関係代名詞 what・関係副詞をわかりやすく|where/when/why/howの違いと使い方

関係詞のなかでも、先行詞を含む関係代名詞 what と、〈前置詞+関係代名詞〉を一語にした関係副詞(where/when/why/how) は、しくみを取り違えやすいポイントです。

この記事では、関係代名詞 what と関係副詞の違い・使い方を一覧表と例文で整理し、制限用法・非制限用法、さらに東大頻出の擬似関係詞 as / than まで、本文の例文だけを使ってわかりやすく解説します。

✅ この記事でわかること

  • 関係代名詞 what と関係副詞の違い(ひと目でわかる早わかり表)
  • 関係副詞 where/when/why/how の一覧と使い分け
  • 制限用法と非制限用法(コンマの有無)の整理
  • 東大でも問われる擬似関係詞 as / than

目次

関係代名詞 what と関係副詞の違い(早わかり)

まず、いちばん混同しやすい2つを対比しておきましょう。判断のポイントは「先行詞を含むか」と「あとに欠けた文が続くか、完全な文が続くか」です。

関係代名詞 what関係副詞 where/when/why/how
はたらき名詞節をつくる(主語・補語・目的語)副詞のはたらき(先行詞を修飾)
先行詞含む(= the thing(s) which)場所・時・理由・方法を外に置く
あとの文名詞(主語・目的語)が欠ける完全な文が続く
言いかえthe thing(s) which〈前置詞+which〉
what she told us(彼女が言ったこと)the town where I was born(生まれた町)

以下、それぞれ詳しく見ていきます。


関係代名詞 what|「〜すること・もの」

what は先行詞を含み「〜すること・もの」と訳します(= the thing(s) which)。what 節は名詞節として、主語・補語・目的語になります。

(1) What she told us was true.(彼女が言ったことは本当だった。)

(2) She is not what she was.(彼女は昔の彼女ではない。)

(1) は文の主語、(2) は補語になっています。what の慣用表現もあわせて押さえましょう。

表現意味
what is moreさらに
what is worseさらに悪いことに
what we call(= what is called)いわゆる
A is to B what C is to DAとBの関係はCとDの関係に等しい
what little 〜(少ないながら)全ての〜

関係副詞 where・when・why・how|一覧と使い方

関係副詞は〈前置詞+関係代名詞〉を一語に置きかえたものです。先行詞によって使い分けます。

関係副詞先行詞=〈前置詞+which〉
where場所in / at / to which
whenat / on / in which
why理由(the reason)for which
how方法(the way)in which

(3) This is the town where I was born.(ここは私が生まれた町だ。)= in which

使い分けで注意したい点は次のとおりです。

  • how と the way:`the way how` は不可。how か the way のどちらか一方のみを使います。
  • 同様に why / the reasonwhere / the place も一方を省略できます。

制限用法と非制限用法(コンマの有無)

関係詞には、コンマのない制限用法(先行詞を限定する)と、コンマ付きの非制限用法(先行詞を補足説明する)があります。非制限用法では that・why・how は使えません。

(4) She has three sons, who became doctors.(彼女には息子が3人いて、その3人とも医者になった。)

前の文全体を受ける非制限の which も頻出です。

I overslept, which is why I was late.(寝坊した、それが遅刻の理由だ。)


擬似関係詞 as / than|東大頻出

asthan は、関係代名詞のように節内で主語・目的語が欠ける用法をもちます(擬似関係代名詞)。as は such / the same / as と、than は比較級と呼応します。

呼応する語
as 〜 asas is often the case
such / the same + asthe same color as I saw
比較級 + thanmore than is thought

(5) As is often the case with travelers, she had calmed down by the time the train arrived.(旅行者にはよくあることだが、列車が着く頃には彼女は落ち着いていた。)

(6) Salt is more harmful than is generally believed.(塩は一般に信じられているより有害だ。)

(7) This bag is not the same size as I saw in the advertisement.(このかばんは広告で見たのと同じ大きさではない。)

否定語を含む先行詞を受ける関係代名詞 but(= that … not の意味、古風)もあります。

There is no rule but has exceptions.(例外のない規則はない。)

なお、than が主語を欠いた節を導く型は東大でも問われます。

(8) The situation, because of its abnormal nature, is far worse than is claimed by the authorities.(その状況は、その異常な性質ゆえに、当局が主張しているよりもはるかに悪い。)〔東大1999〕


つまずきポイント:関係代名詞か関係副詞か

見分けの決め手は「先行詞が節中で目的語なら関係代名詞、副詞なら関係副詞」です。

the city which I want to visit(visit の目的語 → 関係代名詞)

the city where I want to live(live は自動詞 → 関係副詞)

擬似関係詞との違いもここで整理しておきましょう。

  • 関係副詞(where, when)は節内で副詞が欠ける(=あとに完全文に近い文が続く)。
  • 擬似関係詞 as / than は節内で主語・目的語が欠ける。`than is thought` は thought の主語が欠落しています。
  • as は前後の節全体を先行詞にできる:As is usual, …(よくあるように)。

ミニ確認問題

問題(クリックで解答)

what または関係副詞を入れなさい。

  • This is ( ) I wanted.(欲しかったもの)
  • This is the house ( ) I live.
  • Tell me the reason ( ) you were late.
  • This is ( ) he made it.(方法)

解答

  • what / 2. where / 3. why / 4. how

まとめ

  • what は先行詞を含む関係代名詞。「〜すること・もの」= the thing(s) which で、名詞節をつくる
  • 関係副詞 where/when/why/how は〈前置詞+which〉を一語にしたもの。あとに完全な文が続く
  • 先行詞が節中で目的語なら関係代名詞、副詞なら関係副詞
  • 非制限用法(コンマ付き)では that・why・how は使えない
  • 擬似関係詞 as / than は節内で主語・目的語が欠ける(東大頻出)

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