分詞構文は、接続詞を使った副詞節を、分詞(-ing など)を使って簡潔に表したものです。「時・理由・条件・譲歩・付帯状況」などを表します。作り方の手順さえ押さえれば、書きかえも読解も一気に楽になります。
この記事では、分詞構文の作り方を3ステップで示し、意味の見分け方や注意すべきルールまで例文でわかりやすく解説します。
✅ この記事でわかること
- 分詞構文の作り方(3ステップ)
- 時・理由・条件・譲歩・付帯状況の意味の見分け方
- 独立分詞構文・完了形・Being省略・否定の4ルール
- よく使う慣用的な分詞構文
分詞構文の作り方(3ステップ)
副詞節から分詞構文への変換は、次の3ステップです。
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① | 接続詞を省略 |
| ② | 主節と主語が同じなら主語を省略 |
| ③ | 動詞を -ing(現在分詞)にする |
While I stayed in Kyoto, I visited some temples.
↓ ①接続詞 While を省略 → ②主語 I を省略 → ③stayed を staying に
Staying in Kyoto, I visited some temples.(京都に滞在中、いくつか寺を訪れた。)
分詞構文の意味(5つ)
分詞構文は、もとの接続詞に応じて次の意味を表します。文脈から判断します。
| 意味 | もとの接続詞 |
|---|---|
| 時 | when, while |
| 理由 | as, because, since |
| 条件 | if |
| 譲歩 | though, although |
| 付帯状況(〜しながら) | and |
(1) Being ill, she couldn’t go out.(病気だったので、外出できなかった。=理由・As she was ill)
(2) He drove, listening to the radio.(ラジオを聞きながら運転した。=付帯状況)
注意すべき4つのルール
分詞構文には、崩れた形で出てくる重要ルールが4つあります。ここが入試の狙い目です。
- 独立分詞構文:主語が異なるときは主語を残す
It being hot, I couldn’t sleep.(暑かったので眠れなかった。)
There being no buses, he had to walk.(バスがなかったので歩かねばならなかった。)
- 完了形:節が主節より前の時制なら〈having + 過去分詞〉
Having finished the work, I went out.(仕事を終えてから出かけた。)
- 受動態・Being の省略:Being は省略できる
(Being) Written in easy English, this book is popular.(やさしい英語で書かれているので人気だ。)
- 否定:not / never を分詞の前に置く
Not knowing what to say, he kept silent.(何と言えばよいか分からず、黙っていた。)
つまずきポイント:よく使う慣用的な分詞構文
次の表現は「主語が一致していなくても」慣用的に使われます。丸ごと覚えましょう。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| frankly speaking | 率直に言って |
| generally speaking | 一般的に言って |
| speaking of 〜 | 〜といえば |
| considering 〜 | 〜を考慮すると |
| weather permitting | 天気が許せば |
(4) Frankly speaking, I don’t like his way of speaking.(率直に言って、彼の話し方は好きではない。)
ミニ確認問題
問題(クリックで解答)
分詞構文に書きかえなさい。
- As she was tired, she went to bed. →( )
- As it was rainy, we stayed home.(独立分詞構文)→( )
- As I had finished the work, I went out. →( )
解答
- Being tired, she went to bed. / 2. It being rainy, we stayed home.(主語が違うので It を残す)/ 3. Having finished the work, I went out.(主節より前なので完了形)
まとめ
- 分詞構文は「①接続詞を省略 → ②主語を省略 → ③動詞を -ing」で作る
- 意味は時・理由・条件・譲歩・付帯状況を文脈で判断
- 主語が違えば残す(独立分詞構文)、前の時制なら having+過去分詞、否定は not を前に
- frankly speaking などの慣用表現は丸暗記
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