英検4級リスニング対策|先読みのコツと聞き取れない原因別の練習法

英検4級リスニング対策|先読みのコツと聞き取れない原因別の練習法
  • 英検4級のリスニングは第1部〜第3部の3部構成・各10問(計30問)で、すべて2回放送されます(英検公式サイトで確認)。
  • 得点を伸ばすいちばんの近道は、放送が始まる前に選択肢を見ておく「先読み」の習慣づけです。
  • 「聞き取れない」の原因は〈音〉〈単語〉〈速さ〉の3つに分けられ、原因ごとに毎日15分の練習で対処できます。

結論からお伝えします。英検4級のリスニングは、「先読み」のやり方を身につけ、自分が聞き取れない原因を3つのうちどれか特定して毎日15分練習すれば、初受験の中学生でも十分に得点源にできます。 全問2回放送という4級ならではのルールを味方につける方法まで、この記事で順番に説明します。

目次

英検4級リスニングのコツ|押さえるべき5つ

英検4級のリスニングで、知っているかどうかだけで得点が変わるポイントを先にまとめます。詳しい形式や練習メニューは、この後のセクションで解説します。

  • イラストを放送前に見ておく:登場人物・場所・持ち物を先に把握しておくと、聞くべき情報が絞れる
  • 疑問詞(What / Where / When / Who / How)を聞き逃さない:ここを取れれば選択肢は絞れる
  • 選択肢は「差分」だけ先読みする:全文を読もうとすると放送に間に合わない。選択肢どうしで違っている語だけに印をつける
  • 数字・曜日・場所・固有名詞は必ずメモ:記憶に頼らない。設問で問われる頻度が高い
  • 迷った問題は捨てて次へ:1問に固執すると次の設問まで落とす。リスニングは戻れない

ただし前提として、コツは「音が聞こえている」人にしか効きません。放送が速すぎて何も頭に残らない状態であれば、先に音の土台を作る必要があります(英語が聞き取れない原因|音声変化10種類)。

英検4級リスニングの試験形式(英検公式サイトで確認済み)

まず形式を正確に押さえましょう。以下は英検公式サイトで確認できた内容です。

大問形式問題数放送回数
第1部会話の最後の発話への応答を選ぶ(イラスト付き)10問2回
第2部会話の内容に合うものを選ぶ10問2回
第3部短い文の内容に合うものを選ぶ10問2回
  • リスニング全体の時間は約30分、筆記(リーディング)は35分です。
  • すべての問題が2回放送されます。 これは4級の大きな特徴で、後述する「先読み」との組み合わせで正答率を大きく上げられます。

合格に必要なスコアの考え方

英検の合否は素点(正解数)そのままではなく、CSEスコアという共通のものさしに換算して判定されます。4級は各技能の満点が500点、一次試験はリーディングとリスニングの2技能合計1000点満点で、合格基準スコアは622点です。4級に二次試験(面接)はなく、スピーキングテストは任意受験で級の合否には関係しません(約4分・公式サイトで確認)。

素点からCSEスコアへの換算は回ごとに調整されるため、「何問正解すれば合格」という公式発表はありません。ただ、リーディングとリスニングは同じ500点満点ですから、リスニングを苦手なまま放置すると合格がぐっと遠のくことは確かです。スコアの仕組みや級ごとの合格ラインは、英検の合格点・合格ライン早見表の記事で詳しく解説しています。

「聞き取れない」原因は3つに分解できる

「リスニングが苦手」とひとことで言っても、原因は人によって違います。私たちが指導の現場で見てきた限り、つまずきは次の3つのどれか(または組み合わせ)です。

原因1:音がつながって聞こえない(音声知覚)

“get up” が「ゲラップ」のように聞こえて、知っている単語なのに気づけないパターンです。スクリプト(放送文の台本)を読めば意味が分かるのに、耳で聞くと分からないなら、原因はここです。

原因2:そもそも単語を知らない(語彙)

スクリプトを読んでも意味が分からない場合は、リスニング以前に単語力の問題です。4級は身近な話題(家族・学校・買い物・週末の予定など)が中心なので、頻出単語を固めるだけで聞こえ方が変わります。語彙とリーディングの対策は英検4級リーディング対策の記事にまとめています。

原因3:意味を考えているうちに次が始まる(処理速度)

単語も音も分かるのに、日本語に訳しながら聞いていて追いつかなくなるパターンです。1回目の放送で半分くらいしか処理できない場合はここが原因で、英語の語順のまま理解する練習が必要です。

自己診断のやり方:過去問を1回分解いたあと、間違えた問題のスクリプトを読んでください。「読めば分かる→原因1」「読んでも分からない→原因2」「読めば分かるが放送中は間に合わなかった→原因3」と切り分けられます。

得点を底上げする「先読み」戦術

先読みとは、放送が始まる前や問題と問題の間の数秒で、イラストや選択肢に先に目を通しておくことです。何が問われるかを予想してから聞くのと、何も知らずに聞くのとでは、同じ英語力でも正答率が変わります。

第1部:イラストから場面を予想する

第1部にはイラストが付いています。放送前にイラストを見て、「お店での会話かな」「登場人物は2人だな」と場面を予想しておきましょう。誰が何をしている絵かをつかんでおくだけで、会話の内容がぐっと聞き取りやすくなります。

第2部・第3部:選択肢の共通点と違いを見る

選択肢を先に読み、共通している言葉(話題のヒント)と違っている部分(聞き取るべきポイント)を確認します。たとえば選択肢がすべて時刻なら「いつ?」が問われると分かるので、数字に集中して聞けばよいわけです。

2回放送の使い分け:1回目で決めて、2回目で確かめる

4級は全問2回放送なので、1回目で答えの見当をつけ、2回目は確認に使うのが基本です。1回目で聞き逃しても慌てる必要はありません。「2回目でここだけ聞き取る」とポイントを絞れるのは、先読みで質問の狙いをつかんでいるからこそです。答えが決まったらすぐマークし、余った時間で次の問題の選択肢を先読みする——このサイクルを過去問演習のときから体に染み込ませてください。

毎日の練習メニュー(1日15分・4週間)

リスニングは一夜漬けが効かない代わりに、短時間でも毎日続ければ確実に伸びます。原因別の重点を添えた標準メニューがこちらです。

時間メニュー主に効く原因
5分過去問1パート分(10問)を解く全体
5分間違えた問題のスクリプトを見ながら音声を聞き直す原因1(音)
3分スクリプトを声に出して音声にかぶせて読む(オーバーラッピング)原因1・3
2分知らなかった単語をノートに書き出して音読原因2(語彙)
  • 原因1(音)が強い人は、オーバーラッピングを5分に増やしてください。自分で発音できる音は聞き取れるようになります。
  • 原因2(語彙)が強い人は、最初の1〜2週間は単語学習を10分に増やし、過去問は週末だけでも構いません。
  • 原因3(速さ)が強い人は、スクリプトを前から順に、日本語に訳さず意味のかたまりごとに理解する練習を加えましょう。

この15分×4週間で過去問3〜4回分に触れられます。試験の前週は、本番と同じように第1部から第3部まで約30分通しで解く日を1〜2回つくってください。

当日の流れとつまずき対処

1. 筆記35分のペース配分を決めておく:筆記を時間内に終えられないとリスニングの心の余裕がなくなります。過去問演習の段階から筆記35分+リスニング約30分の通し練習をしておきましょう。 2. リスニングの説明放送中に第1部のイラストを先読み:形式説明は練習で分かっているはずなので、その時間を先読みに使います。 3. 1問引きずらない:聞き逃した問題はいったん手放し、次の問題の先読みに切り替えます。1問への未練が次の2問を失う、というのがいちばん多い失点パターンです。

なお、イエナアカデミーの英検対策は、全員が英検1級を持つバイリンガル講師が担当し、独自の予想問題集を使って本番形式での先読み練習を繰り返します。「音は聞こえるのに意味が追いつかない」タイプのつまずきは独学では自覚しにくいので、原因の切り分けだけでもプロの目を通す価値があります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 英検4級のリスニングは何問正解すれば合格ですか?

A. 英検はCSEスコア制のため、「何問で合格」という基準は公式に発表されていません。素点からの換算は回ごとに調整されます。あくまで私見ですが、変動を踏まえても、リーディング・リスニングの両方で安定して7割前後を狙える状態にしておくと安心して本番に臨めます。

Q2. 音声は本当に全部2回流れますか?

A. はい。英検公式サイトで確認したとおり、4級のリスニングは第1部〜第3部のすべてが2回放送されます。1回目で答えの見当をつけ、2回目で確認する使い分けが有効です。

Q3. 聞き流しだけで伸びますか?

A. 意味の分からない英語を聞き流すだけでは効果は限定的です。スクリプトで意味を確認したうえで聞き直し、声に出して読む練習を組み合わせることをおすすめします。

Q4. スピーキングテストは受けないと不合格になりますか?

A. なりません。4級のスピーキングテストは任意受験で、級の合否とは無関係に単独で判定されます(英検公式サイトで確認)。

Q5. 5級と比べて何が難しくなりますか?

A. 会話や文が長くなり、話題も過去や未来の予定などに広がります。ただし全問2回放送という条件は変わらないので、先読みの型を身につければ対応できます。

まとめ:先読みの型+原因別15分練習で、リスニングを得点源に

  • 英検4級のリスニングは3部構成・計30問・全問2回放送(公式確認済み)。
  • 放送前に選択肢とイラストを見る「先読み」で、聞くべきポイントを絞る。
  • 「聞き取れない」は〈音〉〈単語〉〈速さ〉に切り分け、毎日15分のメニューで原因に効く練習を。

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出典

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。


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