「これ・それ・あれ」とものを指し示す this/that/these/those(指示代名詞)と、一度出た名詞のくり返しを避ける one/ones。どちらも会話でよく使いますが、役割はまったく別ものです。
この記事では、this/that/these/those と one の使い分けを中心に、距離(近い/遠い)と数(単複)による4つの形、that の特別な使い方まで、例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- this/that/these/those と one の違い(ひと目でわかる早見表)
- 距離と数で決まる指示代名詞の4つの形
- that の特別な使い方(相手の発言を受ける/電話・紹介)
- one / ones の使い分け(名詞のくり返しを避ける)
this/that/these/those と one の違い(早わかり)
まず全体像から。この単元の主役は2つで、役割がはっきり分かれています。
| this / that / these / those | one / ones | |
|---|---|---|
| 役割 | ものを指し示す(これ・それ・あれ) | 一度出た名詞のくり返しを避ける |
| 決め方 | 距離(近い/遠い)と数(単複)で4つ | 数で one(単数)/ones(複数) |
| 使える名詞 | — | 可算名詞のくり返しに使う |
| 例 | This restaurant is very popular. | Do you have one?(= a stamp) |
以下、それぞれ詳しく見ていきます。
this/that/these/those の使い分け(指示代名詞)
「これ・それ・あれ」とものを指し示すことばを指示代名詞といいます。距離(近い/遠い) と 数(単数/複数) の組み合わせで、4つの形を使い分けます。
| 近い(here) | 遠い(there) | |
|---|---|---|
| 単数 | this(これ) | that(あれ) |
| 複数 | these(これら) | those(あれら) |
使い方は2通り。名詞の前に置く用法(後ろに名詞が必要)と、単独で使う用法(名詞は不要)の両方があります。
(1) This restaurant is very popular.(このレストランはとても人気だ。=名詞の前)
(2) Is this your phone?(これはあなたの電話?=単独)
that の特別な使い方(発言を受ける・電話・紹介)
that は、直前の出来事や相手の発言を受けて「それ」を指すことができます。
(3) “I’m sorry I broke your cup.” — “That’s all right.”(「カップを割ってごめん」—「それは大丈夫だよ」)
(4) “Anna won the prize.” — “I didn’t know that.”(「アンナが賞を取ったよ」—「それは知らなかった」)
また、電話や人の紹介では this を使います。電話では This is …(こちらは〜)/Is this …?(そちらは〜?)、人を紹介するときも this is … です。
(5) Hi, Sophie. This is Jack.(もしもしソフィー、ジャックだよ。)
(6) David, this is Karen.(デイビッド、こちらはカレンだよ。)
one / ones で名詞のくり返しを避ける
一度出てきた可算名詞のくり返しを避けるため、one(単数)/ones(複数) で言いかえることができます。
(7) I need a stamp. Do you have one?(切手が要る。持ってる?= one = a stamp)
(8) Is there a café near here? — Yes, there’s one across the street.(この近くにカフェある? — うん、通りの向かいにあるよ。)
前に付く語によって、one と ones を使い分けます。
| 前に付く語 | 単数 | 複数 |
|---|---|---|
| this / that | this one | these ones |
| the | the one … | the ones … |
| 形容詞 | a clean one | some clean ones |
(9) I don’t like the red bag, but I like the blue one.(赤いかばんは好きじゃないけど、青いのは好きだ。)
(10) These plates are dirty. Can I have some clean ones?(このお皿は汚れている。きれいなのをもらえる?)
つまずきポイント:数(単複)を必ず合わせる
指示代名詞も one も、数を取りちがえるとミスになります。ここが最大の落とし穴です。
- 指示代名詞は「距離+数」の両方を合わせる。複数のものを遠くから指すなら those。
- books(複数・近い)→ These books/stars(複数・遠い)→ those stars
- one / ones は指すものの数に合わせる。shoes(複数)を受けるなら ones。
- Which shoes? — The red ones.(× one)
一度出た名詞が単数なら one、複数なら ones、と機械的にそろえるのがコツです。
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
A. this / that / these / those から選びなさい。
- ( )books here are mine.
- Look at ( )stars in the sky.
- (電話で)Hello, ( )is Tom.
B. one / ones を入れなさい。
- Which shoes? — The red ( ).
- I lost my pen. I need a new ( ).
解答
- These(近く・複数)/ 2. those(遠く・複数)/ 3. this(電話)/ 4. ones(shoes は複数)/ 5. one(pen は単数)
まとめ
- 指示代名詞は距離(近い/遠い)×数(単複)で this / that / these / those の4つ
- 名詞の前に置く用法と、単独で使う用法の両方がある
- that は相手の発言・出来事を受けて「それ」を指せる/電話・紹介は This is …
- くり返しを避ける言いかえは、単数 one・複数 ones(可算名詞に使う)
- 指示代名詞も one/ones も、数を必ず合わせるのが最大のポイント
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