の原因は、役割の違う本を混同することです。まず次の3層を頭に入れてください。

役割向いている状態代表的な本
① 入門・音づくり発音・音声変化を学び「音が聞こえる耳」を作るそもそも音が聞き取れないきめる/竹岡/もりてつ/プラチナルール
② レベル別・形式慣れ共通テスト形式を易しい順に積む音は聞こえるが解けない東進レベル別/全レベル問題集2/満点のコツ/TRY30
③ 実戦・数をこなす本番形式で仕上げる形式に慣れて得点を安定させたい河合黒本/駿台青本/Z会実戦模試/過去問(赤本)/予想問題集

「実戦問題集をいきなり大量に解く」→「聞き取れず消化不良」が典型的な失敗パターンです。①でつまずいているのに③を買っても、音が聞こえないまま答えだけ丸暗記することになります。


レベル別ロードマップ

自分の現在地から、次に手を出すべき本を選んでください。

目標得点段階やること使う本の例
〜5割基礎発音・音声変化の理解、短文からきめる/竹岡/もりてつ
6〜8割標準共通テスト形式に慣れる東進レベル別1〜3/全レベル問題集2/満点のコツ
9割〜満点実戦本番形式で数をこなす過去問(赤本)/河合黒本/駿台青本/Z会
難関大発展共通テストを超える負荷をかける新キムタツの東大英語リスニング

【①入門・音づくり】まず1冊目に選ぶ本

きめる!共通テスト英語リスニング(Gakken)

講義形式で、音声変化(連結・脱落・弱形)の基本から丁寧に解説してくれる入門書。「何から始めればいいか分からない人の1冊目」として定番です。読み物としても進めやすく、リスニングが苦手で手が止まっている人の突破口になります。

大学入学共通テスト英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本(KADOKAWA/竹岡広信)

「なぜ聞き取れないのか」を理屈から解説するタイプ。感覚ではなく理解で押さえたい人、独学で深く納得しながら進めたい人に向きます。竹岡先生の説明の分かりやすさに定評があり、入門〜標準の橋渡しに最適です。

1カ月で攻略!大学入学共通テスト英語リスニング(アルク/森田鉄也=もりてつ)

短期集中型で、トレーニングの手順が明確。ディクテーションやシャドーイングの回し方まで示してくれるので、「やり方が分からない」人や直前期の立て直しにも使えます。入門から演習への橋渡しを1冊で担えるのが強みです。

関正生の英語リスニング プラチナルール(KADOKAWA/関正生)

音の変化を「ルール」として体系化した1冊。感覚頼みでなく、法則で音を捉えたい人に向きます。関先生の説明が合う人には、聞き取りの仕組みが一気に腑に落ちます。


【②レベル別・形式慣れ】共通テスト形式を積む本

共通テスト英語リスニング レベル別問題集 0〜3(東進ブックス/安河内哲也)

レベル0から段階的に積めるシリーズ。基礎から不安な人は0や1から、ある程度できる人は2・3から入れます。「自分のレベルに合った巻を選べる」ため、基礎からの積み上げの主軸にしやすいのが最大の利点です。

大学入試 全レベル問題集 英語リスニング2 共通テストレベル(旺文社/坂本浩)

共通テストレベルに絞った演習書。標準力の底上げに向き、レベル別ルートの「共通テストレベル」の1冊として組み込みやすい構成です。

共通テスト英語[リスニング]満点のコツ 改訂版(Gakken)

高得点に必要な着眼点を凝縮した仕上げ系。基礎が固まった人が9割超えを狙う段階で効きます。タイトル通り「満点を取り切る」ための詰めに使う位置づけです。

共通テスト英語リスニング オリジナル問題集 TRY30(桐原書店/小森清久)

30回分の演習で形式に慣れる問題集。演習量を小分けにして毎日積みたい人に向きます。数をこなして形式への反応速度を上げたい段階の候補です。


【③実戦・数をこなす】本番形式で仕上げる本

共通テスト過去問研究 英語(赤本/教学社)

最優先の実戦素材。本番の出題・スピード・多様なアクセントの「基準」を体に入れられます。まずは過去問で本番の質を知り、それを軸に他の問題集で量を補うのが王道です。過去問音源の具体的な使い方はリスニングの音声で過去問演習する方法で解説しています。

共通テスト総合問題集 英語[リスニング](河合塾/通称「黒本」)

予備校が作る良質な予想問題集。過去問だけでは足りない演習量を補う定番です。解説が丁寧で、復習の起点として信頼できます。

共通テスト実戦問題集 英語[リスニング](駿台/通称「青本」)

やや骨のある問題で実戦力を鍛えたい人に。黒本と併用して問題のバリエーションを増やすと、本番での対応力が上がります。

共通テスト実戦模試(2) 英語リスニング(Z会)

難度は高め。高得点帯(9割〜満点)を狙う人が、本番以上の負荷で詰めるのに向きます。余裕がある人の上積み用です。

実戦対策問題集(水野卓)/予想問題集(谷川学)/授業の実況中継(語学春秋社)

いずれも追加の補強候補。予想問題で新傾向を埋めたり、講義系(実況中継)で解き方の言語化を補ったりと、苦手や不足を狙って足す使い方が向いています。


難関大志望の「次の一冊」

新キムタツの東大英語リスニング(Basic/無印/Super)(アルク/木村達哉)

共通テストレベルを超えたい東大・早慶志望の終着点。共通テストで安定して9割以上取れるようになった人が、さらに上の負荷をかけて2次・私大のリスニングに備えるための1冊です。共通テスト対策としてはオーバーワークなので、余力と志望校次第で。


定番参考書 比較一覧

版年(2026年版など)は毎年改訂されるため、購入時は最新版を選んでください。

書名レベルこんな人に
きめる!共通テスト英語リスニング基礎〜標準1冊目・何から始めるか迷う人
点数が面白いほどとれる本(竹岡広信)基礎〜標準理屈で納得して独学したい人
1カ月で攻略!(森田鉄也/もりてつ)①→②基礎〜標準短期集中・直前の立て直し
プラチナルール(関正生)基礎〜標準音をルールで体系化したい人
東進 レベル別問題集 0〜3基礎〜標準基礎から段階的に積む主軸
全レベル問題集2 共通テストレベル標準標準力の底上げ
満点のコツ(改訂版)標準〜実戦9割超えの仕上げ
TRY30(桐原書店)標準演習量を小分けで積む
河合 総合問題集(黒本)実戦演習量の確保・復習重視
駿台 実戦問題集(青本)実戦骨のある問題で鍛える
Z会 実戦模試実戦〜難高得点帯の詰め
過去問研究(赤本)実戦全員必須の本番基準
水野卓/谷川学/実況中継標準〜実戦苦手・不足の追加補強
新キムタツの東大英語リスニング難関東大・早慶志望の次の一冊

よくある質問(FAQ)

参考書は何冊やればいいですか?

入門1冊+レベル別1冊+実戦(過去問+黒本)で十分です。何冊も手を広げるより、同じ本を繰り返して「聞き取れる音」を増やす方が伸びます。

過去問と予想問題集はどちらを優先すべき?

過去問が最優先です。本番の質・スピード・アクセントの基準を体に入れてから、演習量を黒本・青本などの予想問題集で補うのが効率的です。

音声はどうやって聞くのがおすすめ?

本番と同じイヤホンで聞く習慣をつけましょう。イヤホン・機器の仕組みや当日の流れは共通テストリスニングのイヤホン・機器ガイドで解説しています。スキマ時間の学習にはリスニング対策アプリの活用法も参考にしてください。

参考書だけで9割取れますか?

正しい順番(音づくり→形式慣れ→実戦)と毎日の継続ができれば十分可能です。ただし独学だと「やり方が自己流のまま固まる」リスクがあります。次項もご覧ください。


参考書の効果を最大化するなら

参考書はあくまで「素材」です。先読み・シャドーイングのやり方が自己流だと、同じ本を使っても伸び方が変わってしまいます。

毎日続ける環境で、参考書の効果を引き上げる

イエナアカデミーでは、毎日22:30〜23:30のオンライン・リスニング対策クラスを開講中。今使っている参考書・過去問を教材に、先読み・シャドーイング・ディクテーションの型をその日のうちにプロがチェックします。

勉強法の全体像は共通テストリスニング完全ガイド、英語全体の戦略は共通テスト英語の対策法もあわせてどうぞ。

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