医学部の合格ライン一覧【高2駿台全国模試2026/2027第1回】国公立・私立の全大学 目標偏差値

医学部医学科は、あらゆる学部のなかでもっとも合格ラインが高い進路です。しかも国公立と私立で必要な偏差値が大きく重なるため、高2の早い段階で「どこを狙うか」の地図を持っておくことが決定的に重要になります。

この記事では、2026/2027 第1回 高2駿台全国模試の大学別合格ラインから、全国の医学部医学科(国公立・私立)合格確実ライン(合格可能性80%以上)を一覧でまとめました。

※本記事の数値はすべて合格確実ライン=合格可能性80%以上の偏差値です。高3・高卒生向けの駿台全国模試とは母集団も尺度も異なるため、学年をまたいだ単純比較はできません。各大学とも一般入試のラインを掲載し、地域枠・地元定着枠などの特別枠は除いています。

目次

医学部の合格ラインの読み方

駿台全国模試は、難関国公立・私立大や医学部を目指す受験生が多く受験するハイレベルな記述模試です。母集団のレベルが高いため、同じ学力でも他の模試より偏差値が低めに出ます。医学部志望者にとっては、これが「本番に近い鏡」になります。

掲載した数字は合格可能性80%以上=合格確実ライン。高2の段階でこのラインに乗っていれば、その大学に対して「安全圏の入り口に立っている」と考えてよい水準です。

【国公立大】医学部医学科 合格ライン一覧(前期日程)

国公立大の医学部医学科・前期日程を、合格確実ライン順に並べました。最高は東大理三の79、最低でも59です。

大学(医学部医学科)区分合格ライン
東大(理三)国立79
京大国立77
阪大国立74
九大国立70
東京科学大国立70
神戸大国立69
千葉大国立68
名大国立68
大阪公立大公立68
京都府医大公立67
北大国立67
岡山大国立66
東北大国立66
横浜市大公立66
奈良県医大公立65
筑波大国立65
三重大国立64
名古屋市大公立64
広島大国立64
新潟大国立64
信州大国立63
和歌山県医大公立63
熊本大国立63
金沢大国立63
長崎大国立63
大分大国立62
富山大国立62
岐阜大国立62
徳島大国立62
愛媛大国立62
浜松医大国立62
滋賀医大国立62
福井大国立62
群馬大国立62
佐賀大国立61
山口大国立61
山形大国立61
旭川医大国立61
札幌医大公立61
香川大国立61
鹿児島大国立61
宮崎大国立60
島根大国立60
弘前大国立60
秋田大国立60
高知大国立60
鳥取大国立60
琉球大国立59
福島県医大公立59

最下位でも合格確実ラインは59。つまり国公立医学部を目指すなら、高2の時点で全国模試の偏差値60前後が最低ラインということになります。

※東大は医学部医学科へ進学する理科三類のラインを掲載しています(出典資料では科類単位の表記)。山梨大は後期のみの募集のため、この表には含まれていません。

国公立・後期日程はさらに高い

後期日程は募集人数が絞られるため、同じ大学でも前期を大きく上回るラインになります。

大学(医学部医学科・後期)区分合格ライン
千葉大国立74
東京科学大国立74
名大国立73
奈良県医大公立71
三重大国立68
浜松医大国立68
福井大国立67
山口大国立66
山梨大国立66
鹿児島大国立66
宮崎大国立65
秋田大国立65
琉球大国立62

【私立大】医学部医学科 合格ライン一覧

私立大の医学部医学科を、合格確実ライン順に並べました。慶大の76が最高で、以下68〜53に分布します。

大学(医学部医学科)合格ライン
慶大76
東京慈恵会医大68
日本医大67
順天堂大67
防衛医大66
国際医療福祉大65
関西医大65
大阪医科薬科大64
自治医大63
昭和医科大62
東京医大62
東邦大62
産業医大61
藤田医大61
近畿大61
兵庫医大60
帝京大59
愛知医大59
日本大59
北里大58
杏林大58
東北医薬大58
聖マリアンナ医大58
久留米大57
東海大57
福岡大57
岩手医大56
獨協医大56
埼玉医大55
東京女子医大55
金沢医大54
川崎医大53

※防衛医大・自治医大・産業医大・国際医療福祉大を含みます(出典資料の分類に準拠)。順天堂大・日本医大など複数方式のある大学は一般方式のラインを掲載しています。

国公立×私立 合同ランキング(TOP20)

国公立と私立をまとめて並べると、医学部全体のなかでの位置関係がはっきりします。

大学(医学部医学科)区分合格ライン
東大(理三)国公立(前期)79
京大国公立(前期)77
慶大私立76
阪大国公立(前期)74
九大国公立(前期)70
東京科学大国公立(前期)70
神戸大国公立(前期)69
千葉大国公立(前期)68
名大国公立(前期)68
大阪公立大国公立(前期)68
東京慈恵会医大私立68
京都府医大国公立(前期)67
北大国公立(前期)67
日本医大私立67
順天堂大私立67
岡山大国公立(前期)66
東北大国公立(前期)66
横浜市大国公立(前期)66
防衛医大私立66
国際医療福祉大私立65

頂点は東大理三の79。続く京大(77)・慶大(76)・阪大(74)までが70台後半〜半ばの最難関帯です。慶大は阪大を上回り、東京慈恵会医大(68)は千葉大・名大と同水準。「国公立のほうが常に上」というわけではなく、私立最上位は旧帝大の医学科と完全に競合しています。

ライン帯で見る、医学部の全体像

合格ライン国公立私立合計
75以上213
70〜74303
65〜6911617
60〜6431940
59以下21618
  • 75以上:最難関。東大理三(79)・京大(77)・慶大(76)の3校が該当。
  • 70〜74:旧帝大の医学科上位。ここから一気に層が厚くなります。
  • 65〜69:旧帝大の残りと難関私立医大。医学部志望の主戦場です。
  • 60〜64:地方国公立と中堅私立医大が密集する、もっとも大学数の多い帯。
  • 59以下:医学部のなかでは入りやすい帯。ただし他学部と比べれば依然として高水準です。

医学部全体の中央値はおよそ61〜62まず60台に乗せることが、医学部受験のスタートラインだとわかります。

同じライン帯の国公立と私立を知っておく

同水準の国公立と私立を把握しておくと、併願プランが立てやすくなります。

国公立大(前期)合格ライン同ラインの私立大
千葉大68東京慈恵会医大
名大68東京慈恵会医大
大阪公立大68東京慈恵会医大
京都府医大67日本医大/順天堂大
北大67日本医大/順天堂大
岡山大66防衛医大
東北大66防衛医大
横浜市大66防衛医大
奈良県医大65国際医療福祉大/関西医大
筑波大65国際医療福祉大/関西医大
三重大64大阪医科薬科大
名古屋市大64大阪医科薬科大
広島大64大阪医科薬科大
新潟大64大阪医科薬科大
信州大63自治医大
和歌山県医大63自治医大

たとえば神戸大(69)と同水準の私立はなく、東京慈恵会医大(68)は千葉大・名大・大阪公立大と並びます。国公立志望でも、私立の受験校を「同じライン帯」から選べば無理のない併願になります。

高2の今、医学部ラインに届かせるためにやるべきこと

医学部受験は、合格者の全員が高い水準で仕上げてくるのが最大の特徴です。高2の段階で差がついていても、まだ十分に挽回できます。ただし、やるべき順番を間違えないことが条件です。

  • 英語:単語・文法を高2のうちに完成させ、長文を「読める」状態にする。医学部は英語の配点が高い大学が多く、ここが遅れると全体が崩れます。
  • 数学:数ⅠA・ⅡBの穴を残さない。医学部の記述試験で差がつくのは、応用力ではなく基礎の抜けです。
  • 理科:高2のうちに理論分野を一周しておくと、高3の伸び方がまったく違います。医学部志望者にとってはここが最大の分岐点です。
  • 志望校の設定:国公立志望でも、同じライン帯の私立を早めに把握しておく。併願先が決まると、対策の優先順位も決まります。

そのうえで、志望校の合格ラインと自分の偏差値の差を模試ごとに確認し、残り時間から逆算した計画に落とし込んでいきます。

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出典:駿台予備学校「2026/2027 第1回 高2駿台全国模試 大学別合格ライン一覧」より、合格確実ライン(合格可能性80%以上)を掲載。掲載データは記事作成時点のものです。最新の入試情報は必ず各大学の募集要項をご確認ください。

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