語と語、節と節をつなぐのが接続詞(conjunction)です。接続詞は、対等につなぐ等位接続詞と、主節に従属する節を導く従属接続詞(従位接続詞)に大別されます。
慣用表現が多く、受験では最頻出分野の一つ。この記事では、等位接続詞・従属接続詞を一覧表で整理したうえで、それぞれの意味と使い方を例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 等位接続詞と従属接続詞の違い(早見表)と慣用表現の一覧
- `that` / `whether` / `if` が導く名詞節
- 時・条件・理由・譲歩を表す副詞節の接続詞
- `so 〜 that …` や同格の thatなど、つまずきやすいポイント
接続詞の一覧|等位接続詞と従属接続詞の違い(早見表)
まず全体像から。接続詞は「何と何を、どうつなぐか」で2つに分かれます。
| 等位接続詞 | 従属接続詞(従位接続詞) | |
|---|---|---|
| 働き | 語・句・節を対等につなぐ | 主節に従属する節を導く |
| 代表例 | and / but / or / so / for | that, whether / if, when, because, as, though … |
| 導くもの | — | 名詞節・副詞節 |
`for` は「というのも〜だから」の意味で使われます。等位接続詞は、次の慣用表現が頻出です。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| 命令文, and 〜 | …しなさい、そうすれば〜 |
| 命令文, or 〜 | …しなさい、さもないと〜 |
| not A but B | AではなくB |
| either A or B | AかBのどちらか |
| neither A nor B | AもBも〜ない |
| both A and B | AもBも両方 |
| not only A but (also) B | AだけでなくBも |
| A as well as B | BだけでなくAも |
以下、それぞれの使い方を詳しく見ていきます。
等位接続詞と慣用表現(and / but / or / so)
等位接続詞の代表は and / but / or / so / for。上の慣用表現とあわせて押さえます。
(1) Hurry up, or you’ll miss the train.(急ぎなさい、さもないと電車に乗り遅れるよ。)
`not only A but (also) B` などで主語をつなぐとき、動詞は B(後ろ)に一致させる場合があります。
Not only he but also I was tired.(=動詞は I に一致)
名詞節を導く従属接続詞(that / whether / if)
従属接続詞のうち、名詞のはたらきをする節を導くのが `that`(〜ということ)と `whether / if`(〜かどうか)です。`that` 節は主語・補語・目的語になれます。
(2) I didn’t know whether he was still in Tokyo or not.(彼がまだ東京にいるかどうか分からなかった。)
⚠️ 時制の一致:主節が過去なら従属節も過去にしますが、訳すときは現在のままでかまいません(例文(2)も「いるかどうか」と訳します)。
副詞節①:時・条件を表す接続詞
時や条件を表す副詞節を導く接続詞です。似た意味の語が多いので、ニュアンスで整理します。
| 接続詞 | 意味 |
|---|---|
| as | 〜するにつれて(同時性が強い) |
| by the time | 〜するときまでに(期限) |
| as soon as | 〜するとすぐに |
| unless | 〜でなければ(= if 〜 not) |
| in case | 万一〜の場合は |
| as long as | 〜である限り |
このうち「〜するとすぐに」の言いかえは最頻出です。同じ内容が次のように書きかえられます。
As soon as I left home, it began to rain.
= The moment I left home, it began to rain.
= Hardly(Scarcely) had I left home when(before) it began to rain.
= No sooner had I left home than it began to rain.
※ `hardly` / `no sooner` が文頭にくると倒置〈had S 過去分詞〉になります。
副詞節②:理由・譲歩を表す接続詞
理由や譲歩を表す副詞節を導く接続詞です。
| 接続詞 | 意味 |
|---|---|
| because | 〜なので(直接的) |
| since / as | 〜なので(間接的) |
| now that | 今や〜なので |
| though / although | 〜だけれども |
| even if / even though | たとえ〜でも |
譲歩は、〈形容詞 + as + S + V〉で「〜だけれども」(though の強調)を表す形にも注意します。
(3) Rich as he was, he wasn’t happy.(金持ちだったが、彼は少しも幸せでなかった。)
複合関係詞と「結果・目的」の構文
`no matter + 疑問詞` は〈疑問詞 + -ever〉と同じで、「たとえ〜でも/〜するものは何でも」を表します。
(4) No matter what happens = Whatever happens, we should do our best.(何が起ころうと最善を尽くすべきだ。)
「結果・目的」を表す構文もここでまとめて押さえます。
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| so 〜 that … | とても〜なので… |
| such (a) 形 名 that … | とても〜な…なので |
| so (that) S can / will | 〜するために(目的) |
| for fear (that) / lest | 〜しないように |
(5) He was so tired that he went to bed early.(彼はとても疲れていたので早く寝た。)
同格の that と特殊な that
接続詞 `that` には、名詞節を導く用法(既習)のほかに、直前の抽象名詞の内容を説明する「同格の that」があります。関係代名詞 that とは異なり、後ろには欠落のない完全文が続きます。
| 表現 | 意味・用法 |
|---|---|
| the fact / news / idea that … | 〜という事実/知らせ/考え(同格) |
| evidence / question that … | 〜という証拠/問い(同格) |
| in that 〜 | 〜という点で(理由・観点) |
| except that 〜 | 〜という点を除いて |
| now that 〜 | 今や〜なので |
(6) The fact that Mia passed the exam with only 2 months of study is impressive.(ミアがわずか2か月の勉強で試験に合格したという事実は見事だ。)
(7) Our college is unusual in that it has a vineyard for the students.(私たちの大学は、学生用のぶどう畑があるという点で珍しい。)
(8) I did fairly well on the exams, except that I failed math.(数学を落とした点を除けば、試験はまあまあだった。)
`no evidence that …`(〜という証拠はない)も同格です。例:Recent studies find no evidence that brain-training games make kids smarter.
つまずきポイント:同格の that と関係代名詞の that の見分け
同じ `that` でも、後ろの文が完全か・欠落があるかで見分けます。
| 種類 | 後ろの文 | 例 |
|---|---|---|
| 同格の that | 完全文 | the fact that he lied(he lied は完全) |
| 関係代名詞 that | 主語・目的語が欠落 | the book that he wrote ___(wrote の目的語が欠落) |
- 同格をとれる名詞は限られます:fact, news, idea, belief, hope, evidence, question, doubt など。
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
日本語に合うように( )を埋めなさい。
- 急がないと遅れるよ。Hurry up, ( ) you’ll be late.
- 家を出るとすぐ雨が降り出した。No sooner ( ) I left home ( ) it began to rain.
- 何が起ころうと最善を尽くせ。( ) happens, do your best.
- とても疲れていたので早く寝た。He was ( ) tired ( ) he went to bed early.
解答
- or / 2. had / than / 3. Whatever / 4. so / that
まとめ
- 接続詞は、対等につなぐ等位接続詞と、節を従属させる従属接続詞に大別される
- `that` / `whether` / `if` は名詞節、`as soon as`・`unless`・`though` などは副詞節を導く
- 「〜するとすぐに」は `No sooner had S … than …` など倒置を含む言いかえが頻出
- 同格の that は後ろが完全文、関係代名詞の that は主語・目的語が欠落する
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