英検準2級プラス 二次試験対策|新設級の面接内容・準2級/2級との違い

英検準2級プラス 二次試験対策|新設級の面接内容・準2級/2級との違い
  • 英検準2級プラスの二次試験は約7分の英語面接。音読+No.1〜No.4の4つの質問で構成され、3コマイラストの説明が最大の山場です
  • 合格基準はCSEスコア427点(満点625点)。設問ごとの応答に加えて「アティチュード(態度)」も評価対象になります
  • この記事では、当日の流れ・設問パターン別の答え方の型・詰まった時のリカバリー表現・前日チェックリストまで、今日から使える形でまとめました

結論からお伝えします。準2級プラスの面接は、「答え方の型」を設問ごとに準備しておけば、当日は型に当てはめるだけで戦えます。2025年度に新設された級のため対策情報がまだ少ないですが、試験の骨格は英検の伝統的な面接形式(音読→質問→イラスト→意見)に沿っており、やるべきことは明確です。私たちイエナアカデミー(文京区茗荷谷の英語塾)が、指導現場の視点で一つずつ解説します。

目次

英検準2級プラス 二次試験の基本情報

まず、英検公式サイトで公表されている試験形式を確認しましょう。

項目内容
試験時間約7分(英語での個人面接)
音読55語程度のパッセージを音読
No.1音読したパッセージの内容についての質問
No.23コマのイラストの展開を説明(考慮時間20秒)
No.3ある事象・意見について自分の意見を述べる
No.4日常生活の一般的な事柄について自分の意見を述べる
満点CSEスコア625点
合格基準CSEスコア427点

※CSEスコアとは、英検が採用している級をまたいで比較できる共通の得点尺度です。素点からCSEスコアへの換算は回ごとに統計的に調整されるため、「何問正解すれば合格」という固定の基準は公表されていません。

準2級プラスはどんな級か

準2級プラスは2025年度に新設された、準2級と2級の橋渡しにあたる級です。レベルの目安はCEFR(語学力の国際的な指標)でA1〜A2。従来「準2級と2級の間の壁が高い」と言われてきたギャップを埋める位置づけで、面接の形式も2級に近い本格的な構成(3コマイラストの描写あり)になっています。

一次試験(リーディング・ライティング85分+リスニング約25分)を突破した方が二次試験に進みます。一次・二次それぞれの合格ラインの考え方は英検の合格点まとめ記事で全級を整理しているので、あわせてご覧ください。

当日の流れ|入室から退室まで

面接の進行はほぼ定型です。流れを体で覚えておくだけで、当日の緊張がかなり減ります。

1. 受付・控室で待機 — 携帯電話は電源オフ。面接カード(受験者情報を記入する用紙)を記入します 2. 入室 — ドアをノックし、”Hello.” と挨拶。面接委員に “Can I have your card, please?” と言われたら面接カードを渡します 3. 着席・簡単なやりとり — 名前と受験級の確認、”How are you?” などの挨拶。ここは採点前のウォームアップですが、第一印象を作る大事な場面です 4. パッセージの黙読→音読 — 問題カードを受け取り、まず黙読の時間が与えられます。その後「音読してください」と指示されます 5. No.1〜No.4に回答 — 音読したパッセージへの質問→イラスト説明(考慮時間20秒)→意見を問う質問2問 6. カード返却・退室 — “This is the end of the test.” と言われたらカードを返し、”Thank you very much.” と挨拶して退室

設問パターン別の答え方【No.1〜No.4】

音読:意味のかたまりで区切る

55語程度のパッセージを読みます。評価されるのは速さではなく、発音・意味の区切り・アクセントです。

  • 黙読の時間で「どこで区切るか」を決めておく(カンマ・接続詞・前置詞句の前)
  • 知らない単語が出ても止まらない。つづりから推測して堂々と読む
  • タイトルも読み上げるのが基本です

No.1:パッセージについての質問

“According to the passage, …” のように、音読した文章の内容を問われます。答えは必ずパッセージの中にあります。

  • 質問の疑問詞(how / why など)に対応する箇所を探す
  • 主語を代名詞に置き換えて答えるのが定石。文をそのまま丸読みすると減点対象になり得ます
  • 例:how で聞かれたら “By doing …”、why なら “Because …” で答える型を準備

No.2:3コマイラストの展開説明(最大の山場)

3コマのイラストを見て、ストーリーの展開を説明します。考慮時間は20秒。ここで差がつきます。

  • 20秒間で「各コマ1〜2文、計3〜5文」の設計図を作る
  • カードに書かれた最初の1文は指示に従ってそのまま使う
  • 時制は過去形・過去進行形が基本。”One day, …” “The next morning, …” など、コマ間のつなぎ表現を先に覚えておく
  • 吹き出しのセリフは “She said to him, …” / “He was thinking of doing …” の型で処理
  • 沈黙するくらいなら、シンプルな文で3コマ全部に触れることを優先

No.3・No.4:自分の意見を述べる質問

No.3はある事象・意見について、No.4は日常生活の一般的な事柄について、自分の意見を問われます。カードを見ずに面接委員の目を見て答える場面です。

  • 「結論1文+理由1〜2文」の2〜3文構成が黄金の型
  • Do you think …? には “Yes.” / “No.” をまず明確に。その後 “Why?” と深掘りされたら理由を続けます
  • 本心である必要はありません。英語で理由を言いやすい側を選ぶのが試験の戦い方です
  • 理由が浮かばない時の汎用ストック(お金・時間・健康・便利さ・環境)を事前に用意しておくと詰まりません

アティチュード(態度)も評価される

英検の面接では、応答内容・発音・語彙文法に加えて、アティチュード=積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢が独立した評価項目になっています。具体的には次のような観点です。

  • 声量:面接委員が聞き取りやすい大きさで話せているか
  • 反応の自然さ:質問への応答がスムーズか、不自然な沈黙が長くないか
  • 積極性:アイコンタクトを取り、伝えようとする姿勢があるか

英語力そのものとは別軸なので、準備すれば確実に取れる得点源です。入室の挨拶から退室まで「少し大きめの声・笑顔・目を見る」を意識するだけで印象は大きく変わります。

詰まった時のリカバリー表現

沈黙が一番もったいない失点です。次のフレーズを口ぐせレベルまで練習しておきましょう。

場面使える表現
聞き取れなかったCould you say that again, please? / I beg your pardon?
考える時間がほしいWell, let me see. / That’s a difficult question.
言い直したいI mean, … / Sorry, let me start again.
単語が出てこないIt’s a kind of … / How can I say …

聞き返し自体は減点になりませんが、同じ質問を何度も聞き返すと応答の評価に響き得ます。1回で聞き取る集中力を保ちつつ、聞き返す時は堂々と。無言で固まるより、上の表現でつなぎながら考える方がアティチュードの面でも良い印象になります。

前日チェックリスト

  • [ ] 受験票・身分証明書・筆記用具を用意した
  • [ ] 会場までの経路と集合時間を確認した
  • [ ] 音読→No.1〜No.4の流れを通しで1回シミュレーションした
  • [ ] 3コマ描写の「つなぎ表現」(One day / The next morning など)を音読した
  • [ ] 意見問題の理由ストック(時間・お金・健康・便利さ・環境)を英語で言えるか確認した
  • [ ] リカバリー表現を声に出して練習した
  • [ ] 入退室の挨拶(Hello. / Thank you very much.)を口に出した
  • [ ] 早めに就寝(面接は頭の回転が命です)

よくある質問(FAQ)

Q1. 何割正解すれば合格できますか?

固定の正答率基準は公表されていません。合格基準はCSEスコア427点(満点625点)で、素点からの換算は回ごとに調整されます。指導現場の感覚としては各設問で6〜7割の出来が一つの目安ですが、これはあくまで私見であり回によって変動します。

Q2. 準2級プラスの二次試験の合格率は?

英検は級別の合格率を公表していないため、断定できません。合格率の数字を掲げる情報は推計と考えてください。

Q3. 二次試験に落ちたらどうなりますか?

一次試験の合格は1年間有効で、申請により一次免除で二次試験から再受験できます。ただし早めの再挑戦が記憶の面でも有利です。

Q4. 準2級の面接と何が違いますか?

最大の違いはNo.2です。準2級プラスでは3コマイラストの展開説明が課され、2級と同じタイプの「ストーリーを自分の英語で組み立てる力」が問われます。意見を問う質問も、より自分の考えを組み立てる比重が高くなります。

Q5. スピーキング以外の技能はどう対策すればいいですか?

一次のライティングでは英文要約と英作文が課されます。詳しくは英検準2級プラスのライティング対策記事で解説しています。

まとめ|型を作れば、面接は怖くない

準2級プラスの二次試験は、約7分・No.1〜No.4という決まった枠の中で行われます。音読の区切り方、パッセージ質問の代名詞置き換え、3コマ描写の設計図、意見問題の2〜3文構成——設問ごとの型を作り、声に出して反復すること。これが最短の対策です。

とはいえ、面接だけは独学での練習相手探しが難しいのも事実です。イエナアカデミーの英検対策コースでは、全員が英検1級を持つバイリンガル講師が本番形式の模擬面接でアティチュードまで含めて指導します。二次試験に特化したjena独自の予想問題30題で、No.1〜No.4の頻出パターンを本番形式で先取り演習できます。二次対策の指導例では、準1級の二次試験でCSE501点から641点まで伸びたケースもあります(※個人の成績です)。

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出典・参考


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