「彼がどこに住んでいるか知っている」——このように疑問文を文の一部に組み込むのが間接疑問文、文末に「〜だよね?」と付け足して念押しするのが付加疑問文です。どちらも英語は語順を操作します。
この記事では、間接疑問文・付加疑問文の作り方を、語順のルールから否定疑問文の答え方まで、例文と早見表でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 間接疑問文・付加疑問文の作り方(ひと目でわかる早見表)
- 語順の戻し方・時制の一致・if / whether の補い方
- 付加疑問文の付け方と、think 型との違い
- 否定疑問文の Yes / No の答え方(つまずきポイント)
間接疑問文・付加疑問文の作り方(早見表)
まず全体像から。この Unit で扱う3つの構文を、作り方のポイントで整理します。
| 構文 | 何をするか | 作り方のポイント |
|---|---|---|
| 間接疑問文 | 疑問文を文の一部(名詞節)に組み込む | 〈疑問詞+主語+(助)動詞〉の平叙文語順に戻す |
| 付加疑問文 | 文末で「〜だよね?」と念押しする | 肯定文には否定・否定文には肯定の疑問形を付ける |
| 否定疑問文 | 「〜ではないのですか」と否定形でたずねる | 答えは内容が肯定なら Yes・否定なら No |
以下、それぞれ詳しく見ていきます。
間接疑問文の作り方|語順を平叙文に戻す
疑問文が文の一部(名詞節)に組み込まれると、〈疑問詞+(助)動詞+主語〉が 〈疑問詞+主語+(助)動詞〉 の平叙文語順に戻ります。
Where does he live? → I know where he lives.(彼がどこに住んでいるか知っている。)
How old is she? → Do you know how old she is?(彼女が何歳か知っている?)
もとの疑問文にあった does や is が消え、主語→動詞の並びに戻っているのがポイントです。
ただし、疑問詞が主語のとき(What is in the box? など)は、もともと〈疑問詞+動詞〉の語順なので、そのまま組み込みます。
Can you tell me what is in the box?(箱の中に何が入っているか教えてくれる?)
時制の一致と if / whether の補い方
主節の動詞が過去なら、組み込まれた節も過去にします(訳は現在のままでかまいません)。
(1) Did you know how old she was?(彼女が何歳か知っていましたか?)
また、疑問詞のない疑問文(Yes / No で答える疑問文)を組み込むときは、接続詞 if / whether(〜かどうか) を補います。
(2) Do you know if(whether) Tom likes baseball?(トムが野球好きか知っている?)
名詞節としての位置と think 型
間接疑問文(疑問詞が導く名詞節)は、文の中でさまざまな位置に立てます。
| 位置 | 例 |
|---|---|
| 主語 | Whether it will rain is uncertain.(雨が降るかどうかは不確かだ) |
| 補語 | The question is why he did it.(問題は、なぜ彼がそれをしたかだ) |
| 動詞の目的語 | Do you know who he is?(彼が誰か知っている?) |
| 前置詞の目的語 | It depends on how hard you try.(どれだけ努力するか次第だ) |
主節が think / believe / suppose などのときは、Yes / No ではなく具体的な答えを求めるため、疑問詞を文頭に出します。
(3) Who do you think he is?(彼は誰だと思いますか?)
Do you know 型との違いは、疑問詞の位置で見分けます。
| 主節の動詞 | 語順 | 答え方 |
|---|---|---|
| Do you know … | Do you know who he is? | Yes / No で答える |
| Who do you think … | Who do you think he is? | 具体的な人物を答える |
付加疑問文の作り方|肯定文には否定、否定文には肯定
文末に付けて「〜だよね?」と同意を求めるのが付加疑問文です。作り方は、肯定文には否定・否定文には肯定の疑問形を付けること。動詞・助動詞を代用し、短縮形にします。
| 本文 | 付加疑問 |
|---|---|
| You are hungry, | aren’t you? |
| You don’t like it, | do you? |
| She has lived here, | hasn’t she? |
| There is a shop, | isn’t there? |
次のような特殊な付加疑問も押さえておきましょう。
- Let’s 〜, shall we?
- 命令文, will you?(和らげる)/ Don’t 〜, will you?
- never / no などの否定語を含む文は否定文扱い:You have never been there, have you?
付加疑問・否定疑問の答え方
答え方は、形に関係なく、内容が肯定なら Yes・否定なら No が大原則です。否定疑問文は「〜ではないのですか」と否定形でたずね、not は短縮形で使います。
(4) You don’t like sushi, do you? — Yes, I do.(いや、好きだよ)
(5) Isn’t she from America? — Yes, she is.(彼女はアメリカ出身ではないのですか? — いいえ、出身です。)
(6) Won’t you have dinner with us?(私たちと夕食を食べませんか?=勧誘。Why don’t you 〜? も同類)
つまずきポイント:否定疑問文の Yes / No は日本語と逆になる
いちばんの落とし穴が、否定疑問文・付加疑問文への Yes / No です。英語は日本語の「はい/いいえ」ではなく、答えの内容そのもので決まります。
- 内容が肯定(好き・出身だ など)→ Yes
- 内容が否定(好きでない・行ったことがない など)→ No
Isn’t she from America? — Yes, she is.(=「いいえ、出身です」)
日本語の相づちにつられず、「実際にそうなのか/そうでないのか」で Yes / No を選ぶのがコツです。たとえば「海外へ行ったことないよね?」に「うん、ない」と答えるなら、英語では No, I haven’t. になります。
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
間接疑問文に書きかえる、または付加疑問を付けて答えなさい。
- Where does he live? → Do you know( )?
- Is she from America? → I don’t know( ).
- You are a student,( )? / Let’s go,( )?
- 「海外へ行ったことないよね?」に「うん、ない」→ —( ), I haven’t.
解答
- where he lives / 2. if (whether) she is from America / 3. aren’t you / shall we / 4. No
まとめ
- 間接疑問文は〈疑問詞+(助)動詞+主語〉を 〈疑問詞+主語+(助)動詞〉 の平叙文語順に戻す
- 主節が過去なら節も過去にし、疑問詞のない疑問文には if / whether を補う
- think / believe 型は疑問詞を文頭に出す(Do you know 型は Yes / No で答える)
- 付加疑問文は肯定文には否定・否定文には肯定の疑問形を短縮形で付ける
- 否定疑問文の答えは、内容が肯定なら Yes・否定なら No(日本語と逆になりやすい)
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