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東大の合格最低点は共通テストと二次試験の合計(総合550点満点)で決まりますが、「合格者は共通テストで実際に何点取っているのか」は公表資料だけでは見えにくい部分です。結論から言うと、東大合格者の共通テスト平均点(得点率)は、理系で89〜92%、文系で88〜90%。イエナアカデミーが独自集計した合格者530名の開示得点データに基づく数字です。
この記事では、年度別の平均点、圧縮配点の仕組み、そして「理系は9割が前提」と言える理由をデータで解説します。
東大合格者の共通テスト平均点(2024〜2026年度)
合格者の共通テスト得点率の推移は次の通りです。
| 年度 | 理系平均 | 文系平均 |
|---|---|---|
| 2024 | 90.6%(815.8/900) | 88.4%(795.6/900) |
| 2025 | 92.1%(921.0/1000) | 89.8%(898.0/1000) |
| 2026 | 89.1%(890.5/1000) | 87.7%(877.1/1000) |
2025年度にやや上振れ、2026年度にやや下振れしていますが、理系は3年間ずっと「約9割」の帯に収まっています。年度の難易度に関わらず、合格者集団の共通テスト水準はほぼ一定と見てよいでしょう。
理系は「9割」が合格の前提条件
平均点以上に重要なのが分布の下限です。当社の集計では、理系ではこの3年間、共通テスト得点率82%未満の合格者が1人もいません。
- 理系:82%未満の合格者ゼロ。共通テストの出遅れを二次で挽回するルートは事実上存在しない
- 文系:2026年度に72.6%からの文一合格例あり。二次逆転の余地は文系にのみ残っている
理系志望者にとって共通テスト約9割は「目標」ではなく「前提条件」です。二次試験では英語・数学の合格者平均が3年連続で下がる一方、理科は上昇するという構造変化が起きており(詳しくは東大合格最低点【2024〜2026】)、どの科目も計算通りには稼げません。だからこそ、確実に積める共通テストを落とさないことが総合力型の入試の土台になります。
圧縮配点と合格最低点の関係(入試の仕組み)
東大入試は共通テスト110点換算+二次440点=総合550点満点で合否判定されます。共通テストは素点(1000点満点)×110/1000で110点満点に圧縮されるため(2024年度は900点満点から換算)、2026年度の理系平均890.5点は換算後およそ98点に相当します。
「110点にしかならないなら軽い」と思われがちですが、注意点が2つあります。
- 第一段階選抜(足切り)は共通テストの得点のみで実施されます。倍率は科類ごとに予告され(近年は概ね2.5〜3.5倍程度)、実施されない科類・年度もあります。仕組みは東大共通テスト足切りの仕組みで解説しています。
- 換算後でも、得点率5%の差は総合点で約5.5点差。平均的な合格者がボーダー+17〜43点に位置する入試では無視できない差です。
換算の計算方法は東大共通テスト圧縮計算のやり方にまとめています。
共通テスト9割に届くための対策と勉強法
合格者の9割は、共通テスト専用の対策で作られた数字ではありません。二次対策としての基礎固めが仕上がっていれば、共通テストの大部分は自然に取れます。
- 高1・高2:教科書レベルの完全理解を優先。この時期の模試で8割前後あれば順調とされます(学年別の目安は高1・高2の共通テスト目安へ)
- 高3夏まで:二次型の学習を主軸に、理科・地歴の全範囲修了を急ぐ
- 高3秋以降:共通テスト形式の過去問・予想問題で時間配分と形式に慣れる。直前1〜2ヶ月が共テ専用期間の目安とされます
よくある質問(FAQ)
東大生の共通テストの平均点は?
当社の開示データ集計(2024〜2026年度・n=500)では、理系89〜92%、文系88〜90%です。2026年度は理系890.5点、文系877.1点(いずれも1000点満点)でした。
東大の合格者平均点は共通テストで何点ですか?
2026年度の理系平均は890.5点/1000点(89.1%)で、110点換算ではおよそ98点に相当します。文系平均は877.1点(87.7%)です。
共通テスト8割でも東大に合格できますか?
文系は可能性が残ります(2026年度に72.6%からの文一合格例あり)。一方、理系は3年間で82%未満の合格者がゼロのため、8割前後からの合格は極めて難しいのが実態です。
2026年度の東大合格最低点は?
総合550点満点で、理一303.39・理二305.00・理三346.09・文一325.01・文二330.47・文三316.32です(東京大学公表値)。科類別の詳細は東大合格最低点【2024〜2026】をご覧ください。
予備校の予想ボーダーと何が違いますか?
予備校各社が入試前後に発表するのは自己採点集計などに基づく「予想値」です。本記事は東京大学の公表値(確定値)と、合格者本人が開示を受けた実際の得点530名分の集計に基づいています。
データの出典と注記
開示得点データは、ウェブサイト上で公開されている2024〜2026年度の東大合格者530名の本人申告開示得点を、イエナアカデミーが独自に収集・集計したものです(開示未記載30名を除くn=500)。合格最低点は東京大学公表値。
東大対策はイエナアカデミーへ
イエナアカデミーは、開示データの分析に基づいて「共通テストと二次でどう点を積むか」から設計する、オンライン対応の個別指導塾です。現在の得点構造をもとに、一人ひとりの合格ラインまでの道筋を一緒に描きます。
