- 英検4級のリーディング(筆記)は35分・大問4つ・全35問。マークシート方式で、ライティング(英作文)はありません
- 得点源は大問1(語彙15問)と大問4(長文10問)。長文は「設問を先に読む→本文で答え探し」の順番が鉄則です
- 単語学習は「中1〜中2レベルの動詞・熟語」を最優先に。本記事で大問ごとの手順と時間配分の目安をすべて解説します
こんにちは、文京区茗荷谷の英語塾イエナアカデミーです。
英検4級を初めて受けるお子さん、そして見守る保護者の方に向けて、この記事ではリーディング(筆記試験)の大問別の解き方・時間配分・単語学習の優先順位を、試験当日にそのまま使える手順に落として解説します。
結論:英検4級リーディングは「35分・大問4つ・35問」
まず全体像です。英検公式サイトによると、英検4級の一次試験はリーディングとリスニングの2技能で構成され、リーディング(筆記)の試験時間は35分です。ライティング(英作文)はありません。スピーキングテストは任意受験で、受けても受けなくても級の合否には影響しません。
リーディングの大問構成は次の通りです。
| 大問 | 形式 | 問題数 |
|---|---|---|
| 大問1 | 短文の語句空所補充(文に合う単語を選ぶ) | 15問 |
| 大問2 | 会話文の文空所補充(会話の空所に合うセリフを選ぶ) | 5問 |
| 大問3 | 日本文付き短文の語句整序(並べ替え) | 5問 |
| 大問4 | 長文の内容一致選択(読んで質問に答える) | 10問 |
合計35問を35分で解くので、平均すると1問1分。ただし大問によってかかる時間はまったく違うため、次の配分を目安にしてください。
時間配分の目安(当塾の指導経験に基づく私見です)
| 大問 | 目安時間 | 1問あたり |
|---|---|---|
| 大問1(15問) | 10分 | 約40秒 |
| 大問2(5問) | 4分 | 約50秒 |
| 大問3(5問) | 6分 | 約70秒 |
| 大問4(10問) | 12分 | 約70秒 |
| 見直し | 3分 | ― |
ポイントは、大問1〜3を前半20分で終わらせて、長文(大問4)に12分以上残すことです。長文を時間切れで塗り絵(適当にマーク)にしてしまうのが、4級で一番もったいない失点パターンです。
大問1:短文の語句空所補充(15問)——最大の得点源
短い英文の空所に入る単語・熟語を4つの選択肢から選ぶ問題です。15問と数が多く、知っていれば数秒で解けるため、リーディング最大の得点源になります。
解く手順
1. 空所の前後だけをまず読む(全文を訳そうとしない) 2. 選択肢を見て、「単語の意味を問う問題」か「文法・熟語を問う問題」かを見分ける 3. 意味問題なら文全体をざっと読み、話の流れに合う語を選ぶ 4. わからなければ20秒で仮マークして次へ(あとで戻る印を問題用紙につける)
頻出パターン
- 動詞・名詞・形容詞の意味:中1〜中2の教科書レベルが中心
- 熟語:look for(〜を探す)、listen to(〜を聞く)、be good at(〜が得意)など「動詞+前置詞」のセット
- 文法:三単現のs、過去形、進行形、be動詞の使い分けなど
「知らない単語は考えても出てこない」のがこの大問の特徴です。悩む時間を長文に回しましょう。
大問2:会話文の文空所補充(5問)——「直後の返事」がヒント
AとBの短い会話の空所に、合うセリフを選ぶ問題です。
解く手順
1. 空所の直後(返事)を先に読む——返事が「Yes, please.」なら空所は何かを勧める文、「At three.」なら時刻を尋ねる文、と逆算できます 2. 空所の直前も読み、会話の場面(お店・学校・家庭など)をつかむ 3. 選択肢を場面に当てはめ、会話がつながるものを選ぶ
疑問詞(What/When/Where/Who/Why/How)と答え方の対応を覚えておくと、この大問は安定します。
大問3:語句整序(並べ替え・5問)——日本語訳から組み立てる
日本文の意味に合うように語句を並べ替え、指定された位置にくる組み合わせを選ぶ問題です。
解く手順
1. 日本文を読み、「誰が・どうする」を確認する 2. まず主語と動詞を置く(英語は「主語+動詞」が骨組み) 3. 残りの語句を「何を」「どこで・いつ」の順で後ろに足す 4. 完成した英文を頭の中で読み、不自然でないか確認してからマークする
疑問文(Do you 〜? / What is 〜?)や「want to+動詞」「have to+動詞」のような型が頻出です。教科書の基本文を音読して「語順ごと」体に入れておくのが最短の対策です。
大問4:長文の内容一致選択(10問)——英検4級の長文は「設問先読み」で解く
「英検4級 長文」で検索する方が一番知りたいのはここだと思います。大問4では、掲示・お知らせ、Eメールや手紙、まとまった説明文といった複数の英文が出題され、内容についての質問に答えます(各文章の細かい問題数の内訳は、必ず最新の過去問でご確認ください)。
解く手順——「まず何を読むか」
1. 本文より先に設問を読む。「何が問われるか」を知ってから本文に入ると、読むべき場所だけ探せます 2. 掲示・お知らせ型は、タイトル→日付・時間・場所の数字を先に見る。設問の多くは「いつ・どこで・いくら」です 3. Eメール型は、差出人と宛先(誰が誰に書いたか)→用件の順に確認。「書いた人」と「読む人」を取り違えると選択肢に引っかかります 4. 説明文型は、設問の順番が本文の段落の順番とほぼ対応します。設問1の答えは前半、最後の設問の答えは後半、と当たりをつけて探しましょう 5. 答えの根拠になる一文を見つけたら、選択肢と言い換えになっていないか確認してマークする
つまずいたときの対処
- 知らない単語で止まらない:前後から意味を推測するか、飛ばして設問に関係する文だけ探す
- 全文和訳しようとしない:4級の長文は「答え探しゲーム」。全部訳す時間は想定されていません
- 時間が足りなくなったら:掲示・Eメールは短時間で解けるので、先にそちらを確実に取るのも作戦です
英検4級の単語学習——優先順位のつけ方
「英検4級 単語」対策は、やみくもに単語帳を1ページ目から進めるより、出る場所から逆算するのが効率的です。
1. 最優先:中1〜中2レベルの動詞(play, study, visit, buy など)——大問1・大問4の両方で効きます 2. 第2優先:熟語・会話表現(look for, Would you like 〜? など)——大問1・大問2で頻出 3. 第3優先:場面の名詞(曜日・月・教科・場所・家族・食べ物)——長文の掲示・Eメールで数字とセットで問われます 4. 仕上げ:過去問に出た知らない単語をノートに集めて覚える
1日10〜15語×毎日、が中学生には現実的なペースです。「昨日の分を today もう一度」の反復を仕組みにすると定着します。当塾では英検1級を持つバイリンガル講師が、独自の予想問題集を使って「その子が落とす単語」から優先的に潰していく形でこの流れを設計しています。
何問正解すれば合格?——CSEスコアの仕組みも一言だけ
英検の合否は素点(何問正解したか)ではなく、英検CSEスコアという換算後の点数で決まります。CSEスコアとは、技能ごとの英語力を共通の物差しで表した英検の点数制度のことです。
- 4級はリーディング・リスニングの2技能で、各技能の満点は500、一次試験は合計1000点満点
- 一次試験の合格基準スコアは622
- 素点からCSEスコアへの換算は回ごとに統計的に調整されるため、「何問(何割)で合格」という基準は公式には公表されていません
そのため「◯割取れば安心」といった数字はあくまで目安に過ぎず、回によって変わります(当塾の私見としても、リーディング・リスニングの両方でバランスよく6〜7割を目指すのが現実的な目標ラインですが、これも変動する前提でお考えください)。合格ラインの仕組みは、英検の合格点・合格ラインまとめで級ごとに詳しく解説しています。
また、4級はリーディングだけでは合格できません。同じ配点を持つリスニングの対策は英検4級リスニング対策をあわせてご覧ください。
試験当日の流れとチェックリスト
- 受験票・HBの鉛筆(シャープペンシル)・消しゴムを前日に準備
- 開始の合図があったら、最初に大問4のページをちらっと確認して長文の量を把握しておくと、時間配分が狂いにくくなります
- マークのずれは4級で意外と多いミス。大問の切れ目ごとに問題番号とマーク位置を確認しましょう
- 終了5分前になったら、空欄を残さず必ずどれかをマーク(4級に誤答の減点はありません)
よくある質問(FAQ)
Q1. 英検4級のリーディングは何分で何問ですか?
35分で35問です。大問1(語彙15問)、大問2(会話文5問)、大問3(並べ替え5問)、大問4(長文10問)の4つの大問で構成されます。
Q2. 英検4級にライティング(英作文)はありますか?
ありません。4級の一次試験はリーディングとリスニングの2技能のみです。スピーキングテストは任意で受験できますが、級の合否には影響しません。
Q3. 長文が時間内に終わりません。どうすればいいですか?
原因の多くは「全文を訳そうとしている」ことです。設問を先に読み、答えの根拠になる文だけを探す読み方に切り替えてください。それでも足りない場合は、大問1〜3を合計20分以内で終える練習をして、長文に12分以上残せるようにしましょう。
Q4. 単語帳は何から覚えればいいですか?
中1〜中2レベルの動詞→熟語・会話表現→場面の名詞(曜日・月・場所など)の順が効率的です。過去問で間違えた単語を自分専用リストにして反復するのが仕上げになります。
Q5. 何割正解すれば合格できますか?
英検はCSEスコア制のため、「何割で合格」という基準は公式に公表されていません。素点からの換算は回ごとに調整されるので、目安の正答率はあくまで私見・変動する前提で捉えてください。
まとめ:大問ごとの「手順」を決めれば4級リーディングは安定する
英検4級のリーディングは、35分・35問という条件が決まっている以上、大問ごとに「まず何を読むか」の手順を決めてしまうのが最短の対策です。
- 大問1は空所の前後だけ読んで即断、迷ったら次へ
- 大問2は「返事」から逆算
- 大問3は日本語→主語・動詞→残り、の順で組み立て
- 大問4は設問先読み→答え探し。長文に12分以上残す
とはいえ、「今の実力で合格ラインまであとどれくらいか」は、お子さん一人ひとりで違います。イエナアカデミーでは、無料の学習相談で現在の正答状況からCSEスコアの見込みと合格ラインまでの距離を診断し、優先して埋めるべき大問・単語レベルを具体的にお伝えしています。初めての英検で不安な方こそ、お気軽にご相談ください。
英検対策コースの詳細は英検®対策コース案内をご覧ください。
出典
- 英検公式サイト「4級の試験内容」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_4/
- 英検公式サイト「各級の合格基準スコア」 https://www.eiken.or.jp/eiken/result/eiken-cse_admission.html
- 英検公式FAQ「合格に必要な正答数について」 http://faq.eiken.or.jp/faq/show/2006
- 英検公式サイト「英検について」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/
※本記事の試験形式は2026年7月時点の英検公式サイトの情報に基づきます。受験の際は必ず最新の公式情報をご確認ください。
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