- 英検4級に対面の面接(二次試験)はありません。スピーキングテストは任意受験で、級の合否とは無関係です
- パソコンやスマホから受ける録音形式のテストで、所要時間は約4分。合否はスピーキングテスト単体で判定されます
- 受けなくても4級には合格できますが、3級から始まる対面の面接の予行演習として受ける価値は十分にあります
こんにちは。文京区茗荷谷の英語塾、イエナアカデミーです。
「英検4級に面接はあるの?」「スピーキングテストって受けないと不合格になるの?」——4級を初めて受ける中学生や保護者の方から、毎年必ずいただく質問です。
結論からお伝えすると、4級に会場で行う対面の面接はなく、スピーキングテストは受けても受けなくても級の合否に影響しません。この記事では、英検公式サイトの情報に基づいて、4級スピーキングテストの仕組み・受け方・出題の流れ・受けるメリットを整理します。
結論:4級のスピーキングテストは「任意受験・録音形式・合否と無関係」
まず制度の全体像です。英検4級の合否は、一次試験(リーディングとリスニング)だけで決まります。
英検公式サイトにも、スピーキングテストは級認定には影響せず、スピーキングテスト単位で合否判定されると明記されています。つまり、次の3点が公式に確認できる事実です。
- 任意受験:受験申込者全員が受けられますが、受けるかどうかは自由です
- 録音形式:面接官と対面するのではなく、パソコンやスマホの画面の指示に従って解答を録音する形式です
- 級の合否と無関係:スピーキングテストの結果が悪くても(受けなくても)、一次試験に合格すれば「4級合格」です。合否はスピーキングテスト単体で別に判定されます
「英検4級に面接はない」は正しい?
正しいです。3級以上にあるような、会場で面接官と1対1で話す二次試験(面接)は、4級・5級にはありません。
そのため4級の合否を分けるのは、リーディングとリスニングの2技能だけです。4級はCSEスコア(英検の共通尺度スコア。技能ごとに点数化されます)で判定され、一次試験は満点1,000点(リーディング500点+リスニング500点)、合格基準スコアは622点です。合格ラインの考え方は英検の合格点・合格ライン全級まとめで詳しく解説しています。
4級スピーキングテストと3級の面接(二次試験)の違い
「4級のスピーキングテスト」と「3級以上の面接」は名前が似ていますが、別物です。違いを表で整理します。
| 項目 | 4級 スピーキングテスト | 3級 二次試験(面接) |
|---|---|---|
| 受験 | 任意(受けなくてよい) | 必須(一次合格者が受験) |
| 形式 | パソコン・スマホで録音 | 会場で面接官と対面 |
| 合否への影響 | 級の合否と無関係 | 不合格だと3級に合格できない |
| 判定 | スピーキングテスト単体で合否判定 | 二次試験として合否判定 |
| 場所 | 自宅などから専用サイト・アプリで受験 | 指定の試験会場 |
3級からは二次試験に合格しないと級を取得できないため、「話す練習をいつ始めるか」が4級と3級の大きな分かれ目になります。
英検4級スピーキングテストの受け方(手順)
受け方はシンプルです。会場に行く必要はなく、追加の申し込みも不要です。
1. 一次試験(4級)に申し込む — 4級の受験申込者は全員、スピーキングテストの受験資格があります 2. 専用ウェブサイトまたはアプリにアクセスする — 英検公式の4級・5級スピーキングテスト専用サイト(speaking45.eiken.or.jp)か、専用のモバイルアプリ(iOS/Android)から受験します 3. 画面の指示に従って解答を録音する — マイクが使えるパソコン・タブレット・スマホを用意し、静かな場所で受験しましょう 4. 後日、スピーキングテスト単体の合否が判定される — 級の合否とは別枠での評価です
受験期間や必要な情報(受験番号など)の細かい条件は実施回によって案内が変わる可能性があるため、受験前に英検公式サイトの最新の案内を必ず確認してください。
受験前のチェックポイント
- 静かな環境:録音形式なので、周囲の雑音が入らない部屋で受けましょう
- マイクの動作確認:声が小さすぎたり、マイクが認識されなかったりすると正しく評価されません
- 一人で最後まで話す練習:対面と違って面接官の助け舟がないため、画面の指示だけを頼りに進める感覚に慣れておくと安心です
出題の流れ(約4分)と各パートの対策
英検公式サイトによると、4級スピーキングテストは約4分の録音型テストで、構成は次のとおりです。
| パート | 内容 | 問題数 |
|---|---|---|
| 音読 | 25語程度の英文(パッセージ)を声に出して読む | 1問 |
| パッセージについての質問 | 読んだ英文の内容について答える | 2問 |
| イラストについての質問 | 画面のイラストを見て答える | 1問 |
| 受験者自身のこと | 自分自身についての質問に答える | 1問 |
パート別・今日からできる練習法
音読(25語程度):黙読で意味をつかんでから、単語のかたまりごとに区切って読むのがコツです。速く読む必要はありません。「ゆっくり・はっきり・最後まで」を合言葉にしましょう。教科書の本文を毎日1分音読するだけでも十分な練習になります。
パッセージについての質問(2問):質問文の疑問詞(What / Where / When など)を聞き取り、英文の中から答えの部分を探して答えます。単語だけで答えるのではなく、短くても文の形(主語+動詞)で答える練習をしておくと、3級の面接にもそのままつながります。
イラストについての質問(1問):「何をしているか」「いくつあるか」など、絵を見て事実を答える問題です。日頃から絵や写真を見て “A boy is playing soccer.” のように現在進行形で描写する練習が効果的です。
受験者自身のこと(1問):好きなもの・ふだんすることなど、自分のことを聞かれます。”I like ~.” “I usually ~.” といった型をいくつか用意しておけば、初めてでも落ち着いて答えられます。
つまずきやすいポイントと対処
- 沈黙してしまう:無言のまま時間が過ぎるのがいちばんもったいないパターンです。聞き取れたキーワードから推測して、何かしら英語で答える姿勢を練習しておきましょう
- 単語だけで答えてしまう:減点を恐れる必要はありませんが、文で答える癖をつけると3級以降が楽になります
- 緊張して早口になる:録音形式は言い直しがききにくいぶん、ゆっくり話すほうが伝わります
受けなくてもいい?——それでも受験をおすすめする3つの理由
級の合否に関係ないなら受けなくていいのでは、と思うかもしれません。実際、受けなくても不利益はありません。ただ、私たちは指導の現場では受験をおすすめしています。理由は3つです。
1. 3級の面接(二次試験)の予行演習になる:3級からは面接に受からないと級が取れません。「英語を声に出して評価される」経験を、合否のプレッシャーがない4級のうちに積めるのは大きな利点です 2. スピーキングテスト単体の合否がもらえる:合格すれば、お子さんにとって「話す英語」への自信になります。任意受験だからこそ、挑戦した事実そのものが前向きな経験になります 3. 4技能のバランスを早く整えられる:4級の合否はリーディングとリスニングで決まりますが、その先の英語学習では「話す・書く」が必ず必要になります。リスニング対策と音読・スピーキング練習は相乗効果があるため、英検4級リスニングの対策記事とあわせて取り組むのがおすすめです
なお、イエナアカデミーの英検対策講師は全員が英検1級を取得したバイリンガルです。4級の段階から「通じる発音・文で答える型」を身につける指導を行っているのは、3級以降の面接、さらにその先の準2級・2級で伸び方が大きく変わることを現場で見てきたからです。
よくある質問(FAQ)
Q1. スピーキングテストを受けないと、英検4級に合格できませんか?
いいえ。4級の合否は一次試験(リーディング・リスニング)のみで決まります。スピーキングテストは任意受験で、受けなくても級の合否には一切影響しません。
Q2. スピーキングテストに落ちたら、4級も不合格になりますか?
なりません。スピーキングテストはスピーキングテスト単位で合否判定される独立したテストです。仮に不合格でも、一次試験に合格していれば4級合格です。
Q3. 何を使って受験しますか?会場に行く必要はありますか?
会場に行く必要はありません。マイクの使えるパソコン・タブレット・スマホから、英検公式の専用ウェブサイトまたはモバイルアプリで受験します。
Q4. 4級は何点取れば合格ですか?
一次試験は満点1,000点(リーディング500点+リスニング500点)のCSEスコアで、合格基準スコアは622点です。素点からCSEスコアへの換算は回ごとに調整されるため、「何問正解すれば合格」という固定の基準は公式には示されていません。詳しくは合格点まとめ記事をご覧ください。
Q5. 4級のスピーキング練習は、いつから始めるべきですか?
一次試験の合否には関係しないため、優先順位としては一次対策が先です。ただし音読はリスニング力の土台にもなるので、毎日数分の音読だけは早くから習慣にすることをおすすめします。本格的な面接練習は3級を見据えて始めれば十分です。
まとめ:合否には関係なし。それでも「話す練習の第一歩」として価値あり
- 英検4級に対面の面接はなく、スピーキングテストは任意受験・録音形式・級の合否と無関係
- 構成は約4分で、音読1問+パッセージについての質問2問+イラストについての質問1問+自分のことについての質問1問
- 受けなくても不利益はないが、3級の二次試験(面接)への最高の予行演習になる
イエナアカデミーでは、英検対策コースで4級から1級まで、一次対策とスピーキング指導を一貫して行っています。「今の実力で4級の合格ラインまであとどれくらいか」「3級の面接を見据えて何から始めるべきか」を知りたい方は、無料体験・学習相談で現状スコアと合格ラインの距離を一緒に診断します。お気軽にこちらからご相談ください。
出典(英検公式サイト)
- 英検4級の試験内容: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_4/
- 4級・5級スピーキングテスト: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/4s5s/
- 英検CSEスコアでの合否判定方法: https://www.eiken.or.jp/eiken/result/eiken-cse_admission.html
- 英検FAQ(合格基準スコア): http://faq.eiken.or.jp/faq/show/2006
- 試験概要: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/
※本記事の試験形式・スコアは2026年7月時点の英検公式サイトの情報に基づきます。受験の際は必ず最新の公式情報をご確認ください。
▼ この記事のガイドページ
