英語の発音練習のやり方|独学で効果が出る手順と無料ツール

発音練習で最も多い失敗は、「音源を聞いて真似る」だけで終わってしまうことです。これでは自分の音が合っているか判定できないため、間違ったまま固まります。

独学で効果を出すには、①目標の音を特定する →②出す →③ズレを検出する →④修正するというループを回す必要があります。この記事ではその具体的な手順を示します。

目次

独学の発音練習|4ステップ

ステップやること使うもの
①特定その単語・文の目標音を確認する(発音記号・アクセント位置・音声変化)辞書、発音記号一覧
②産出スクリプトを見ながら音声に重ねて読む(オーバーラッピング)スクリプト付き音源
③検出自分の声を録音して聞き返す。または音声認識に読み上げるスマホの録音アプリ
④修正ズレた箇所を音声変化のルール名で分類し、そこだけ反復音声変化10種

③の録音を飛ばさないでください。ここが独学の成否を分けます。自分では真似できているつもりでも、録音を聞くと拍数もリズムも違うことがほとんどです。1日1回、30秒でよいので必ず録音します。

無料でできる発音チェックの方法

専用の教材やアプリを買わなくても、手持ちのスマホで発音チェックは可能です。

  • 音声入力に読み上げる:スマホのメモアプリで英語入力に切り替え、英文を読み上げる。正しく文字起こしされれば通じる発音という判定になる。最も手軽で費用ゼロ
  • 翻訳アプリの音声入力:同様に、認識された英文が意図どおりかで判定する
  • 録音して原音と並べる:原音→自分の声→原音の順で聞くと、ズレが明確になる
  • 速度を落とした音源で確認:0.75倍速で聞くと、脱落や連結がどこで起きているか特定しやすい

音声入力による判定は万能ではありませんが、「拍数が違う」「アクセント位置が違う」といった致命的なズレは高確率で弾かれるので、独学のフィードバック装置として十分に機能します。

オーバーラッピングとシャドーイングの使い分け

オーバーラッピングシャドーイング
スクリプト見る見ない
タイミング音声と同時少し遅れて追いかける
鍛えられる力発音・リズム・音声変化の再現音の処理速度・自動化
使う段階先(音を作る段階)後(自動化する段階)

順番が重要です。オーバーラッピングを飛ばしていきなりシャドーイングをすると、聞こえたままの間違った音を高速で固めることになります。まず正しい音を作り、それから速度を上げてください。それぞれの詳しいやり方はシャドーイングのやり方で解説しています。

週次メニューの例(1日20分)

曜日メニュー時間
月・木新しい素材でディクテーション→ルール名で分類20分
火・金同じ素材でオーバーラッピング→録音チェック20分
水・土同じ素材でシャドーイング20分
1週間で分類したルールの復習(早見表を見返す)10分

素材は1週間使い回してください。毎日新しい音源に手を出すと、どのルールで落としているかの特定ができず、修正が起きません。同じ素材を4回通すほうが確実に伸びます。


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よくある質問

1日どれくらい練習すればいいですか?

20分を毎日が理想です。まとめて2時間より、短時間の毎日のほうが効果が出ます。発音は運動なので、間隔が空くと戻ります。

素材は何を使えばいいですか?

スクリプトと音源がセットになっているものであれば何でも構いません。受験生であれば共通テストの過去問音源が最適です(音声の入手方法)。レベルは「スクリプトを見れば9割わかる」ものを選んでください。

発音記号がわからなくても始められますか?

始められますが、①特定の精度が落ちます。最低限の記号だけでも先に押さえておくと効率が上がります(発音記号一覧)。

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