共通テストの英語は、リーディング100点・リスニング100点の1:1配点(2021年の共通テスト移行後)。リスニングは「才能」ではなく、正しいコツを知り、毎日積み上げた人から順に伸びる分野です。だからこそ、やり方を押さえれば9割・満点は十分に射程に入ります。
このページでは、共通テストリスニングで高得点を取るためのコツを総論としてまとめます。個別のやり方は、先読みのやり方・シャドーイングのやり方・大問別攻略の各記事に譲り、ここでは「何を・どう詰めれば点になるか」の全体像を示します。勉強法の全体像は共通テストリスニング完全ガイドもあわせてどうぞ。
この記事の要点
- リスニングは配点100点。毎日の積み上げが最も効く分野。
- 高得点者は「音声変化の理解」「先読み」「1回読み対策」「メモ」「内容予測」「集中力の維持」を徹底している。
- 9割の壁=安定して聞き取る力、満点の壁=後半の1回読みでの取りこぼしゼロ。
- 仕様(配点・読み上げ回数など)は変わりうるので、最新は大学入試センターの発表で確認を。
リスニングで差がつく理由
センター試験時代の「筆記200点・リスニング50点」から、共通テストではリスニング100点へと比重が大きく上がりました。にもかかわらず「過去問を数回聞いただけ」という受験生は今も多く、ここが最も差がつくポイントです。
リーディングが長年の積み重ねを要するのに対し、リスニングは正しいやり方で毎日続ければ短期間でも伸びやすい分野。伸び悩んでいる人ほど、コツを知って演習の質を変えるだけで一気に得点が動きます。読み上げは第1〜3問が2回読み、第4〜6問が1回読み、解答時間は30分が基本です(最新の仕様は大学入試センターの発表で確認してください)。
高得点者がやっているコツ
高得点者が共通して徹底していることを、6つに整理しました。
- ① 音声変化を知る:英語は「単語の音」と「文中で流れる音」が違います。連結(リンキング)・脱落・弱形などの音声変化を知らないと、知っている単語でも聞き取れません。まずは音のルールを理解することが土台です。
- ② 設問・選択肢の先読み:放送が流れる前に設問と選択肢に目を通し、「何を聞き取るべきか」を決めておく。先読みは禁止ではなく、むしろ有効な戦略です。→先読みのやり方
- ③ 1回読み対策:後半(第4〜6問)は1回しか流れません。「聞き逃してもいい情報」と「絶対に取る情報」を先読みで切り分け、一発で決める集中力を作ります。
- ④ 数字・固有名詞のメモ:時刻・金額・曜日・人名・地名などは記憶に残りにくく、選択肢の判断を左右します。聞こえた瞬間に短くメモする習慣を。
- ⑤ 選択肢からの内容予測:選択肢を見れば「話の展開」がある程度読めます。予測しておくと、放送を聞きながら余裕を持って選択肢を消去できます。
- ⑥ 集中力の維持:30分・全問を通して集中を切らさない。1問の失点を引きずらず、次に切り替える練習も本番力のうちです。
これらを一度に完璧にする必要はありません。まず①②から着手し、演習で③〜⑥を上乗せしていくのが現実的です。
「9割の壁」と「満点の壁」の違い
同じ高得点でも、9割と満点では詰めるべきものが違います。
| 目標 | 越えるべき壁 | 詰めるポイント |
|---|---|---|
| 9割 | 安定して聞き取る力 | 音声変化の理解+先読みで、前半(2回読み)を確実に。取りこぼしを「たまに1〜2問」に抑える |
| 満点 | 後半1回読みの取りこぼしゼロ | 第4〜6問の複雑な設問・複数話者・図表照合で1問も落とさない精度と集中力 |
9割までは「基礎の音づくり+先読み」で届きやすい一方、満点は後半の1回読みでのミスを完全に消すことが鍵になります。ここは数をこなして形式に慣れるしかなく、大問別攻略で大問ごとの落とし穴をつぶしておくと効率的です。
毎日の演習でコツを定着させる
コツは「知っている」だけでは点になりません。毎日の演習で体に入れることで初めて本番で使えます。おすすめの型は次のとおりです。
- 先読みの型:本番と同じく、放送前の限られた時間で設問・選択肢に目を通す練習を毎回入れる。時間を計って「先読みの速度」も鍛える。
- シャドーイングの型:聞いた音を追いかけて声に出す。音声変化が体に入り、「聞こえる耳」が育ちます。→シャドーイングのやり方
- ディクテーション:聞き取れなかった箇所を書き取り、「なぜ聞けなかったか」を音声変化の観点で確認する。
- 本番形式の通し演習:仕上げに過去問を通しで解き、30分の集中力と時間感覚を作る。→音声で過去問演習・過去問アーカイブ
参考書は増やすより、同じ音源を「解く→ディクテーション→シャドーイング」で使い倒すのが最短です。
よくある質問(FAQ)
短期間でもリスニングは伸びますか?
伸びます。リスニングは正しいやり方で毎日続けると比較的短期間でも変化が出やすい分野です。まず音声変化の理解と先読みから着手し、シャドーイングを毎日の習慣にしてください。
先読みはやってもいいのですか?
問題ありません。設問・選択肢の先読みは禁止ではなく、むしろ高得点者が徹底している有効な戦略です。特に後半の1回読みでは、先読みで「何を取るか」を決めておくかどうかが得点を左右します。
メモは取ってもいいですか?
問題冊子への書き込み・メモは活用しましょう。時刻・金額・人名など記憶に残りにくい情報は、聞こえた瞬間に短くメモしておくと選択肢の判断が安定します。
満点を狙うには何を詰めればいいですか?
後半(第4〜6問)の1回読みでの取りこぼしをゼロにすることです。複数話者・図表照合など複雑な設問で1問も落とさない精度が要るので、大問別に弱点をつぶし、本番形式の通し演習で仕上げてください。なお配点・読み上げ回数などの最新仕様は大学入試センターの発表で確認しましょう。
毎日の積み上げが、リスニングを変える
リスニングは「正しいやり方を、毎日続けられるか」で差がつきます。とはいえ、独学で毎日の型を一人で維持するのは簡単ではありません。
本番と同じ環境で、毎日積み上げる
イエナアカデミーでは、毎日22:30〜23:30のオンライン・リスニング対策グループレッスンを開講中。本番と同じイヤホン演習を毎日の習慣にしながら、先読み・シャドーイング・ディクテーションの型をプロが直接チェックします。ただいま無料体験レッスンの受講者を募集中です。
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