現在完了〈have/has + 過去分詞〉は、過去のある時点と現在を結びつける時制です。中学基礎の3用法に「結果」を加えた4用法を整理し、副詞の使い分け・未来完了・have been to と have gone to の違いまで一気に押さえましょう。
この記事では、まず4用法を一覧表でつかみ、混同しやすい have been to/gone to の違いや未来完了まで、例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 現在完了の4用法(完了・結果・継続・経験)の一覧表
- 用法を見分ける副詞の使い分け
- have been to/been in/gone to の違い(早わかり表)
- 未来完了〈will have + 過去分詞〉と、現在完了と使えない語
現在完了の4用法(一覧表)
現在完了は、大きく次の4つの意味で使われます。まずは全体像を一覧でつかみましょう。
| 用法 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 完了 | 〜してしまった/したところだ | He has already read it.(もう読んでしまった) |
| 結果 | 〜してしまった(今もその状態) | My father has gone to work.(父は仕事に行った=今いない) |
| 継続 | ずっと〜している | I have been here since Sunday.(日曜からずっとここにいる) |
| 経験 | 〜したことがある | She has been to America.(アメリカに行ったことがある) |
「完了」と「結果」はどちらも「〜してしまった」と訳せますが、結果は「その動作の結果が今も続いている」点がポイントです。
用法を見分ける副詞
現在完了は、いっしょに使う副詞・疑問詞で用法を見分けられます。
| 用法 | よく使う副詞・疑問詞 |
|---|---|
| 完了 | just, already, yet |
| 継続 | since, for, how long |
| 経験 | ever, never, before, 〜 times, how often |
(1) He has already read it.(彼はもうそれを読んでしまった。=完了)
(2) I have been here since Sunday.(日曜日からずっとここにいる。=継続)
(3) She has been to America.(彼女はアメリカに行ったことがある。=経験)
have been to と have gone to の違い(早わかり)
現在完了でとくに混同しやすいのが、be動詞と go の使い分けです。形によって意味がまったく変わります。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| have been to 〜 | 〜へ行ったことがある(経験)/行ってきたところだ(完了) |
| have been in 〜 | 〜にいる(継続) |
| have gone to 〜 | 〜へ行ってしまった(今ここにいない) |
(4) I have been to Kyoto twice.(京都へ2回行ったことがある。)
(5) My mother has gone shopping.(母は買い物に行ってしまった=今いない。)
have been to は「行った経験がある(今は戻っている)」、have gone to は「行ってしまって今ここにいない」——この対比を押さえておけば迷いません。
未来完了〈will have + 過去分詞〉
〈will have + 過去分詞〉で、未来のある時点までの完了・経験・継続を表します。「(そのときには)〜し終えているだろう」というイメージです。
(6) We will have finished cleaning by noon.(正午までには掃除を終えているだろう。=完了)
(7) She will have been in London for two years next month.(来月でロンドン在住2年になる。=継続)
「by 〜(〜までに)」や「next month(来月)」など、未来の基準点とセットで使われるのが特徴です。
die と dead の書きかえ(頻出パターン)
「〜前に亡くなった」は、継続の現在完了で言いかえられる入試頻出パターンです。過去形の die を、形容詞 dead を使った現在完了に書きかえます。
My grandfather died three years ago.(祖父は3年前に亡くなった。)
= My grandfather has been dead for three years.
= It is(has been) three years since my grandfather died.
dead は形容詞「死んでいる」なので、has been dead で「(3年間ずっと)死んでいる状態が続いている」という継続の意味になります。
つまずきポイント:現在完了と一緒に使えない語
when・yesterday・just now・〜 ago など「過去の一点」を表す語は、現在完了と併用できません。これらは過去形とセットで使います。
- ✕ I have finished it yesterday.
- 〇 I finished it yesterday.(過去の一点 → 過去形)
- 〇 I have just finished it.(just は現在完了でOK)
現在完了は「過去と現在をつなぐ」時制なので、現在から切り離された「過去の一点」を指す語とは相性が悪い、と覚えておきましょう。
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
- 祖母は5年前に死んだ → 現在完了で:My grandmother has been ( ) for five years.
- 母は出かけてしまった(今いない):My mother has ( ) out.
- I have lived here ( since / for ) ten years.
- ( ) you ever ( ) to Okinawa?(経験)
解答
- dead(has been dead for … の継続)/ 2. gone(gone out =今いない)/ 3. for(for + 期間)/ 4. Have / been(have been to =経験)
まとめ
- 現在完了の4用法は「完了・結果・継続・経験」。結果は「今もその状態が続く」のが特徴
- 用法は副詞で見分ける(完了=just/already/yet、継続=since/for、経験=ever/never/〜 times)
- have been to(行ったことがある)と have gone to(行ってしまって今いない)を混同しない
- 未来完了〈will have + 過去分詞〉は未来の時点までの完了・継続を表す
- yesterday・〜 ago など「過去の一点」を表す語は現在完了と併用できない(過去形を使う)
📘 この単元は東大・難関大の入試でも問われる重要テーマ。『超速東大英文法』Unit28で、解説動画・暗記用例文シートつきで学べます。
演習問題と暗記用例文シートは公式LINEで無料配布中。→ ▶ 公式LINEで友だち追加して例文シートを受け取る
英文法を中学基礎から東大レベルまで一気にやり直す全体像は → 英文法やり直し 総まとめ(ハブ)
関連記事
前へ → Unit27 比較(イディオム)/次へ → Unit29 不定詞の3用法 関連 → Unit21 現在完了(基礎)

