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東大受験科目と配点の全体像を先に示すと、東大入試の合否は共通テスト110点換算+二次試験440点=総合550点満点で判定されます。共通テストの比重は全体の2割で、勝負の8割は二次試験。二次の配点は文系・理系とも計440点ですが、科目の組み合わせと重みが異なります。
この記事では、東大の入試科目・配点・試験時間を文系/理系別に一覧化したうえで、東大合格者530名の開示得点をイエナアカデミーが独自集計したデータから「配点表だけでは見えない、実際にどの科目が合否を分けているのか」までまとめます。
東大入試の全体像:総合550点満点の仕組み
| 区分 | 配点 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 共通テスト(110点に圧縮) | 110点 | 20% |
| 二次試験(個別学力試験) | 440点 | 80% |
| 合計 | 550点 | 100% |
- 共通テストは素点(1000点満点)を×110/1000で110点満点に換算します(2024年度は900点満点からの換算)。計算方法の詳細は東大の共通テスト圧縮計算のやり方で解説しています。
- 出願者が多い年は、共通テストの得点のみで第一段階選抜(足切り)が行われます。倍率は科類ごとに予告され、近年は概ね2.5〜3.5倍程度。実施されない科類・年度もあります。詳しくは東大の足切りの仕組みと予想ラインをご覧ください。
合格に必要な総合点(合格最低点)は科類・年度で変動します。最新の数字は東大合格最低点【2024〜2026】にまとめています。
共通テストの受験科目
共通テストでは国語・数学・外国語に加えて、理系は理科2科目と地歴公民1科目、文系は地歴公民2科目と理科基礎、さらに情報を受験する組み合わせが基本とされます(科目指定の詳細は必ず最新の入学者選抜要項で確認してください)。
配点上は110/550点と小さく見えますが、軽視は禁物です。開示データでは、理系合格者の共通テスト得点率は3年間で89.1〜92.1%、82%未満の合格者はゼロでした。圧縮されても「9割前後が前提条件」というのが実態です。学年別の目安は高1・高2の共通テスト目安で解説しています。
東大二次試験の科目と配点(理系:理一・理二・理三)
| 科目 | 配点 | 試験時間・形式 |
|---|---|---|
| 英語 | 120点 | 120分。要約・英作文・リスニング・和訳・長文など多技能型 |
| 数学 | 120点 | 150分・6問。全問記述式 |
| 国語 | 80点 | 現代文・古文・漢文 |
| 理科(2科目) | 120点 | 150分・2科目で各60点。物理・化学の選択が多数派とされる |
| 合計 | 440点 |
理系の特徴は、英語・数学・理科がそれぞれ120点で並ぶ「三本柱」構造であることです。国語(80点)を含め、どの科目も捨てられない総合力型の配点になっています。
- 数学は6問150分の全問記述式。科目別対策は東大数学 対策ガイド・理系数学の対策へ。
- 理科は2科目150分を自分で時間配分する形式です。東大物理の対策ガイド・東大化学の対策ガイドで傾向と勉強法をまとめています。
- 英語はリスニングが試験中盤に約30分放送される独特の構成です。東大英語対策 総合ガイドをご覧ください。
東大二次試験の科目と配点(文系:文一・文二・文三)
| 科目 | 配点 | 試験時間・形式 |
|---|---|---|
| 英語 | 120点 | 120分。理系と共通問題 |
| 国語 | 120点 | 現代文・古文・漢文。理系より配点が大きい |
| 地歴(2科目) | 120点 | 2科目で120点。論述中心 |
| 数学 | 80点 | 100分・4問。全問記述式 |
| 合計 | 440点 |
文系は英語・国語・地歴2科目が各120点で並び、数学は80点という配点です。開示データでは、文系の地歴2科目は二次合格最低点への寄与率が3年間33〜37%で安定しており、文系の得点基盤といえます。数学の対策は東大文系数学の対策にまとめました。
なお、理系3科類の違い(進学先・合格ラインの差)は理科一類・二類・三類の違いで詳しく解説しています。
配点表だけでは分からない「実際の得点源」(開示データ)
同じ120点でも、「合格者が実際に取れている点数」は科目でまったく違います。理系合格者の二次・教科別平均(開示得点530名の集計)を見てください。
| 教科(満点) | 2024平均 | 2025平均 | 2026平均 | 3年間の変化 |
|---|---|---|---|---|
| 英語(120) | 80.8 | 77.5 | 65.9 | −14.9点 |
| 数学(120) | 68.8 | 57.4 | 48.7 | −20.1点 |
| 国語(80) | 42.6 | 50.6 | 47.2 | +4.6点 |
| 理科2科目(120) | 70.2 | 65.1 | 76.0 | +5.8点 |
英語と数学の平均が3年連続で大きく下がる一方、理科だけが上昇しています。2026年度は二次合格最低点への寄与率で理科が34.7〜37.0%と全教科の首位に立ち、それまで最大の得点源だった英語(2024-25年は寄与率32〜37%で首位)と入れ替わりました。
つまり配点表の「英数理が各120点」という見た目以上に、いまの東大入試は理科と共通テストで土台を作り、英語・数学は平均点前後を確実に取る総合力勝負へ変わっています。「英数で稼いで逃げ切る」前提の学習計画は直近データとずれ始めている——これが、配点まとめの先にあるいちばん重要な事実です。
科目別の対策ガイド(過去問・勉強法・参考書)
配点と全体像を押さえたら、次は科目別の対策です。各科目の傾向・過去問の使い方・参考書ルートは以下にまとめています。
- 理科:東大物理の対策/東大化学の対策/理科はいつから始めるべきか
- 数学:東大数学 対策ガイド(満点はいらない)
- 英語:東大英語対策 総合ガイド
- 共通テスト:足切りの仕組み/目標点・何割必要か
- 学習計画・塾選び:東大合格者の勉強時間/東大対策の塾選びガイド
よくある質問(FAQ)
東大の理科一類・二類・三類で受験科目は違いますか?
二次試験の科目・配点は理系3科類とも共通(英語120・数学120・国語80・理科2科目120)です。違うのは合格ラインと進学先で、詳しくは理科一類・二類・三類の違いをご覧ください。
文系と理系で配点はどう違いますか?
合計はどちらも二次440点+共通テスト110点=550点満点です。理系は数学120・国語80・理科2科目120、文系は数学80・国語120・地歴2科目120で、数学と国語の重みが入れ替わり、選択科目が理科/地歴に分かれます。
東大合格には何点必要ですか?
2026年度の合格最低点(550点満点)は理系が理一303.39〜理三346.09、文系が文三316.32〜文二330.47でした。ただし平均的な合格者はボーダー+17〜43点上にいます。科類別・年度別の詳細は東大合格最低点【2024〜2026】にまとめています。
共通テストは何割取ればよいですか?
開示データでは理系合格者の得点率は89.1〜92.1%で推移し、82%未満の合格者は3年間ゼロでした。理系は9割前後を前提に考えるのが現実的です。文系は87.7〜89.8%が平均で、2026年度には72.6%からの文一合格例もあり、二次での逆転余地が理系より大きめです。
どの科目から対策を始めるべきですか?
配点だけ見ると英数優先に見えますが、直近3年の開示データでは理科が最大の得点源に変わっています。英語・数学の基礎を早期に固めつつ、理科の演習期間を高2から確保するのが現在のデータに沿った順序です。詳しくは理科はいつから始めるべきかをご覧ください。
データの出典と注記
開示得点データは、ウェブサイト上で公開されている2024〜2026年度の東大合格者530名の本人申告開示得点を、イエナアカデミーが独自に収集・集計したものです(開示未記載30名を除くn=500)。合格最低点は東京大学公表値。科目・配点は執筆時点の情報に基づくため、出願の際は必ず東京大学の最新の入学者選抜要項をご確認ください。
科目配点から逆算する東大対策はイエナアカデミーへ
イエナアカデミーは、開示得点データの分析に基づいて「どの科目で何点積み上げるか」から学習計画を設計する、オンライン対応の個別指導塾です。配点と現在の学力から、一人ひとりの得点戦略を一緒に組み立てます。
