形容詞・副詞の応用|語順・頻度・紛らわしい副詞をわかりやすく

形容詞は名詞を修飾(限定用法)したり補語になったり(叙述用法)します。副詞は動詞・形容詞・他の副詞を修飾します。基本はやさしいのに、置ける語順紛らわしい副詞でつまずく人がとても多い単元です。

この記事では、形容詞・副詞の応用として、限定用法/叙述用法の語順、数量を表す形容詞、頻度の副詞、late/lately のような紛らわしい副詞、そして接続副詞までを例文でわかりやすく整理します。東大・難関大の入試でも問われるポイントです。

✅ この記事でわかること

  • 形容詞の限定用法/叙述用法と、語順で注意する語
  • many・much・a few・a little など数量を表す形容詞
  • always〜never の頻度の副詞と部分否定
  • late/lately・hard/hardly など紛らわしい副詞の使い分け

目次

形容詞・副詞(応用)の早見表

まず全体像をつかみましょう。この単元は4つのテーマ+接続副詞で構成されています。

テーマ中心となる注意点
形容詞の用法限定用法のみ/叙述用法のみ/意味が変わる語
数量を表す形容詞可算は many/a few/few、不可算は much/a little/little
頻度・程度の副詞always>…>never の頻度、not always は部分否定
紛らわしい副詞late/lately・hard/hardly など -ly で意味が変わる
接続副詞however など。節と節はつなげない

以下、順に見ていきます。


形容詞の用法(限定用法・叙述用法・語順)

形容詞には、名詞の前に置く限定用法と、補語になる叙述用法があります。多くの形容詞は両方使えますが、片方でしか使えない語と、用法で意味が変わる語に注意が必要です。

分類
限定用法のみ(名詞の前だけ)only, mere, main, live, very, inner
叙述用法のみ(補語だけ)afraid, alone, asleep, awake, aware
意味が異なるpresent(現在の/出席した), late(故〜/遅い)

叙述用法のみの語は、名詞の前に置けない点が語順のポイントです。

(1) The baby is asleep.(赤ちゃんは眠っている。)

`asleep` は叙述用法のみなので、名詞の前には置けません。「眠っている赤ちゃん」と言いたいときは、×an asleep baby ではなく a sleeping baby とします。


数量を表す形容詞(many・much・a few・a little)

「多い・少しある・ほとんどない」を表す形容詞は、修飾する名詞が可算か不可算かで語を使い分けます。

意味可算名詞不可算名詞
多いmanymuch
少しあるa fewa little
ほとんどないfewlittle

`some` は肯定文、`any` は否定文・疑問文・条件文で使います。ただし勧誘・依頼のときは疑問文でも some を使います。

言いかえ・関連ルールもまとめて押さえましょう。

  • many / much = a lot of, lots of, plenty of
  • no = not 〜 any
  • 語順は not の後に any(×any 〜 not は不可)

頻度・程度の副詞(always〜never と部分否定)

「どのくらいの頻度か」を表す副詞は、高い順に並べて覚えます。

always > usually > often > sometimes > seldom / rarely > never

(左ほど頻度が高く、seldom / rarely・never は「めったに〜ない/決して〜ない」と否定的な意味になります。)

また、not always / not necessarily は「必ずしも〜とは限らない」という部分否定を表します。全部を否定するのではなく、「一部は例外がある」というニュアンスです。

(2) The rich are not always happy.(金持ちが必ずしも幸せとは限らない。)


紛らわしい副詞(late/lately・hard/hardly の違い)

この単元の最重要ポイントです。形容詞と同じ形でも副詞になる語(late, hard, near, high)と、-ly が付くと意味が変わる語を混同しないようにします。

形容詞/副詞意味-ly 形意味
late遅い/遅くlately最近
hard難しい/熱心にhardlyほとんど〜ない
near近い/近くにnearlyほとんど
high高い/高くhighly非常に

特に hardly(ほとんど〜ない) は否定的な意味になる点に注意します。「熱心に」の hard とは意味がまったく違います。

あわせて、次の使い分けも押さえましょう。

  • ago と before:`ago` は過去形とともに「今から〜前」、`before` は過去完了とともに「その時から〜前」を表す。
  • too と either:`too` は肯定文で「〜も」、`either` は否定文で「〜も」。

つまずきポイント:接続副詞は節と節をつなげない

`however / nevertheless / besides` などは、前後の文の論理関係を示す副詞で、接続副詞と呼ばれます。接続詞と違い、それ自体では節と節をつなげません(前にピリオドかセミコロンが必要)。

意味ごとに整理すると次の通りです。

分類接続副詞
逆接however, nevertheless, nonetheless
順接・帰結therefore, thus, hence, consequently
追加moreover, besides, in addition, furthermore
対比on the other hand, in contrast, instead
条件の帰結otherwise(さもないと)

(3) He practiced tennis so hard. Nevertheless, his best result was in the swimming meet.(彼はテニスを一生懸命練習した。それでも、彼の最高の成績は水泳大会でのものだった。)

(4) I don’t want to go hiking because it is tiring. Besides, I’m afraid of heights.(疲れるからハイキングには行きたくない。それに、高いところが怖い。)

(5) He works very hard. On the other hand, his brother succeeds without trying.(彼はとても努力する。一方、弟は努力せずに成功する。)

接続詞との違い(最重要)は次の通りです。

  • 接続詞(but, so, because)は2つの節を1文でつなげる:It rained, but we went out.
  • 接続副詞(however など)はつなげない:× It rained, however we went out.
  • 正:It rained. However, we went out. / It rained; however, we went out.

ミニ確認問題

問題(クリックで解答)

  • I have ( few / little ) money.
  • The rich are not ( ) happy.(必ずしも)
  • I can ( hard / hardly ) believe it.(ほとんど〜ない)
  • I haven’t seen him ( lately / late ).(最近)

解答

  • little(money は不可算名詞)/ 2. always(not always = 必ずしも〜とは限らない)/ 3. hardly(ほとんど〜ない)/ 4. lately(最近)

まとめ

  • 形容詞は限定用法/叙述用法があり、asleep など叙述用法のみの語は名詞の前に置けない(a sleeping baby)
  • 数量は可算=many/a few/few、不可算=much/a little/littleで使い分ける
  • 頻度は always>…>nevernot always は部分否定(必ずしも〜とは限らない)
  • late/lately・hard/hardly など -ly で意味が変わる紛らわしい副詞に注意
  • 接続副詞(however など)は節と節をつなげない(前にピリオドかセミコロンが必要)

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