医学部の6年間学費は、国公立が約350万円なのに対し、私立は約1,850万〜4,600万円と、大学によって最大2,700万円以上の差があります。ここでは私立医学部31校の6年間学費を安い順にランキングし、国公立との違い、学費を下げる制度(特待生・地域枠・修学資金)までまとめました。大学名をタップすると、入試の詳細ページが開きます。
※学費は入学金・授業料・施設費等を含む6年間総額の目安です(2026年度の公表値ベース)。寄付金・諸会費や改定により変動するため、最新額は各大学の公式発表でご確認ください。
私立医学部 学費ランキング(安い順・31校)
| 順位 | 大学名 | 所在地 | 6年間学費 | 偏差値 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 自治医科大学 | 栃木県 | 実質無償(修学資金貸与) | 67.5 |
| 2 | 国際医療福祉大学 | 千葉県 | 約1,850万円 | 67.5 |
| 3 | 順天堂大学 | 東京都 | 約2,080万円 | 70.0 |
| 4 | 関西医科大学 | 大阪府 | 2,100万円 | 70.0 |
| 5 | 藤田医科大学 | 愛知県 | 約2,152万円(2026年度入学者より約30%減) | 65.0 |
| 6 | 日本医科大学 | 東京都 | 約2,200万円 | 70.0 |
| 7 | 慶應義塾大学 | 東京都 | 約2,227万円 | 72.5 |
| 8 | 東京慈恵会医科大学 | 東京都 | 約2,250万円 | 70.0 |
| 9 | 東邦大学 | 東京都 | 約2,580万円 | 67.5 |
| 10 | 昭和医科大学 | 東京都 | 約2,700万円 | 65.0 |
| 11 | 大阪医科薬科大学 | 大阪府 | 2,841万円 | 67.5 |
| 12 | 東京医科大学 | 東京都 | 約2,940万円 | 65.0 |
| 13 | 産業医科大学 | 福岡県 | 約3,075万円(修学資金貸与で実質約1,130万円) | 65.0 |
| 14 | 日本大学 | 東京都 | 約3,310万円 | 65.0 |
| 15 | 岩手医科大学 | 岩手県 | 約3,400万円 | 62.5 |
| 16 | 東北医科薬科大学 | 宮城県 | 約3,400万円 | 65.0 |
| 17 | 愛知医科大学 | 愛知県 | 約3,420万円 | 62.5 |
| 18 | 聖マリアンナ医科大学 | 神奈川県 | 約3,515万円 | 62.5 |
| 19 | 東海大学 | 神奈川県 | 約3,550万円 | 65.0 |
| 20 | 近畿大学 | 大阪府 | 3,580万円 | 63.0 |
| 21 | 久留米大学 | 福岡県 | 約3,638万円 | 62.5 |
| 22 | 獨協医科大学 | 栃木県 | 約3,660万円 | 62.5 |
| 23 | 埼玉医科大学 | 埼玉県 | 約3,700万円 | 62.5 |
| 24 | 兵庫医科大学 | 兵庫県 | 約3,700万円 | 62.5 |
| 25 | 杏林大学 | 東京都 | 約3,774万円 | 65.0 |
| 26 | 福岡大学 | 福岡県 | 約3,774万円 | 62.5 |
| 27 | 北里大学 | 神奈川県 | 約3,890万円 | 63.8 |
| 28 | 帝京大学 | 東京都 | 約3,937万円 | 65.0 |
| 29 | 金沢医科大学 | 石川県 | 約3,950万円 | 62.5 |
| 30 | 川崎医科大学 | 岡山県 | 約4,550万円(全国最高水準) | 60.0 |
| 31 | 東京女子医科大学 | 東京都 | 約4,621万円 | 61.5 |
私立医学部の学費が「安い」大学トップ5
1. 自治医科大学 … 修学資金貸与により実質無償(卒業後、指定地域での勤務で返還免除)。別格の存在。 2. 国際医療福祉大学(約1,850万円)… 私立で最安水準。国際性を打ち出す新しめの医学部。 3. 順天堂大学(約2,080万円)… 難関私立でありながら学費は低め。人気が非常に高い。 4. 関西医科大学(約2,100万円)… 関西私立の学費先導校。減額改定を実施。 5. 藤田医科大学(約2,152万円)… 2026年度入学者より約30%の学費減額。
学費の安い私立は偏差値・人気が高く倍率も上がりやすいのが特徴です。「安いから入りやすい」わけではない点に注意しましょう。
国公立医学部の学費(一律 約350万円)
国立大学の医学部は、6年間の学費が約350万円(入学金約28万円+授業料 年約54万円×6年)でほぼ一律です。公立大学もおおむね同水準ですが、地域外からの入学者は入学金が高くなる大学があります(例:横浜市立大学など)。
| 区分 | 6年間学費の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 国立 | 約350万円 | 全国ほぼ一律。学費面の第一志望になりやすい |
| 公立 | 約350〜450万円 | 地元優遇。市外・県外は入学料が高い場合あり |
| 防衛医科大学校 | 無料(手当支給) | 学費不要・手当あり。卒業後の任官義務あり |
学費だけを見れば国公立が圧倒的に有利です。だからこそ国公立医学部は全国的に高倍率になります(→ 医学部 偏差値ランキング)。
私立医学部の学費を下げる3つの方法
1. 特待生・成績優秀者制度:入試成績上位者の学費を大幅減免する私立が増えています(順天堂・慶應の給費、東邦・東京医科ほか多数)。 2. 地域枠・修学資金貸与:一定期間、指定地域・診療科で勤務することを条件に学費相当を貸与・免除。自治医科・産業医科や各大学の地域枠が該当。 3. 共通テスト利用・併願設計:学費の安い大学から押さえることで、総費用と浪人リスクを下げる出願戦略。
学費と偏差値はおおむね逆相関
私立医学部は、学費が安い大学ほど偏差値・難易度が高く、学費が高い大学ほど入りやすい傾向があります。「学費を取るか、難易度を取るか」のバランス設計が私立医学部受験の肝です。両方を並べて比較したい方は、医学部 偏差値ランキングとあわせてご覧ください。
学費を含めた志望校選びの相談
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