英検4級にライティングはない|3級の英作文に今から備える方法

  • 英検4級の一次試験にライティング(英作文)はなく、リーディングとリスニングの2技能のみで合否が決まります。
  • スピーキングテストは任意受験で、4級の合否には一切影響しません。
  • ライティングは3級で初めて登場(Eメール問題+意見英作文)するため、4級のうちから「書く練習」を始めておくと大きな先行投資になります。

「英検4級にライティングってあるの?」——結論から先にお答えします。ありません。 英検4級の一次試験で測定されるのはリーディング(読む)とリスニング(聞く)の2技能だけで、英作文を書く問題は出題されません(英検公式サイトで2026年7月確認)。

この記事では、初めて英検を受ける中学生のあなたと保護者の方に向けて、①4級の正確な試験形式、②「ライティングがあるかも」と混乱しやすい理由(スピーキングテストとの関係)、③3級で初登場するライティングに今から備える練習法、の順に解説します。

目次

結論:英検4級にライティング(英作文)試験はない

英検4級の一次試験は、リーディング(筆記)35分+リスニング約30分の構成です。解答はすべてマークシート方式の選択問題で、自分で英文を書く問題はありません。

スコアの仕組みも2技能分だけです。4級はリーディング・リスニングがそれぞれ満点500点(英検CSEスコア)で、一次試験の満点は1000点。合格基準スコアは622点です。

英検CSEスコアとは? 素点(正解数)をもとに、回ごとの難易度差を統計的に調整して算出される共通の点数です。「何問正解すれば合格」と単純には言えない仕組みなので、対策は「全体をまんべんなく正解できる力」をつけるのが基本です。

なお、3級以上にある「二次試験(面接)」も4級にはありません。一次試験だけで合否が決まります。合格に必要なスコアの考え方は、英検の合格点・合格ライン全級まとめで詳しく解説しています。

英検4級の試験形式(公式サイトで確認済み)

2026年7月時点の公式情報にもとづく、4級一次試験の構成です。

リーディング(筆記35分・全35問)

大問形式問題数
1短文の語句空所補充15問
2会話文の文空所補充5問
3日本文付き短文の語句整序(並べかえ)5問
4長文の内容一致選択10問

リスニング(約30分・全30問)

形式問題数放送回数
第1部会話の応答文選択10問2回
第2部会話の内容一致選択10問2回
第3部文の内容一致選択10問2回

合計すると約65分・65問。すべて選択式で、リスニングは各問題が2回放送されるのが4級の特徴です。リスニングの具体的な対策は英検4級リスニング対策を参考にしてください。

当日の時間配分の目安

リーディング35分で35問なので、1問1分ペースが基準です。おすすめの配分は次のとおりです(指導現場での私見です)。

  • 大問1(15問): 10分 —— 知っていれば即答できる語彙問題。迷ったら印をつけて先へ
  • 大問2(5問): 4分
  • 大問3(5問): 6分 —— 並べかえは時間を食いやすいので深追いしない
  • 大問4(10問): 12分 —— 配点源の長文にいちばん時間を残す
  • 見直し: 3分

なぜ「4級 ライティング」と検索してしまうのか

「4級にライティングはない」のに検索が多いのには、2つの理由があります。

理由1: スピーキングテストと混同しやすい

4級には申込者全員が受けられるスピーキングテスト(約4分)があります。ただしこれは任意受験で、受けても受けなくても4級の合否にはまったく影響しません(スピーキングテスト単独で合否が判定されます)。「4技能テストがあるらしい」という情報が「ライティングもあるの?」という不安につながりやすいのです。

理由2: 3級からライティングが始まるから

1つ上の3級では、一次試験にライティングが2題(Eメール問題+意見英作文)出題されます。Eメール問題は2024年度のリニューアルで追加された比較的新しい形式です。「次に受ける3級には英作文がある」と知って、4級の段階で検索する方が多いと考えられます。

つまり「4級にライティングはない」は安心材料であると同時に、「書く力を試されるのは3級から」という予告でもあります。

3級で初登場するライティングに、4級のうちから備える

4級と3級の最大の差は「書けるかどうか」です。4級合格後にゼロから始めるより、4級の勉強と並行して少しずつ書く習慣をつけるほうが、負担がずっと小さくなります。

ステップ1: 大問3(並べかえ)を「書く練習」に変える

4級の大問3は、日本語の意味に合うように単語を並べかえる問題です。これは実は英作文の基礎トレーニングそのもの。解いたあとに、完成した英文をノートに手で書き写すだけで、「主語+動詞から文を組み立てる」感覚が身につきます。

ステップ2: 「1文日記」を週3回

いきなり長文を書く必要はありません。I played soccer today. / It was fun. のような2文程度の日記で十分です。ポイントは3つだけ。

  • 必ず主語と動詞を入れる(日本語の感覚で主語を落とさない)
  • 過去のことは過去形で書く(played / went / ate)
  • ピリオドと大文字を忘れない

ステップ3: 3級ライティングの「型」を知っておく

3級の意見英作文は、「意見+理由2つ」という決まった型で書くのが基本です。

1. 意見: I like summer better.(結論を最初に言う) 2. 理由1: First, I can swim in the sea. 3. 理由2: Second, summer vacation is long.

この「結論→理由2つ」の型は準2級以上でもずっと使う土台です。4級の単語力でも書ける型なので、早く知っておくほど有利です。

つまずきやすいポイントと対処

  • スペルミスが多い → 書き写し練習の際、書いたあとに必ず原文と1語ずつ照合する習慣を
  • 日本語を直訳してしまう → 「知っている英語で言えること」に言い換える練習(例:「腹ぺこ」→ I am hungry.)
  • 添削してくれる人がいない → 独学の最大の壁です。イエナアカデミーではSlack上で稼働するAI添削を使い、英検公式と同じ4観点(内容・構成・語彙・文法)で級別に採点し、書き直し例まで毎週フィードバックしています。書く力は「書いて直される」サイクルでしか伸びません。

よくある質問(FAQ)

Q1. 英検4級にライティングは本当にないのですか?

ありません。4級の一次試験はリーディングとリスニングの2技能のみで、すべて選択式です。英文を自分で書く問題は出題されません(2026年7月・英検公式サイト確認)。

Q2. スピーキングテストは受けたほうがいいですか?

4級の合否には影響しないため、受けなくても合格できます。ただし約4分の録音式テストで気軽に受けられるので、3級の二次面接(こちらは合否に関わります)の予行演習として受けておく価値はあります。

Q3. 4級は何問正解すれば合格できますか?

英検はCSEスコア制のため「何問で合格」という公式基準はありません。一次1000点満点中622点が合格基準です。正答率の目安を挙げるなら6割強〜7割程度と考えられますが、これは私見であり回によって変動します。詳しくは合格点まとめ記事をご覧ください。

Q4. 3級のライティング対策はいつから始めるべきですか?

4級の受験勉強と並行して始めるのが理想です。上で紹介した「1文日記」と「型の理解」だけでも、3級対策のスタートラインが大きく変わります。本格的な答案練習は3級の受験を決めてからで間に合います。

Q5. 4級と3級ではどちらが難しいですか?

3級のほうが上位級です。語彙レベルが上がるのに加え、ライティング2題と二次試験(面接)が加わるため、「解く級」から「使う級」へ性質が変わります。だからこそ4級のうちの下準備が効きます。

まとめ:4級は「書かない級」、でも書く準備を始める級

  • 英検4級にライティング試験はない(リーディング+リスニングの2技能・全問選択式)
  • スピーキングテストは任意で、合否に無関係
  • ライティングは3級から(Eメール+意見英作文)。4級のうちから並べかえの書き写しと1文日記で備えるのが最短ルート

イエナアカデミーの英検対策は、全員が英検1級ホルダーのバイリンガル講師が担当し、4級の先にある3級・準2級のライティングまで一貫して指導しています。「今の実力で4級に届くのか」「3級までどのくらいかかるのか」——現在の正答状況から合格ラインまでの距離を診断する無料の学習相談を行っていますので、初めての英検で不安な方はお気軽にご相談ください。

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英検対策コースの詳細は英検®対策コース案内をご覧ください。


出典

  • 英検公式「4級の試験内容」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_4/
  • 英検公式「各級の合格基準スコア」 https://www.eiken.or.jp/eiken/result/eiken-cse_admission.html
  • 英検公式FAQ「合格に必要な正答数」 http://faq.eiken.or.jp/faq/show/2006
  • 英検公式「英検について」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/

※本文中の時間配分・正答率の目安は指導現場にもとづく私見であり、実際の試験回により変動します。英検®は公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。


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