関係代名詞の省略|省略できる場合・できない場合をわかりやすく

関係代名詞は、省略できる場合とできない場合があります。英文を読むとき「関係代名詞が消えている」ことに気づけないと、文の構造を見失ってしまいます。

この記事では、関係代名詞の省略を中心に、所有格 whose・that が好まれる場合・前置詞+関係代名詞まで、例文でわかりやすく解説します(関係代名詞の基本はUnit35へ)。

✅ この記事でわかること

  • 関係代名詞を省略できる場合・できない場合のルール
  • 目的格の省略=接触節とは
  • 所有格 whose/that が好まれる場合
  • 前置詞+関係代名詞(in which など)

目次

関係代名詞の省略ルール(早わかり)

まず結論。省略の可否は次の3ルールで決まります。

ケース省略
目的格の関係代名詞(whom/which/that)○ できるthe boy (whom) I met
主格の関係代名詞(who/which/that)× できない(原則)the boy who lives here
前置詞を前に出したとき(in which など)× できないthe house in which they live

目的格の省略=接触節

目的格の関係代名詞は省略できます。 省略された結果、先行詞と節が直接つながる形を接触節といいます。

(1) He is the boy (whom) I met yesterday.(彼は昨日私が会った少年だ。)

whom を省略すると `the boy I met yesterday` となり、名詞のうしろに主語+動詞が直接続きます。これが接触節です。

⚠️ 主格の関係代名詞は省略できないのが原則です。 `the boy who lives here`(× the boy lives here では文が成立しない)


所有格の関係代名詞 whose

whose は、先行詞の所有格(his / its など)と接続詞の働きを兼ねます。先行詞が人でもものでも whose を使い、〈whose + 名詞〉を節の先頭に置きます。

(2) I have a friend whose father is a doctor.(父親が医者である友人がいる。)

(3) This is a word whose meaning I don’t know.(これは意味がわからない単語だ。)


that が好まれる場合

次のような先行詞では、who/which より that が好まれます。

先行詞のタイプ
the first / the only / the samethe only student that
最上級the fastest train that
all / every / no / 序数all the money that
不定代名詞(nobody など)nobody that
人+ものa boy and a dog that

(4) That is the fastest train that I have ever ridden.(今まで乗った中で一番速い電車だ。)


前置詞 + 関係代名詞

目的格 whom / which が前置詞の目的語のとき、書き方は2通りあります。

(5) This is the house which they live in. = This is the house in which they live.(これは彼らが住んでいる家だ。)

⚠️ 前置詞を前に出した〈前置詞+関係代名詞〉では、関係代名詞は省略できません(that も使えません)。

  • look for などイディオムの前置詞は、後ろに残すのが普通
  • during / beyond / except などは必ず〈前置詞+関係代名詞〉

発展:複合関係詞と however + 形容詞

whatever / whoever / whenever などの複合関係詞は、名詞節(〜するものは何でも)と副詞節(たとえ〜でも)の2用法があります。

(6) I can help whoever needs help.(助けが必要な人は誰でも助ける。=名詞節)

(7) Whatever the motive may be, be cautious.(動機が何であれ、慎重にせよ。=副詞節)

入試で狙われやすいのが However + 形容詞/副詞(=No matter how) の譲歩です。「どんなに〜でも」の意味で、形容詞・副詞が However の直後に前置されます。

(8) However hard you try, you cannot please everyone.(どんなに頑張っても、全員は満足させられない。)

(9) I will go out, no matter how cold it is.(どんなに寒くても出かける。)

(10) Young as he is, he is very wise.(彼は若いけれども、とても賢い。=as 譲歩・形容詞前置)

✅ 見抜き方:文頭の However の直後に形容詞・副詞があれば「しかし」ではなく「どんなに〜でも」。接続副詞の however(「しかしながら」=コンマ区切り)と必ず区別する。


ミニ確認問題

問題(クリックで解答)

  • I have a friend. His father is a teacher.(whose でつなぐ)
  • This is the house. They live in it.(in which でつなぐ)
  • You may invite( )you like.(好きな人は誰でも)

解答

  • I have a friend whose father is a teacher. / 2. This is the house in which they live. / 3. whoever / whomever

まとめ

  • 目的格の関係代名詞は省略できる(接触節)/主格は原則省略できない
  • 前置詞を前に出した〈前置詞+関係代名詞〉は省略も that も不可
  • 所有格は whose(人でもものでも)
  • the only・最上級・all/every/no などの先行詞では that が好まれる

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