現在完了進行形・過去完了をわかりやすく|完了時制の使い分け

現在完了の発展として、動作の継続を強調する現在完了進行形、過去のある時点を基準にする過去完了、そして未来完了までをまとめて学びます。

この記事では、現在完了進行形・過去完了を中心に、大過去・未来完了までを例文でわかりやすく解説します。「いつを基準にするか」を意識することが、完了時制を理解する最大の鍵です。

✅ この記事でわかること

  • 完了時制の早見表(現在完了進行形・過去完了・未来完了)
  • 現在完了進行形(have been -ing)で動作の継続を表す使い方
  • 過去完了(had+過去分詞)と大過去の考え方
  • 状態動詞は現在完了進行形にできないなど、つまずきポイント

目次

完了時制の早見表(現在完了進行形・過去完了・未来完了)

まずは全体像を一覧でつかみましょう。ポイントは、それぞれ「どの時点を基準にしているか」です。

時制基準と意味例文
現在完了進行形have/has been + -ing過去に始まった動作が今も進行中I have been playing tennis for two hours.
過去完了had + 過去分詞過去のある一点よりの完了・経験などThe train had already left.
大過去had + 過去分詞過去の2つの出来事のうちより前She lost the wallet that she had bought …
未来完了will have + 過去分詞未来のある一点までの完了などShe will have been in London for two years …

以下、それぞれ詳しく見ていきます。


現在完了進行形(have been -ing)|動作の継続を強調

〈have / has been + -ing〉で、過去に始まった動作が現在も進行中であることを表します。現在完了「継続用法」の動作版だと考えるとわかりやすいです。

(1) I have been playing tennis for two hours.(私は2時間テニスをし続けている。)

「今もまだ続けている」という動作の継続をいきいきと表せるのが特徴です。

⚠️ ただし、know / like などの状態動詞は進行形にできません。状態の継続は、ふつうの現在完了で表します。

× I have been knowing him … → ◯ I have known him …(彼を知っている)


過去完了(had+過去分詞)|過去のある時点までのまとめ

〈had + 過去分詞〉で、過去のある一点を基準に、それより前の完了・結果・経験・継続を表します。現在完了の基準を「今」から「過去のある時点」にずらしたもの、とイメージしてください。

(2) When I got to the station, the train had already left.(駅に着いたとき、電車はすでに出ていた。)=完了

(3) Sue had never had sushi before she came to Japan.(スーは来日前、寿司を食べたことがなかった。)=経験

(2)では「駅に着いた」時点を基準に、それより前に「電車が出ていた」という前後関係を示しています。


大過去|「過去の過去」を表す過去完了

過去に起きた2つの出来事のうち、より前に起きたほうを過去完了で表す用法を大過去といいます。時制の一致で「過去の過去」を表すときにも使い、訳は過去形のままで構いません

(4) She lost the wallet that she had bought the day before.(彼女は前日に買った財布をなくした。)

(5) I thought he had succeeded in his business.(私は彼が事業で成功したと思った。)

(4)は「買った」→「なくした」の順。先に起きた「買った」を had bought で表しています。


未来完了(will have+過去分詞)|未来のある時点まで

〈will have + 過去分詞〉で、未来のある一点までの完了・経験・継続を表します。基準点を未来に置くのがポイントです。

(6) She will have been in London for two years next week.(来週でロンドン在住2年になる。)=継続

(7) If I go to Kyoto again, I’ll have been there five times.(また京都へ行けば、5回行ったことになる。)=経験


つまずきポイント:状態動詞は現在完了進行形にできない

現在完了進行形でいちばん問われやすいのが、状態動詞は進行形にできないという点です。

内容動詞のタイプ正しい形
動作の継続(今も続く)動作動詞(rain, play など)have been + -ing
状態の継続状態動詞(know, like など)have + 過去分詞

× We have been knowing each other … → ◯ We have known each other for ten years.(私たちは10年来の知り合いだ。)

「継続だから進行形」と機械的に考えず、その動詞が動作か状態かを見分けるのがコツです。


ミニ確認問題

問題(クリックで解答)

( )内を適切な完了時制にしなさい。

  • It( rain )since yesterday.(昨日からずっと降っている/動作)→( )
  • When I arrived, he( already / leave ).→( )
  • We have( know )each other for ten years.(状態)→( )

解答

  • has been raining(動作の継続 → 現在完了進行形)/ 2. had already left(到着より前 → 過去完了)/ 3. known(状態動詞は進行形にせず、ふつうの現在完了)

まとめ

  • 完了時制は「いつを基準にするか」で意味が決まる
  • 現在完了進行形(have been -ing)は、過去に始まった動作が今も続くことを強調する
  • 過去完了(had+過去分詞)は、過去のある一点より前の完了・経験・継続を表す
  • 過去の2つの出来事の、より前を表すのが大過去(訳は過去形でよい)
  • 状態動詞は進行形にできない(状態の継続はふつうの現在完了で表す)

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